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ベルギー リエージュ①観光地編

ドイツ語圏シリーズ、お次の国はベルギー。
ベルギーには公用語が3つある。
( )は母国語として使用される割合。

オランダ語 (約60%)
フランス語 (約40%)
ドイツ語  (1%以下)

南北でオランダ語圏とフランス語圏がきれいに分かれている。
ドイツ語地域は国境沿いの一部のみ。

© 2022 Niederländische Philologie, FU Berlin Stand: 8.6.2022 

リエージュはフランス語でLiège、ドイツ語ではLüttich(リュティッヒ)と表記される。
因みに、この街はフランス語圏。

私がこのリエージュという街に興味を持ったのは、テレビ放送された小旅行の特番だった。
リエージュは、ブリュッセルに行く時に途中通過する街という程度の知識しかなかった私は、その特番に見入ってしまった。

急こう配上に続く、長い長い階段。
そして、丘の上からの素晴らしい眺め。
美食の街、リエージュ。

私はどうしてもその景色をこの目で見て、そしてその味を試してみたくなった。

リエージュ=ギユマン駅 Gare de Liège-Guillemins

街に着いて最初に目にする建物が、このギユマン駅。
スペインの建築家、サンティアゴ・カラトラバ・バイス(Santiago Calatrava Valls)の設計で2009年に建設された。
アテネオリンピックの会場を設計した事でも知られる彼の作品は、とても特徴的だ。
私は骨格標本を思い出し、まるで大きな恐竜のお腹の中にいるみたいだねと話すと、パートナーが笑ってくれた。
駅では、たまたま日本の展示会企画が催されており、駅の中心部分に鳥居があったのには驚いた。
曲線がとても美しい駅舎だ。

サン・ランベール広場 Pl. Saint-Lambert

大きな広場には、プランス・エベック宮殿(君主司教宮殿)Palais des Princes-Evequesが建ち、ショッピングやレストランが集まっている。街一番の賑わいだ。

ランベールとはランベール司教を指し、彼は教会の財宝を守るために殉教した司教だそうだ。
訪れた時には、街は路面電車建設中で、至る所で工事が行われていた。
路面電車は、この広場も通る予定だそうで、次に訪れる時には、また違った街並みを見ることができるだろう。

聖ポール大聖堂 Cathedrale St-Paul

サン・ランベール広場から南に少し歩くと、この美しい大聖堂を見つけることができた。
外観からすでにステンドグラスの美しさが見えたが、中に入ってみるとより一層その美しさが際立つ。

聖ジャック教会

3つの建築様式が取り入れられている、珍しい建物だそうだ。

聖バルテルミー教会

ここには、ベルギー7つの宝の一つ、洗礼盤がある。
洗礼盤には、聖書の5つのシーンが表現されている。
教会では、ビデオ説明の後、専属でこの洗礼盤を説明してくださる方がおり、一つ一つのシーンを全て事細かに語ってくださったのには感動した。

聖マーチン教会

クルティウス邸

マース川沿いの赤い建物は、今は考古学博物館となっている、クルティウス氏の邸宅跡。
外見が素晴らしく、遠くからでも目を引く。

ビューラン山

ここが、この街で一番行きたかった場所。
373段、傾斜30度の階段を登ると、街を見渡す事ができる。

階段下から
階段上から
写真中央辺りにマース川が流れている

マース川クルーズ

夏に訪れたので、日中は35度にもなったリエージュだったが、マース川クルーズは風を感じられて、とても気持ちが良かった。
川からの景色も、とても素晴らしい。 
小さな港には、ボートがたくさん停泊している。

倒立している男性の像を発見

蚤の市

日曜日だけ開かれている蚤の市。
マース川沿い約1キロに渡り、食料、花、衣料品からペットまで、様々なものが売られている。

青空の下では果物がより美味しそうに見える
ペットまでが売られている事には驚いた

水族館

あまりにの暑さに観光を断念し、暑さしのぎに入った水族館。
水族館と歴史資料館を兼ねており、期待以上に楽しく過ごせた。

ニモとドーリーの水槽には人だかりが!

美食の街リエージュで美味しかったものは、次回の記事にて。

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ブリュッセルのフラワーカーペットについての記事はこちら。

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