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「ワクワクするゲーム」を作る自由研究プロジェクト

「自由研究ってなんのためにするんだろう?」
母親8年生がふと感じた疑問です。

なぜこんなことを考えあぐねているのか。
それは我が子へかける言葉見つからないからです。
8月の上旬出かけ先の施設にて
長男はコリントゲームを作るワークショップに参加しました。

そこで形はできていたので、ある意味完成はしていたのです。
でもこのままだと作ってそのまま。

色も塗っていないので無味乾燥で面白みがない。
見本と同じようにする必要はないけれど、
支えとなる背後のボードの位置がよくないのでレバーが引きづらく
遊びとしても楽しめない。
とにかく手を加えた感じが全くないんです。

それがこれ↓



私の目から見れば明らかな未完成品でした。
でも本人的には形はできているので「もうできている」らしい。

形は出来ているのなら完成とも言える。
でもこれでいいとはやっぱり思えない。

私の中では賞を取らせることは目的ではありません。
それはがんばった結果が素晴らしければ後から付いてくるもので、
賞のために作品を作るというのは、本人が望むならまだしも親がどういういうのは嫌だ。

それからよくある保護者が明らかに主導権を持ちすぎて、
「これ子どもが本当に作ったの?」と目を疑いたくなるような類のものも
私の目指すところではありません。

あくまで長男の自由研究だから、彼主体であってほしい。

そう思って委ねた結果がこれです。
(もう一度だす意地悪さ。)

でーん!


「これがおかしい、これがもっとこうだ〜」と
私の価値観を押し付けて彼を動かすのもなんか違う。
第一そんな言葉で実は頑固な彼が動かないのは自明の理ですから。


一体全体、なんで自由研究ってあるんだろうね!
それで冒頭の質問に行き着くわけです。


そんな時に長男がふと
「これだと確かにワクワクしないよな」と一言。

いい気づきだなと感じたので聞いてみました。

私「じゃあどんなゲームだったらわくわくするの?」
長男「うーんともっとカラフルなのかな、スプラトゥーンみたいな!」

この瞬間霧がさっと晴れた気がした。
「ワクワクするコリントゲーム」これをゴールにすればいいんだ。

というわけで改良が始まった。

「カラフルにするんなら色を塗らないとね。」

最初は仕事の片手間でそう促した。
彼はまだそこまでやる気ではなかったらしい、いや
もしかしたらやり方がわからなかったのかもしれない。

「色塗ったで」と持ってきたのはこれ。


うーん、雑だ。きちゃない。
急いで作ったやっつけ仕事の感じが抜けない。
そして50点には永遠に入らない気がする。

どうしようと思いながら
「これでワクワクする?OK?」と聞いた。

彼は「うーん、終わっても良いけど。…でももう色々貼ってるから上から塗れないねん。」と歯切れが悪い。

そうだよね。
一度作ったものの上に色を塗るのは難しいよね。
でも彼なりにきっと考えはあるんです。
「げきむずゲーム」って名前も考えているし、
色分けのルールもあるように見える。
ただそのレベルを高める方法がわからないだけ。

こうなれば親の出番です。
私も本気になる!

・全部一旦貼ってあるダンボールを剥がすこと。

・点数ごとに色分けするというのはすでに長男の方向性で決まっているようなのでそれを尊重する。ただし色は綺麗に塗るようにアドバイス。

・「げきむずゲーム」は100点に入りにくいという理由でこういうネーミングになっているらしい。
なのに現状では一番入りやすくなっているので、ダンボールの位置を調整すること。

他にも明らかに入らない点数の箇所が多かったので一緒にダンボールの微調整をしました。ユーザーテストってやつですね。

完成したのがこれ。

レバーが引きやすいように下に木の台をつけたのは夫のアイデア。




ちゃんといろんなところを狙えるし100点は入りにくい。
ユーザビリティも格段に向上しました。

次男と早速取り合いが始まるほど遊んで楽しいゲームになりました。
「ワクワクして遊びたくなるゲーム」にうまく着地できたと思ってます。


なんだよ、結局家族総出じゃないか!
必死じゃないか!

と自分でツッコミたくなるものの、
私たち親は改善の段階でアイデアや手伝いはした。
でも企画や主に手を動かしたのは長男。
がんばりましたで賞をあげたい。

やり終えて思ったこと。
「自由研究はプロジェクト遂行能力を高めるためのものだ!」
これが私の思う自由研究の意義です。

何かを企て、作る。
改善してよりいいものにする。
そこにはゴールが必要で今回ならば「ワクワクするゲーム」がこれに当たる。
これってつまりはコンセプト。

全行程を一人で抱える必要はなく、親が一緒にするのもよし。
年齢が小さいうちや、やろうとしていることが難しいなら一人でやるのなんて到底無理だもの。

むしろ自分一人でやるというより、どういうところを誰に手伝って貰えばいいのか。こういうことを考えて人と協力してものを作り上げる練習って面白いよね。ほらこれって立派なプロジェクト!


また来年も企てて一緒になにか作ろう。
そうやってプロジェクトをゴールまで持っていく練習をしよう。
どうせやるなら楽しくてワクワクするものを本気で作ろう。

親にとっても憂鬱でめんどくさい自由研究への見方が、
ちょっと変わった夏でした。

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浜田 綾(コトバノ):ライター
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浜田 綾

ライター、編集者。企業で10年ビジネス文書の作成→2017年開業、屋号は「コトバノ」。 箕輪編集室 の電子書籍『嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議』編集リーダー、 前田デザイン室 『マエボン』『NASU本 前田高志のデザイン』編集長。日本一のオンラインサロン編集者を目指す。

コメント1件

コメントありがとうございます^^
横取りするお母さん!そうだったのですね。
何がベストで何が理想か?それを探りながらの自由研究でした。
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