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生理学 腎臓の構造と働き

こんにちは。

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

ここ数ヶ月少しバタバタとすることが多かったため、ゆっくりとパソコンに向き合う時間が取れず、なかなか投稿出来ていませんでした。
なので久々の投稿になります。


最近になって一層、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。

あっという間に世の中は少しずつクリスマスモードになっていき、街中でクリスマスソングが流れているのを聞いたりすると少し取り残されたような寂しい気持ちになります、、

ですが!

個人的には今年は自分がしたいと思ったことに真っ直ぐ向き合って行動に起こせた一年でした!

日々やりたいと思えることがあること、そしてそれを支えてくれる人がいること

当たり前のようで決して当たり前じゃないこの環境への感謝を日々忘れずに、残り少ないですが2021年も頑張っていきたいと思います。


また先日、2年生後期分の学費も無事納入し終えました。

2年間で約300万円

決して安くない金額ですが

『自分への自己投資』

と思うと、この数百万円で今後の人生の選択肢が大きく広がっていくなら安いもので

むしろ最高の自己投資になっているんじゃないかと思うようになってきています。


『若いうちの苦労は買ってでもしろ』

昔からよく言われる言葉ですが、ホントにその通りですね。
若い今のうちだからこそ、出来ることには全力で努力を惜しまず挑戦していくべきですね

現在はなんとか奨学金にも頼らず自力で学費を支払うことができています。

その上、車も購入して、それでもなんとかやっていけているのだから人生何とかなるものですね

ただ、まだあと一年分の学費はしっかり残っているので、気が重くなりますが、、


また、中期試験が今週末からスタートするので

日々の仕事に加えてテスト勉強とバタバタな日々ですが

効率よく時間を使って2021年最後の期末テストも乗り切っていきます!


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さて、今回は生理学の腎臓の構造と働きについてまとめていきます。

中期試験のテスト範囲でもあるのでここで理解できるように基礎をしっかりと固めます!


1)腎臓の構造

a.腎の構造

①位置:腰部の腹膜後臓器、左右一対(右腎臓は左腎臓よりも数センチ下に位置する)
②形・大きさ:そら豆の形をした握り拳大で、重さ約130g
③実質:外層の皮質と内層の髄質から成る
→髄質は放射状に配列する数個の腎錐体から成る

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b.腎小体とネフロンの構造

①腎皮質と髄質:皮質→腎小体(100万個)、髄質→集合菅から腎盂へ
②腎小体:糸球体+ボーマン嚢から成る
③ネフロン:腎の機能単位で、腎小体+尿細管から成る
④尿細管:近位尿細管→ヘンレループ→遠位尿細管→集合菅へ合流し、次第に腎盂へ開口する

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2)腎臓の働き

腎臓の主な働きとしては、主に下記の5つが挙げられます。

①ホルモンの産生・分泌
②ビタミンDを活性化
③腎循環
④尿生成・排出
⑤体液量の調整

ではそれぞれ一つづつの働きに焦点を当てていきましょう。

①ホルモンの産生・分泌

腎臓から分泌されるホルモンとして、エリスロポエチンレニンが挙げられます。
・エリスロポエチン=骨髄に働き赤血球の生成を促進
・レニン=副腎皮質に働きアルドステロンの分泌を促進→尿中のナトリウムイオンと水の排泄を減らす→結果、血圧を上げる


②ビタミンDを活性化

腎臓では、ビタミンDを活性化ビタミンD3に変換する働きがある。活性化ビタミンD3は腸へ働き、カルシウムの吸収などを促進させる


③腎循環

a.腎の血管系
・腎臓は血液の浄化を通して尿を生成しており、腎臓を流れる血液は腎動脈より流入し、腎静脈より流出する。
・その間、糸球体及び尿細管周囲の2箇所に毛細血管床がある

b.腎血流量
・腎血流量=両側の腎臓(糸球体)に流入する血流量のことをいう
(安静時ではやく1.2〜1.3ℓ/分であり、心拍出量の4分の1に相当)
・また、腎血流量は血圧に関わらずほぼ一定に保たれる
→これを、血流量の自己調節という

※自己調節が働かないと、動脈血圧上昇→腎血流量増加→尿量増加→多量の体液損失となる。つまり腎血流量の自己調節は体液の損失を防ぐ機構である。


④尿生成・排出

a.尿生成の流れ
・腎臓に流入した血液は先ず、糸球体において血漿がボーマン嚢中に濾過される(この濾液を原尿という)
→原尿はボーマン嚢から尿細管に流れ、尿細管を流れている間にそこを取り巻く毛細血管との間で種々の再吸収と分泌が行われ尿が生成される。
→生成された尿は、尿管を通って膀胱へ送られ、また腎臓で浄化された血液は腎静脈から体循環に戻る。

a-1.濾過の原理

・血漿の膠質浸透圧(約25mmHg)とボーマン嚢内圧(約10mmHg)は糸球体血圧に拮抗する方向に働くので、濾過の際に働く有効濾過圧は下記のように成る。

・有効濾過圧=糸球体血圧ー血漿の膠質浸透圧ーボーマン嚢

※有効濾過圧(10mmHg)で、血漿中の水と小さな分子からなる成分は糸球体毛細血管からボーマン嚢へ押し出される。

b.尿排出の流れ

糸球体で血漿から濾過される濾液の量は一日150ℓであるのに対し、健康成人の1日の尿量は約1.5ℓである。

では、残り99%の水分はどこへいったのか?

濾過された濾液150ℓは尿細管を流れる間に濾液の水分の約99%が再吸収されて血液中に回収される。

そして残った1%の水分が尿として排出されているのです。

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⑤体液量の調整

a.体内の水分量の調節

集合管における水の再吸収は、バソプレッシンの作用によって促進される。


・体内の水分が過剰
→水の再吸収量が減少→希薄な尿が多量に排泄→体内の水分が不足

・体内の水分が不足
→水の再吸収が増加→濃縮された尿が少量排泄

b.体液とphの調整

・健常人の血液のphは7.40±0.05の範囲に保たれるのに対して、尿のphは身体の状態に応じてph4.5〜8.0の範囲で変化する
・体液のph調節には腎臓が重要な役割を果たしている。
・多くの栄養素が代謝産物されて産生物質を生じるため体液は酸性に傾きやすい。
・腎臓は体液中の過剰な水素イオンを尿中に排泄し、再吸収することにより体液のphを調節する役割を担っている


以上、今回は生理学 腎臓の構造と働きについてまとめました。


間違っている点や、気になる点があれば気軽にコメントしてください。

本日もご覧いただきありがとうございました。


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