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私には、ライターの友達がいなかった。

ライターになって2年目くらいまで、ライターの友達がいませんでした。「いませんでした」って言うと「私って可哀想でしょ」風に聞こえるから違う。そうじゃなくて、最初は意識的に作っておらず、徐々に気持ちが変わってきたものの、セミナーを除いてライターが集う場所へ積極的に行くことはありませんでした。

理由は簡単。すぐ人と自分を比べて落ち込むから。

ある日突然ライターになり、勢いでフリーになったものだから、コンプレックスの塊でした。それはもう猛烈に。「これでいいのか?」「いや、このままではだめだ」と。少しでもスキルアップしたくて、文章術系の本はかなり読みましたし、ライティング系のセミナーにも参加しました。(もちろん交流会には、あえて参加しないスタイル。)



私は自分と他人の間にあまり境目がないので、自分と他人を切り離すことが難しいんです。常に「大勢の中にいる私」基準で考えてしまう。これはもう思考の癖のようなものなので、半ば諦めています。そういう私ですから、コンプレックスの塊状態でライターの集まりに飛び込むなんてもう……つらみオブつらみオブつらみ。親睦も懇親も交流もできず、ただ自己嫌悪するか嫉妬心を抱くに違いない。人を妬んだり自分を蔑んでいる時の自分はきっと醜く、自分でも取り扱いに困る猛獣のようであろうことは十分わかっていました。

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だから近づかなかった。「どんだけ自己肯定感が低いんジャー」と言いたくなりますが、それがライター2年目くらいまでの私です。



変わったのはプロジェクト型のオンラインサロンに入ってから。純粋にやりたいことだけを好きなだけやらせてもらえる場所は、経験不足の私にとって貴重でした。私の場合、人と比べてどうこうというより、経験を積み、できることが増えた時に自分を信じることができました。自分を信じる、これすなわち自信です。よく考えたら私は昔から競争が苦手で、誰かに憧れることはあっても、誰かに勝ちたいとかそういう理由で何かを頑張ろうとは思わないんです。むしろそういう状況は辛い。

やっと卑屈マインドから抜け出すことができたのですが、ふと気づいたら、私にはライターの友達がほとんどいませんでした。

ツラっ……。

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と言いたくなるけど「いやいや!あんたが避けてきたから、そりゃいないでしょうよ。何を今更」ですよね。わかっております。やっとライターさんと交流したり話をしたいって積極的に思えるようになりました。そんなこともあって、今年はセミナーやイベント活動を積極的にやっております。4月、7月にはこれまでの経験談をシェアする「キャリア0からライターになりました」の講座を東京大阪で開催。9月には、ついに文章術のセミナーも開催しました。講座やセミナーって、自分を追い込むのに最適なんです。やる前は「私でよいのか?」の気持ちでいっぱいになりますが、来てくれる人がいる以上、いいものを持って帰っていただくようにするのが誠意でありプロです。だから本気になれる。結果いいアウトプットができて自分の気づきになり、自分のコンテンツになる。


そして嬉しすぎる副産物が、他の方の目に留まること。「この人はライターで、こういうトークイベントをやる人なんだな」と人に認知されることです。そのおかげで、ライターさんのイベントに呼んでいただくことになりました。ライター、編集者の江角悠子さんが主宰されている「ライターお悩み相談室」第15回目のゲストとして参加します。先月その打ち合わせをかねて江角さんとランチしたのですが、まぁ楽しいこと楽しいこと。


同じ職業の方としゃべるって、こんなに楽しいですね(3年前の私に聞かせたい)。特に江角さんも私もお母さんライターなので、その辺の話も盛り上がりました。

「おせーんだよ!」と言われそうですが、今こそ私はライターの友達がもっと欲しいです。大事なことなのでもう一度言います。私はライターのお友達が欲しい。今こそライターさんと交流し、親睦をはかり、懇親を深めたい。


というわけで、関西圏のライターさんは10月23日開催のライター交流会へぜひ。残りあと1名のようです。相談室のみと、ランチを一緒に食べるプランもあるようですよ。


お会いできることを楽しみにしています!!

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