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2021.7.31

“この一節を書き始めるまで”という一節を書き始めるまで、青いカーソルが点滅するのを暫く見ていた。その青のテンポは呼吸よりも少し早く、見続けていたら息が乱れた。言いたいことがあって開いたわけだけど、何から書けばいいのやら。たぶん感謝なんだけど、感謝ばかりはやめたいと思っている。思っているけど、生きてる以上、てめぇ一人では到底生きていけない。大人にはならないっつったってそれとこれとは別の話。ソロやいくつかのバンドを経て今はReptilian humanoid'sというバンドをやっている。誰が為の音楽、言葉なのかわからなくなる時もある。抜粋してSNSに拡散されるような“グッとくる一節”などの言葉も用意されてない…かもしれない。(当の俺たちにそんなつもりはない)。バンド名も読みにくい。覚え難い。「なんて言うバンドやってるの?」って聞かれた時に言うのめんどくさいバンド名、第一位。間違えられた時に訂正するのめんどくさいバンド名第二位。(いや、一位気になる)

mabutaと一緒に周ったPrehistoricツアーが俺たちにとっての初のツアー。蓋を開けてみたら5人のベーシストをサポートに迎えながら何とかやりきったツアーだった。メンバーのオゼキと弱音で会話をしたことはないが、振り返ってみると良くやったなと今になって思う。今はノリさんにサポートして(もはやメンバーのように)もらいながら、ギターのタカヤが加入、とても良い状態でワンマンを迎え、終えた。今の俺らなら、また彼らと一緒になにかできるんじゃないかなと、思うよ。

自分の中にある大切なものにフォーカスしながら、誰かのために生きるのも悪くない。誰が為の音楽も悪くない。ずいぶんラフになって、最近の俺には調子がいい。

ソロでもバンドでも歌をうたう者の以上、いろんな人たちのことを考える。いろんな人たちのことを思うとどうしても感謝に行き着いてしまう。カタチを変えても、変わってしまっても、ずっと俺の曲と歌とバンドを好きで居続けてくれる人たちがいる。

そんな人たちの「想い」に触れて、込み上げるものがあって、今コレを書いています。

ほんとにありがとう。



Reptilian humanoid's
Jul.31,2021 NineSpices Shinjuku
「encore」one-man live.

01. レディアクション
02. 春をみたよ
03. control
04. no vacation
05. No title(新曲)
06. COERCE
07. Prehistoric
08. blue hour
09. Carnival
10. レインノイズギーグ
11. pump and dump
12. Yawn
13. youthful
14. Mayday
15. ワンスインナムーン



そして、今日から8月。ladderladderおめでとう。みんなおめでとう。みんなのものだよ。いつもありがとう。みんなのために俺はここで頑張るよ。それぞれのステージで闘い続けて。ここで会いましょう。会えなくなったら逢いましょう。軌跡が奇跡だよ。生きてここに立つ。明日も歌うわ。みんなありがとう。

photo by miku


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