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さようなら

JUKI社のSUPR(シュプール) 。

このシュプールは後発型で、フットコントローラーで糸切りができるタイプ。

前期型(SUPR98)も安定した走りだったが、
自動糸切りの作業性が欲しくて買い換えたんだった。

仕事率は確実に上がった。
でももうこれも、真っ直ぐ走れ(縫え)ない。


20cmくらいの距離につき60番糸の一本分くらいの幅で右方向に曲がってしまう。

キャンブリックを縫うと織り糸を跨いでしまったり。
縫いに集中できないので、ああ、使い潰してしまった、その時が来たんだなと思った。



シュプールは2台乗り継いだ。

1台目をミシン屋さんに引き取ってもらうときは、別れの盃を注いだっけなあ。
この2台目も、縫い始める前に日本酒を添えたっけ。


2台とも静かで上品なスポーツ選手という感じのマシン。


一緒に走り続けてくれてありがとう。お疲れさま。


(2018年12月)

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