ライターだからこそ、デザインも意識した方がいい。

ライターならもちろん、そうでなくてもnoteやブログを書く人ならば、日々「もっと上手く書けるようになりたいな」と思っていませんか?

どうしたら読みやすいか?
どうしたら読んでもらえるか?
どうしたら自分が伝えたい意図が正しく伝わるか?

私は、毎日考えています。


記事は文章だけでできているわけではない。

文章が上手くなりたいなら、ライティングの技術を学ぶというのは、大正解です。ただ、そこに「デザイン」をプラスアルファで意識するともっと読みやすい記事になると私は考えています。

記事はテキストだけでできているわけではありません。画像も大事な要素。また文字も、ただ並べればいいわけではない。ライターであれば文字で勝負したいところですし、そういう意気込みは大いに結構。ただ読む人の気持ちを考えたら記事は総合点で勝負です。総合的に伝わるものを目指すならデザインは外せません。


ライターは文字だけに頼る傾向がある!?

ライターって、こういう人が多いのではないでしょうか?

・文章を読むことが好き
・本が好き
・国語の成績がいい

私は国語の成績は普通でしたが、あとは当てはまります。何が言いたいのかと言うと、私を含むこういう人って、あまり工夫しなくても文字だけで文章が読めてしまう。行間が空いていようが、詰まっていようが、画像があろうとなかろうと読んでしまう。そもそも文字を読むことが好きで、比較的得意だから、書くときも文字のみで解決しがちではないでしょうか。私は完全にそうでした。

でも考えてみてください。読む人は、必ずしも文章を読むことが得意とは限らないのです。であれば、読み手の立場に立った工夫が必要です。大したことはしていませんが、ちょっとしたことでも記事は格段に読みやすくなります。以下私が意識していることを挙げてみます。


ちょっとデザインを意識するだけで読みやすさは変わる。

改行
意味のある場所で適度な改行
を入れます。行間の好みは人それぞれだから、正解はあってないようなもの。だからおすすめは、自分なりのお手本を見つけること。読んでいて「この人の記事の改行好きだわぁ」と思える人をまずは見つけてみてください。そしてその人がどんな時に改行しているかを分析し、まずは真似ればいいのです。

私はライターの古賀さんの改行の仕方が好きです。詰めるところは詰めて、大事なところでポンと改行するスタイルが気持ちいい。


画像
必要があれば入れましょう。「見出しの下に必ず1つ画像を入れましょう」説もありますが、私はケースバイケースでいいと思う。見出しの下に1つ入れる説の根拠は、目を休めるためだと言われています。でも仮に抽象的な言葉の見出しの場合、画像を探すのが難しいし、しっくりくるものがないなら、無理にいれなくていいと思うのです。

とはいえ、長い対談記事とかであれば、写真があった方が臨場感が伝わりますよね。

一方で、あえていれなくてもいい時もあると思うんですよ。絶賛バズり中のこちらのnote。

企画・ライティング・編集を担当しました。この記事の制作過程で、画像を入れるかどうか前田高志さんと話をする機会がありました。

例えば本文中に登場するロゴの画像って、あってもよさそうですよね。だけど話し合った結果、あえて画像は入れないことにしました。確かにロゴの画像も見て欲しい。だけどそれ以上に、この記事は前田さんの思考にじっくり触れてもらうことが目標でした。サムネイル画像を装丁にしているところにも表れていますが、この記事は本のイメージなので話に没入してもらうために、あえて画像を省いたのです。

画像は文字で伝えにくいもの、あったらより説明がつくものであれば、入れた方がもちろんいい。一方で「目を休めるため」とか「なんとなくあった方が見やすいだろう」という根拠なら、なくてもいいのではないでしょうか。


文字にも改行にも画像にも全てに意味があり、考え抜かれたものこそ伝わる記事だと私は考えます。

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