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人材育成に取り組む介護福祉士のあべちゃんの声 ~Essential Voice~


この記事の建て付け

人の声を普段からたくさん聞いているエッセンシャルワーカーのかたに、自分自身の声を聴いてほしい、いのちを生きる講座をエッセンシャルワーカーの方に届けたい!そんな思いから始めた

人のために働くエッセンシャルワーカーの想いを届けるためのX(Twitter)スペースの文字起こし📖

今回は、介護福祉施設で人材育成を行っているあべちゃんのお話を伺っていきます!

ゲストスピーカー

あべちゃん(安倍 有輝)
神奈川県小田原市の社会福祉法人で
人材育成部門の責任者を務める。
高齢福祉の分野で研修の企画運営や
講師、人材育成に関わる。


ミ:あべちゃんとはTHECOACHつながりなんですが、コーチングを学ぼうと思ったきっかけは何ですか?



あ:人材育成をしていて、研修の場で職員と会う中で、接点が点でしかないと感じる。研修の時しか会わないという環境で、相談を受けることもあるが、継続的な支援が難しいと感じていた。継続的支援ができないかなと思ったときに、コーチングにアンテナが立ち、学び始めた感じです。

ミ:コーチングが継続支援のきっかけになりそうと思ったのは何があったんだろう?


あ:職業柄人の話を聞くことが多かったり、いろんな感情を持ったり葛藤しやすい職業ということで、感情を大切に扱うということがTHECOACHのコーチングとマッチしているのかなと思った、実践したいと思った。



み:学ぶ前から、広い視野を持って学び始めたんだなと。また、課題感がどこにあるのか明確にされているのがすごいなと思いました。

(あべちゃんガッツポーズ!おちゃめ!)


ミ:職員だけでなく、もっと広い視野を持っていそうだなと感じた。
葛藤がなくなることでどうなりそうと思ったのかなと。


あ:人が生きて亡くなるところまで支える仕事だから、いろんなことが起きる。後悔も多かれ少なかれ感じることがある。
しっかり気持ちを昇華できればいいけど、感じきるまえに次の対応が目の前に来て、不完全な状態で蓄積されてしまうと思う。
しっかり向き合う時間が取れれば、支援する側がケアされるから、提供できるケアももっと良くなるのかなと。

また、やってみたいことがあっても、忙しくて踏み出せないことも多々あるから、背中を押したり支えたりしたいと思っている。



ミ:素敵。実際コーチングを学んでみて何が変わりましたか?


あ:自分自身のことで言えば、学んだりコーチングを受けたりすることで生きやすさを感じている。自由になるような、本来の自分に戻るような。
なんにでも前向きに取り組めるようになった。
そのためのビジョンをコーチと一緒に見つけられたのが大きい。
10月から組織の中でも社内コーチ制度を作った。まだ浸透はしていないが、申し込んでくれる人の話を聞くと、誰にも言えないことを抱えていたりしているのがわかり、始めてよかったと思っている。


ミ:気持ちを昇華するだけでなく、もっと効果がありそうだけど、何が起きているんだろう?


あ:感情を扱うのももちろんだけど、コーチが組織にいるということが、癒しの場というか、そんな風になっていくのかなと感じている。


ミ:それを感じてどう思っているの?


あ:率直にうれしい。何かあったとき、あの場がある、と思ってもらえたら。
野望があって、組織の中にコーチをもっと増やしたい。マッチングができるところまでできるといいな。
これは組織の中の話だけど、コーチングについては広く多くの人に体感してもらいたいなと思っている。


み:個人の感覚なんだけど、医療介護福祉業界のコーチング浸透率って低い印象があって。でもとても必要な領域だと思っているから、あべちゃんの活動から、業界にどんどん広がっていくんだろうなって思った。


あ:コーチングという言葉に触れることはあっても、しっかり学ぶ機会は少ないかもしれない。コーチングがどういったものか知らない方も多いし、ハードルが高く感じる人も多いと思う。気軽なものだよって、浸透していけばいいなと。


ミ:そのハードルの高さって何なんだろうね?


あ:まずコーチングって何かわからないよねって人が多いよね。あと、心の底から困ってないと受けてはいけないと思っている人も多そう。もっと気軽に、こうしたいけどできないなーくらいのことからでオッケーなんだよって伝えたい。


み:エッセンシャルワーカーってスタッフ同士のコミュニケーションや助け合いが大切だから、みんながそのような対話の意識を持てると変わりそうだよね、難しいところだけど。


あ:支援する人たち同士の対話がどれだけあるかってすごく大切。日々利用者様の状態が変わる中で、情報共有とかコミュニケーションをどれだけできるか、コーチングマインドというかどんな心持ちでできるかとか。時間や仕組みづくりは必要だと思っている。


ミ:これからの展望はある?


あ:みんなにコーチングマインドがあるといいよねということで、管理者向けにコーチングの学びの機会を設けたい。
今は職員のサポートでコーチングをやっているけど、人材育成にもどう組み込んでいくかを考えています。


ミ:マネジメント側と現場スタッフと、どちらからも支えていこうとしているんだなと。あべちゃんにとってのコーチングマインドとは?


あ:すごいのぶちこまれたなと(笑)
でも大切だなと思うのは、関わるときに相手にベクトルを向けられるかということと、相手が自分自身に向き合ってもらえることが大事かな?と思っている。
相手の中にあるものにしっかり目を向けていきたいなと思っている。


み:流れを切っちゃうかもなんだけど、相手の話を聞き切るとか、自分の心に目を向ける、を促していくために、まず自分が体感して知っているってことが大切なのかなって感じました。


あ:確かに自分で経験しておくことは大切だなって。自分も受けて体感しているから、いろんな人にうけてほしいなと思います。


ミ:対人支援をしていると、人の声を聴くことは多いんだけど、自分の声をもっと聴く時間をとることも大事にしてほしいなって思いました。あべちゃんから最後にメッセージを頂いてもいいですか?

あ:コーチングを学んで、生きやすく、自分を愛せるようになった感覚がある。いろんな人に広がればいいな、葛藤があるとか、チャレンジしたいことがあるとか、そんな方はぜひお試しでもいいから受けてみてほしいなと強く思っています!

み:あべちゃんみたいに、現場を体感したうえで人材育成の立場で悩みながらコーチングを交えて実践されている方の言葉だから、届く言葉なんじゃないかなと思った。みんなに聞いてほしいです!

ミ:日本が豊かになっていきそうだね!みんなでやっていきましょう!


あべちゃんありがとうございました!!!


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