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動画クリエイターへの道⑩:シネマティック好きなのにやってしまう撮影の癖

何度でも言う、”シネマティック”な映像が好き

意図的にシネマティックにしているというより、好きな映像がどうやらシネマティックと呼ばれている部類らしいのです。
もちろん、ただかっこいいだけで伝わるものが何もないのでは困ります。
現時点では及第点の撮影ができるようになるため、とにかく撮ることに重きを置いていますが、一番大事にしたいのは

伝えたいテーマがあり、それがちゃんと伝わること

ですし、それを忘れないように気をつけています。
その上で映像は”シネマティック”なのがいいなーというのは、私の趣味嗜好なのです。
シネマティック、直訳すると映画っぽいということ。
(内容が大事なのは置いておいて)テクニカル面でざっくり言うと、

①カラーグレーディング
②アスペクト比
③フレームレート

をいじると、それっぽくなると言われています。
本日のお題は、そのうちのアスペクト比についてです。

シネマティックなアスペクト比

簡単に言うと、映画は他と比べて横長です。
Youtubeで主流のフルHD(1920×1080)のアスペクト比は16:9=ワイド比率。
これに対して(スコープサイズと呼ばれる映画のアスペクト比は何種類かある中で)シネマスコープ比率は2.35:1です。
画面上下がクロップされて黒い帯(レターボックス)が表示されているYoutube動画を観たことありますよね。
たとえば、こんな感じ。

Canon EOS 9000Dの記録画質もフルHD。
ゴリゴリのシネマティックにしようと思ったら、編集段階で上下クロップが必要になるということです。
※ちなみにクロップの作業自体はものすごーく簡単。
 【Premiere Pro】クロップを使い映像をシネマティックに表現する方法

悲しい癖

一眼で写真を撮っていた頃、ファインダーを覗くのが大好きだった私は、トリミングやクロップを考えずにファインダーいっぱいで画を作るタイプでした。
ただ、一眼といえど動画撮影時はファインダーを覗くわけじゃありません。
モニターを見て確認するだけだから、もう少し余裕のある画を撮っているかと思いきや、きっちりクロップの余裕のない画を撮っていました。
上下をクロップすると、画の大事な要素が欠けてしまいます。
クロップした分、縮小すればいい?
いやいや、そうしたら横幅が足りないです...。
つまり、シネマティックな仕上げにこだわるなら

上下もしくは左右に余裕を持った画を撮影する

必要があるのでした。(忘れないで、私!)
このため、小樽まで行って撮った新作は上下をクロップできませんでした。

iPhoneで撮ってる時は気付かなかった

スマホ画面をファインダーとして認めてないのかもしれません。
そもそも作品を撮ろうと意気込んで撮ったわけじゃなく、ラフに撮っていたせいもあるでしょう。
しかも FilMic Pro というアプリに至っては、最初からスコープサイズで設定して撮れちゃいます。
写真を撮るのに癖なんてないと思っていましたが...あるものですね。

9000Dの液晶モニターにレターボックスを貼り付けちゃおうかしら...などとバカな考えが、ふと頭をよぎるのでした。


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