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ホアン・アルデレッテ(ヘイロー・オービット/ザ・マーズ・ヴォルタ/ヴァットゥ・ニグロ etc...)インタビュー


多くのアーティストが、特定のジャンルに集中して自らの音楽表現を極めていくスタイルをとる一方、ジャンルを超越した地平で楽器の演奏スキルにひたすら磨きをかけるタイプのミュージシャンというのもいて、このホアン・アルデレッテというベーシストは後者の代表格と言えるだろう。レーサーXでポール・ギルバート(ミスター・ビッグ)とバカテク合戦を繰り広げていたことや、マーズ・ヴォルタでの活躍が有名だろうが、彼自身が最も親しんでいる音楽はヒップホップなのだという。というか、Dr.オクタゴンの名作『Dr. Octagonecologyst』にも参加していたなんて知らなかった。ちなみに現在ホアンはツイギー・ラミレスの穴を埋める形でマリリン・マンソンのツアーで弾いている。
以下のインタビューは、ご存知バッファロー・ドーターのシュガー吉永さん、デヴィッド・ボウイのラスト・アルバムでも大活躍したマーク・ジュリアナと組んだスーパー・トリオ=ヘイロー・オービットの東京公演(2017年2月23日)の楽屋にてライヴ直前に行なわれたもので、とても興味深い内容になっていると思う。なお、ホアンのインスタグラムも非常に面白くて、エフェクター道を追求する「Pedals and Effects」関連のもの、日本食グルメ、飼い猫、最近はツアー先でのサイクリングの様子などがアップされていて楽しいので、ぜひチェックしてみてください。

通訳:原口美穂  翻訳:片岡さと美


--昨日は広島でライヴを行なったわけですが、感想を聞かせてください。

ホアン「素晴らしかったよ。ショウも最高だったけど、滞在そのものがとにかく楽しくてね。バンドみんなで出かけて、美術館にも行ったよ。広島の歴史がわかるコーナーがあって、そいつを観に行ったんだ。もちろんショウも最高だった」

--東京と大阪に加え、広島でライヴをやることにした理由は?

ホアン「そりゃシュガーのおかげさ! 彼女は広島でプレイしたことがあるから、クラブクアトロの経営者を紹介してくれてね。みんな本当に親切で、ぜひ広島でやってほしいと言ってくれたんだ。俺は、レーサーXでもマーズ・ヴォルタでも、広島でプレイしたことが1度もなくて、カミさんも行ったことがなかったんだよ。彼女はタワーレコードで働いてた頃、日本のあちこちをしょっちゅう回ってたのに、広島には行ったことがなかったらしい。マークも広島は初めてだった。行ったことがない土地を訪ねるのはいつだって楽しいし、だから昨日も本当にいい時間を過ごせたよ」

--ヘイロー・オービットとしてのライヴはLAに次いで広島が2度目になりますよね。完成させたアルバムを、あらためて人前で演奏してみて手応えは?

ホアン「最高だったよ。LAのLow End Theoryってクラブでやった時は、もっと演奏しやすくてハイエナジーな曲をやったんだけど、昨日のセットではハイエナジーなだけじゃなく、ムーディでダークな曲も入れて、とにかくLAとはかなり違った、色んな雰囲気が満載の内容だったんだ」

--今夜のショウも楽しみです。ちなみに、マーズ・ヴォルタとヘイロー・オービットのライヴでは、どういった点が違うと感じていますか?

ホアン「マーズ・ヴォルタのライヴでは、なんていうか、セドリック(・ビクスラー・ザヴァラ)次第なところがあって。セドリックがシンガーとして、これはイケると思ったことを俺たちもやってるって感じだったんだ。つまりセドリックがセットリストの候補曲を見て、その日の声の調子だったり気力だったりによって、これは今日はやりたくない、今夜はこれだと決めていくんだ。一方、ヘイロー・オービットではメンバー全員がリストにある曲を全部やりたいといつも思っているから、どの曲をやることになっても愉快で面白くてクールなサウンドが出せる自信があるわけ。そこがマーズ・ヴォルタとのいちばんの違いだね。シュガーもマークも何でも対応可能だから、こっちもすごくやりやすいんだ」

--今回のライヴで初めて試したことなどはありますか?

ホアン「そりゃもう、山ほどあるよ。当然インプロ部分は新しいことだらけで、自分でも何やってるかわからないまま、その時々の流れでやってるわけだし。だからそう、初めてづくしだったね。昨日アンコールの最後にやったヴァットウ・ニグロの曲、あれは(2010年の)フジロックでも演奏した曲で、あともう1曲やりたいなって流れになった時に、だったらフジでやったヴァットゥ・ニグロのあの曲がいいんじゃないかと思いついてさ。アンコールであの曲をプレイできてよかったよ」

--フジロックでのヴァットゥ・ニグロは、僕も興味深く拝見しました。

ホアン「その曲は、めちゃくちゃスローなナンバーで、確かフジじゃ3曲目くらいにやったんじゃなかったかな。ベースで始まって最初は超スローでムーディなんだけど、途中からすごくへヴィなサウンドに変わっていくんだ。で、そいつを昨夜もやったわけ(笑)。今日もやるんじゃないかな。でも、マークも自分のバンドの曲を持ってるから、そっちをやるかもしれないし、あるいはまったく違う曲をやるか……その時の状況次第だ。でも、それがこのバンドのいいところで、いい演奏さえできれば、誰のどの曲かなんて関係ないと思ってるんだ」

--オマー・ロドリゲス・ロペスやディアントニ・パークスとやる時とは、かなり違うんですね。

ホアン「うん。オマーとディアントニとやる時は、ディアントニがエネルギー源になってショウ全体をどんどんプッシュしていくんだ。でも、ヘイロー・オービットじゃ3人それぞれが違った場面でエネルギー源になってる、そこが大きな違いだと思うよ。オマーとディアントニと俺の3人でやる時はディアントニが常に先導役。ヘイロー・オービットの場合は、マークがその役を務めることもあれば、俺の時もあるし、シュガーがやることもあると」

--それにしても、あなたは実にジャンルレスなベーシストだと思うのですが、自らの精神的な芯となっているようなジャンルは何になるのでしょうか?

ホアン「難しい質問だな。俺が他のどの音楽よりもよく聴いてるのはヒップホップだよ。でも、だからといって、これまでずっとヒップホップをプレイしてきたとは必ずしも言えない――実際、まったくそうじゃなかった。でも、実はこのジャパン・ツアーの後、アメリカに戻ったらヒップホップでツアーをやることになってる。嬉しいことに、以前よりヒップホップをやる機会がウンと増えているんだよ。とにかくヒップホップが大好きなんだ。ベース主体の音楽だからというのもあるんだろうけど、弾いてて楽しいんだよね。ベースラインが曲の原動力になってるから、弾くのが楽しくてしょうがない。うーん、それにしても難しい質問だな(笑)。選ぶなんて無理だよ。このジャンルだ!って言った途端に後悔しそうだし。だからちょっと答えられないな……何とも言えないし、選ぶのは酷だ(笑)」

--ヒップホップって、楽器が無くても成り立つような音楽なのに、あなたみたいなテクニカルなベーシストが惹かれるというのはとても面白いですね。

ホアン「俺がいっしょにやってるヒップホップの連中の多くは本物のベースを求めてるし、俺のベースのサウンドは常にトラディショナルってわけじゃなく、まったく異質な音を鳴らすこともあるからね。とてもオールドスタイルなベースを弾くこともあるし、それはそれでファンキーな音楽にはピッタリだけど、そいつにエフェクトをかけると途端にファンカデリックに変身したり、さらに別のエフェクトを足すことで次はエレクトロニックに変わったりする。とにかく色んなサウンドの引き出しを持ってるっていうのが、ヒップホップの連中には魅力的に映るらしくてさ。あのベース・サウンドがいい! あのサウンドを入れてくれ!って、どんどんリクエストしてくるんだ。特に最近、ヒップホップ・アーティストとレコーディングする度に、色んなサウンドを求められるようになったよ。みんな新しいサウンドを求めてるから、俺が色んな音を聞かせてやると、そんな音初めて聴いたって飛びついてくるわけ。確かにキーボードでもベースの音は出せるけど、みんな同じプログラムやシンセサイザーを使ってるから、俺が弾くような音は絶対に出せない。別に俺がグレイトなベーシストだとか言ってるんじゃなくて、ただ時間をたっぷりかけて音作りをしてるってことなんだ。何時間も踏ん張ったからこそモノにできた音なんだよ」

--なるほど。アメリカに帰ったらツアーを開始するヒップホップのアクトというのは、Dr.オクタゴンですよね?

ホアン「ああ、プロデューサーのダン・ジ・オートメーターとは90年代初頭に友達になった。彼の実家には屋根裏部屋があって、家に遊びに行く度に小さい階段を上っていって、そこでレコーディングしてたんだ。あいつ、その頃はまだ誰も持ってなかったデジタル・レコーダーを持っててさ。初代のデジタル・レコーダーで、まだ2トラックしか対応してなかったけど、俺がベースを弾くとあいつがそれをサンプリングしてレコードに収めてたんだ。だからDr.オクタゴンのファースト・レコードにも俺のベースラインが幾つか入ってる。そして、去年やっと完成して今年発表する予定の新作(※2018年にリリースされた『Moosebumps: An Exploration Into Modern Day Horripilation』)でも俺がベースを弾いてるし、ツアーは来週スタートするんだ。フェスも幾つか出ることになってて、できれば日本にも来たいと思ってる。というのも、俺が関わってたもうひとつのヒップホップ・グループ=デルトロン3030は未だ日本でライヴをやったことがなくて……要はお呼びがかかったことがなくてね。だから、ぜひDr.オクタゴンで日本に来たいと思ってるんだ。史上最高のターンテーブリストであるDJキューバート、ラッパーのクール・キース、ジ・オートメーター、それにべースの俺っていうのが基本的なラインナップで、あとジ・オートメーターのアシスタントもキーボードとドラムでちょっとだけ参加してる。このプロジェクトもすごく楽しみにしてるよ」

--アルバムのリリース前にツアーを始めるんですね。

ホアン「ああ、先に何回かショウをやってからアルバムをリリースして、その後も来年に向けてツアーを続けることにしてる」

--それは楽しみです。ぜひ日本にも来てください。

ホアン「うん、俺たちもホントそう願ってるよ。広島にはまた絶対に来たいしね。昨日食ったお好み焼きがもうサイコーでさ、ほら(とスマホで撮った写真を見せる)」

--お好み焼きなら、東京でもどこでも食べられると思うんですが(笑)。

ホアン「でもこういうのはないだろ?」

--確かに広島風ですね。

ホアン「そうそうそう! で、カウンターの向こう側に立たせてもらって、写真を撮ったんだ。これがお店のオーナーで、みんな店のロゴが入ったシャツまでもらっちゃってね。今日さっそくライヴで着ないとな。店員が着てるのを見て、そのシャツほしいなって言ったら、最初は無いとか言ってたのに、いつもまにかメンバー全員の分を揃えてくれてたんだ。確か後でフォト・セッションもやるから、その時も着なくちゃ」

--(笑)バンドカラーと同じ、赤ですしね。

ホアン「ああ。今夜は居酒屋に行くけど、たぶん明日また大阪に行ったら、今度は大阪のお好み焼きを食べることになると思う。色んなキッズがインスタで、大阪のお好み焼きがベストだって教えてくれたからさ。でもどうかなあ、昨日のはマジ今までで最高に美味かったんだ。昔、レーサーXとして日本に来た時、ウドーさんに大阪のお好み焼きレストランに連れてってもらって、しかも貸し切り状態で超高価なお好み焼きを食わせてもらったことがあるんだけどさ。まあ確かに美味かったよ……でも、やっぱり昨日の広島焼きのほうが全然イケてたね」

--奥様が日本人ということもあるんでしょうけど、あなたのインスタグラムを見ていると、しょっちゅう美味しそうな日本食の写真がアップされていてビックリします。ちなみに、過去いちばん感動した日本食は?

ホアン「うーん! またまた難しいこと訊くなあ。もちろんスシは大好物で、俺が好きなネタってコハダとかイワシとかサバとかなんだ。あと、すごく美味い蕎麦も格別だね。冷たい蕎麦が特に好きだ、もちろん温かい蕎麦も好きだよ。一度、魚が入ったあったかい蕎麦を食べたことがあって……サバじゃなく他の魚で、このくらいの大きさの白身の魚だった」

--ニシン蕎麦ですかね。

ホアン「ああ、多分そうだ。あれもすごく気に入った。でも……うーん、難しいな。日本食はどれも好きだから……日本の伝統的な朝食も大好きだしね。味噌汁は毎朝飲んでるよ。そういえば、デルトロン3030のギター・プレイヤーのタカは東京出身なんだけど、あいつがジ・オートメーターと出会ったのが寿司屋で職人をやってた時でね。それで、《髪が長いけど音楽好きだったりするの?》、《ええ、ギター弾いてます》、《じゃあ、このバンドに入らないか?》って流れになって、それでデルトロン3030に参加することが決まったんだって。だからツアー中も、毎朝バスの中でタカが味噌汁を作ってくれるし、あと白飯も炊いてくれて、それがまたサイコーに美味いんだな……正直うちのカミさんより炊くのが上手かも(笑)。キムチも手作りだし、ここは日本料理屋かと思うような匂いがバスの車内に漂って、最高のツアーだったね。キムチも韓国で食べるのとは違う、日本のキムチの味でさ。本場のキムチみたいに酸っぱすぎたり辛すぎたりせず、俺はそっちのほうが好きなんだ」

--わかりました。ところで、僕はビッグ・サーの『ビフォー・ガーデンズ・アフター・ガーデンズ』というアルバムが非常に気に入っていまして、日本盤のライナーも書かせてもらったんです。

ホアン「そうなの? サンキュー!」

--この作品はミック・カーンに捧げられていて、フレットレス・ベースも弾いているのでまたビックリしたんですが、これも他のバンドとまったく違うタイプの音楽ですよね。

ホアン「ヘイロー・オービットでは、シュガーもマークも俺も全員で曲を書いてるけど、ビッグ・サーじゃ俺が全部やってるんだ。ヴォーカル部分はリサ(・パピヌー)が書いていて、バックトラックは俺がすべて作ってる。だからプレイも違ってるし、実際ベースの分量も少ないんじゃないかな。ビッグ・サーじゃソングライターをメインでやろうとしてるというか」

--クレジットを見ると、他にもデヴィッド・シムズ(ジーザス・リザード)やジョナサン・ヒシュケ(ドット・ハッカー)といったベーシストが参加しているようですが、彼らはどんなことをしたんですか?

ホアン「デヴィッドは、1曲でベースをオーヴァ―ダブしてくれた。彼は俺が大好きなベース・プレイヤーの1人だし、ジーザス・リザードも大好きなバンドだから、参加してもらえて本当にラッキーだったよ。素晴らしいベース・プレイヤーだ」

--これまた、まったく違うジャンルの人だと思うのですが、どういうところでつながりができたのでしょう。

ホアン「実はヴァットウ・ニグロとしてLAでショウをやった時、デヴィッド・シムズが1人でやってるベース・プロジェクト(※Unfact)がオープニング・アクトを務めてくれたんだ。まずデヴィッドがやって、その次がザ・ロカストっていうバンドのメンバーによるデュオ(※Skinwalker)、そしてトリがヴァットウ・ニグロっていうラインナップだったな。俺はデヴィッドの大ファンだったんで、レコーディングに参加してもらえないかな?って頼んでみたら、もちろん!って言ってもらえて、最高に嬉しかったよ」

--わかりました。さて、ヘイロー・オービットの次には、どういうことをやろうと考えていますか?

ホアン「今やってるプロジェクトは、俺とマーズ・ヴォルタのサキソフォン・プレイヤー(※エイドリアン・テラサス・ゴンザレス)、それにピアノやドラムが若干という編成で、全体的にもっとジャズっぽい音にするつもりなんだ。でも単にリリースすりゃいいっていうんじゃなく、ちゃんと聴けるクオリティのものにまで仕上げるつもりさ。自分にとってタイムレスな作品に仕上がってなきゃ世に出したくない――言いたいこと、わかるかな。俺は、5年〜10年後に聴いてもまだいいレコードだと思えるような作品を作りたいんだよ。ビッグ・サーのファーストなんかもそうで、今聴いても全然古くないし、いいレコードだと思えるんだよね。だから次の作品もお楽しみに」

--ちなみにマーズ・ヴォルタの再結成を望む人はたくさんいいますが、あなたとしては、もうあまりやりたくない?

ホアン「あり得ないと言ってるわけじゃないんだ。ただ、ツアーはもうあんまりやりたくないね。ヒップホップのほうが遥かにツアーしやすいし、そもそもマーズ・ヴォルタは決して楽なバンドじゃなかったんだ。オマーにとってもセドリックにとっても、俺にとってもね。メンバー全員が苦労してたよ。仕事の量もストレスも半端なかったし、長期のツアーは無理だったんだ。一方、デルトロン3030じゃ3年いっしょにあちこち回ったけど、超やりやすくて楽しかったし、今回のヘイロー・オービットでのツアーも凄く楽しんでるし、Dr.オクタゴンのツアーも楽しめると思う。去年ジュリエット・ルイスとツアーした時も最高に楽しかったな。だから、楽に回れるツアーでないと困るわけ。もうストレスの多い仕事をこなす年齢でもなくなったし、そういうのは過去に十分やったから、これ以上はごめんだよ(笑)。ちなみに今は、ツアーの度に3つのことをやるようにしてるんだ――自転車で街に出て、コーヒーを探して、美味しそうな食べ物を探す。ツアー中はそのことで頭がいっぱいだから、どのツアーでも、食べる場所とコーヒーを飲む場所と自転車を借りる場所に関しては抜かりないよ(笑)」

--わかりました。ちなみにマーズ・ヴォルタでは、3人のスーパー・ドラマーと共演したわけですが、それぞれについての感想なども聞かせてもらえますか?

ホアン「実質的には4人だけどね。ジョン(・セオドア)が俺のお気に入りで、彼とはやりやすかったよ。ディアントニは多分いちばん斬新で、トマス(・プリジェン)が最も手強かったな。デイヴ・エリッチはやりやすかったけどレヴェル的には他の3人ほどじゃなかったと思う。確かに俺は、これまでドラマーにはずっと恵まれてきたね。B’zともこれまで2回ほどレコーディングしたけど、いつも凄腕のドラマーがいて、チリ・ペッパーズのチャド・スミスと共演できたときは最高に楽しかった。彼らはいつもいいドラマーを使ってるから、そんな感じでレコードを作る度にグレイトなドラマーと仕事させてもらえて、ホントにラッキーだと思うよ。スーパー・ラッキーだ(笑)」

--最近も稲葉さんのレコードに参加したんでしたっけ?

ホアン「ああ、1曲ね。彼らもちょうどツアーしてたんだよね? 俺も参加したかったけど、結局ジャミロクワイのベース・プレイヤーがオファーを受けたんだっけ。コーシさんのことは大好きだから、俺に話が来ることを願ってたのに。人間としてもシンガーとしても最高に素晴らしいし、文字通りのスターだよね。タカのことも大好きさ。俺が共演してきた中でもピカイチのミュージシャンだ。あと最近やったのは……君たちもよく知ってる連中で……えーと、なんて言ったかな……メンバーの1人がマスクをかぶってる超メジャーなバンド……あ、セカイノオワリだ! すごい人気なんだろ? こないだ連中とレコーディングしたばかりで、1トラックだけだったけど超イカしてたよ」


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