原辰介_スポーツマネジメント学会_

Fリーグ観戦を休日の楽しみにしたい

noteを始めた目的

皆さん、こんにちわ
日本フットサルリーグ・Fリーグの
ペスカドーラ町田に所属する原辰介です。
現在、Fリーガーとして選手活動をしながら、
法政大学院の修士課程でスポーツマネジメントの研究をしています。

研究領域は、「スポーツスポンサーシップ」
研究テーマは、「スポンサーシップ・アクティベーション」
大学院生として、
研究のブラッシュアップと、
自身の知見を広げるために日本や海外の論文を年間100本近く精読しています。

その中で、
興味深い理論や定義をFリーグに当てはめて
このnoteで、皆さんに分かりやすく、そして読みやすく
ご紹介できたらなと思います。

選手としてピッチの上だけではなく
大学院生として学術的視点からスポーツの魅力を伝えたいと思います!

研究内容については、今後お話できたらと思います。


ロベルト・カルロス 参戦!

今回はFリーグのロベカル参戦について
スポーツマネジメントの視点から考察したいと思います。

9/8(土)・9(日)のFリーグ第12・13節大阪ラウンドに
元サッカーブラジル代表のロベルト・カルロスが参戦します。
ロベルト・カルロス https://ja.wikipedia.org/wiki/ロベルト・カルロス
(Wikipedia参照)
今回のロベカル参戦をきっかけに、
普段Fリーグに親しみが少なかった、新規顧客の方々の集客が見込まれます。

今回の観戦をきっかけにライト層の観戦者に、
継続的にFリーグに足を運んでもらいたい!
そのためには、
競合に勝ち、観戦者の顧客満足を高めて、
休日の楽しみの選択肢の一つになる必要があります。

しかしながら、
僕たちFリーグのライバルは、
Jリーグや他のスポーツ観戦だけではありません。
映画やDisneylandといったスポーツ以外の娯楽も競合に含まれます。
映画鑑賞:大人1800円
Fリーグ観戦:大人2500円(ペスカドーラ町田の当日券)
少なくともFリーグ観戦に2500円以上の価値を観戦者に提供しなければなりません。


顧客満足って何をもって決まるか(理論を紹介)


図1:顧客満足(Brady & Cronin,2001;Ziethaml & Bitner,2003)

顧客満足の理論として代表的なモデルがあります。
これを『スポーツ観戦』に置き換えると、

赤:試合演出、スタジアム環境の整備、アクセス
青:選手のパフォーマンス、試合内容
緑:金銭的コスト(チケットや飲食)、非金銭的コスト(時間、労力)

観戦者は、上記の3点を総合的に判断して評価します。

僕たち選手は、青の部分の質を高める必要があり、
同時に、
赤と緑の部分を適宜顧客ニーズに合わせて充足する必要があります。




図2:スポーツプロダクトの概念

スポーツプロダクトとは、中核的製品であるコアプロダクトと、周辺的なカスタマーサービスとしてのスポーツサービスがある(Yoshida and James,2010)

コアプロダクト=選手のパフォーマンス、試合展開
周辺的なサービス=試合会場イベント、スタジアムの雰囲気、試合演出など


Fリーグというプロダクトの価値を高めるには

Fリーグにおける
コアプロダクト=ロベカル&Fリーガーのプレー、エキサイティングな試合内容
周辺的なサービス=エンターテインメント性のある試合演出、アリーナの雰囲気、スタジアムグルメ等

この両方の価値を高めることで
観戦者の満足度チームへの愛着心
強めることにつながると言えるでしょう。

品質のコントロールが難しいコアプロダクト。
・もしかしたら、応援しているチームが負けるかもしれない。
・好きな選手の調子が悪いかもしれない。
・ロベカルのフリーキックが見られない可能性だってある。
etc

上記のような懸念が生まれた時、
周辺的なサービスといった、
コアプロダクトとは異なる側面を充足して、
Fリーグ観戦というプロダクトの価値
観戦満足度を高める必要があるのです。

今後、この周辺的なサービスの施策についてご紹介したいと思います。

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