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《絵本レビュー》おすしがふくをかいにきた

日曜日の朝は、子供向けのアニメ番組が多い。そんで合間合間に、トイザらスのcmがやたら流れているなーとおもったら…

そうか、クリスマスが近いからか!と気づきました。今、どこもかしこもクリスマス商戦で大盛り上がりですよね。

絵本業界もクリスマス時期がもっとも売上増加するみたいで、どこの出版社さんも頑張られてます。

まぁクリスマス好きな私としては、絵本たくさん売れて欲しいなーとコッソリおもっとります。買うなら絵本は紙がオススメですよ!より五感を使うので脳にイイ(^^)

んさっ今日は、そんな購買意欲を高めるクリスマス時期にぴったりの絵本【 おすしがふくをかいにきた 】をレビューしようと思います。パチパチパチ。

〔作〕田中達也(ミニチュア写真家・見立て作家)
〔発行所〕白泉社
〔初版〕2022年10月


《ストーリーについて》


ハンガーには、ネタがびっしりかけられています。おすしが、服を買いに来ました。

商品棚には、アイスやプリンやドーナッツ?アイスが帽子を買いに来ました。

箱の親子が着付けに?
えんぴつがカットに?
シューマイがサウナに?etc…

食べ物や道具たちが、生きてるかのように、そして当たり前かのようにして買い物生活をする物語です。ページをめくるたびミニチュアの可愛さに、うなりますよー。

《10コの視点》


【キャラクター】
・おすし
・アイス
・はこ
・えんぴつ
・シュウマイ
・ギョウザ
・ソーセージ
・いちご

【舞台】
・お店

【構成】
お寿司が服を買いに来た。

アイスが帽子を買いに来た。

箱の親子が着付けに来た。

えんぴつがカットに来た。

シュウマイ・ギョウザがサウナに来た。

ソーセージが車を買いに来た。

いちごがベッドを買いに来た。

【文】
それぞれの話が2ページで完結されていて、まるで4コマみたいで面白い。
存在してることが当たり前かのように淡々とした調子で書かれているので、その世界観に没入してしまう。

【絵】
それぞれの買い方が理にかなってる。(笑)おすしはネタを買い、アイスはクリームを買い、箱はリボンを買う..さらにアイテムも表情もイケ散らかしてるし。
そしてミニマリスト写真家さんが撮ってるだけあって、影がバツグンに話に生かされているように感じる。よりリアルに見えて、もともと生活してるんじゃないかとさえ錯覚した。

【ハッピーエンド】
いちごがショートケーキの上で寝ながらのハッピーエンド。

【表表紙・裏表紙】
街中で、おすしが服を買いに行っている様が描かれている。

【後見返し】
おすしのおうちめいろで遊べるようになっている。

【題字の文字】
おすしと相性の良い赤色の太め明朝体でキマリでしょうな。

《読み聞かせをしてみて》


『はこのおやこの、おかあさん口にホクロあるねー(8)』

『ケーキたべたくなってきたー!!ケーキかいにいこうよー(10)』

『ミニチュアかわいいよね♡それにしても写真がオシャレだなー(母)』

あえて目で楽しめるように文章量が少なくしてあると感じたので、1ページ15秒かけて読み聞かせしました。いろんな発見を指さしながら、楽しんでました。

《おしまいの言葉》


ミニチュアといったら、うちの娘たちは〝L.O.L.サプライズ!〟というアメリカのおもちゃにずっーとハマってました。
2017年に爆発的な人気があったから、5年くらい飽きもせず。

ガチャガチャみたいにカプセルに入ってて、どんなミニチュアの人形が入ってるかわからないワクワク感と、洋服が着せ替えられるという楽しさに親の私もハマったんですよね。

おもちゃバケツに、たっぷりと。


たくさん集めては、おままごとして本当お世話になりまして。(ちなみに、おままごとって古墳時代からあったみたいで。ビックリですよねー、生き抜く上での本能でしょうかねー。)

とにかく、彼女たちの幼少期はL.O.L.サプライズ!と絵本で育ったと言っても過言ではないですな。

この絵本にも、おままごとのように、どこか現実味があります。読めば想像力や社会性が磨かれること間違いなしでしょう!


☆彡スシローに来たコボシより

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