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#大西つねき を知らないまま参院選で投票するのはもったいないと思うので言わせてくれ

リアルフィフティーにして私の人生を変えたお金の話

リベラルこそ経済を語らなければいけない、と最近よく言われている。
私もそう思う。
社会保障だの教育だの雇用だのとジャンルは色々あるけど、結局は国のお金の集め方と使い方の話じゃんね。
でもなんか、政治家って経済の話をする時に「より良い」とか「強い」とか「適切な」とかざっくりしたイメージの言葉しか使わないし、専門家は専門用語でいじめのように攻撃してくるし。
ちなみに、計算式との間に結界があるかの如く理数系科目が嫌いで、高校3年の進級時に私立文系コースへと分岐した私には、経済の本を読むなんて身の毛もよだつ苦行だ。
我慢して読んだとしても頭に入らず、残りもしない。
そんな私でも読めて、人に訊かれたときに「こんなことが書いてあった」と話せるようになった本と、それを書いた人を紹介したい。

大西つねき『私が総理大臣ならこうする』

きっかけは、山本太郎がれいわ新選組を立ち上げたこと。
全国比例に立候補する顔ぶれの中に、J.P.モルガンなどで為替ディーラーをしていた金融のプロがいるではないか。
しかも札幌に個人演説会に来るというではないか。
で、こうなった。↓

いきなり個人演説会で話を聞いても置いてかれるか、その時分かったつもりになって定着しないパターンだと思ったから、慌てて本を買い、久しぶりにノートを取りながら予習したんだよーw

声を大にして言いたい。
お金とは何かということくらいは社会科の教科書に載せるべき!
子どものうちに教えるべき!
教えてほしかったよ。
それはともかく、問題が何であるにせよ、解決策を見つけるために必要なのは、現状がどうなっていて、実際に何が起こっているのかを理解することだ。
大西つねきは著書において、自分の解決策を披露する前に、ものすごーくページ数と労力を割いて現状を丁寧に説明してくれた。
本気で世の中を変えるため、私みたいな人にもそれなりにわかるように。

具体的にどんなことが書いてあるの?

国の借金というのは間違い、それは政府の借金で国民が債権者なんだよ。
日本は世界一のお金持ち。でも、その資産は外貨で海外にあって貸しっぱなしだから国民は実感がないんだよ。
しかも、その資産は国民が正当な労働の対価を受け取らずに高い生産性を維持して働き続けたおかげなんだよ。
今のお金の発行の仕組は経済成長が永遠に続かなければ破綻するんだよ。
金利があることによって、お金のあるところ(お金を貸す人)に富は集中するんだよ。
1985年の「プラザ合意」は最重要ポイント(大西つねき検定というものがあったら、間違いなく試験に出ます)。

…等々、とてもここで書けるボリュームではない。
そりゃ当たり前だわ、240ページ以上ある本なんだから。
(本には具体的な図やグラフがあってわかりやすいので安心して!)
今まで専門家を名乗る人たちに誤魔化されてきたような気がする人、何で世の中こうなるのかとモヤっとしている人にオススメ。
本当は、もちろん本を読んでほしい。
けれども、投票のリミットまで日にちがないので、とりいそぎ時間を作ってYouTubeチャンネルの動画を観てほしい。
お金の仕組から、大西つねきが何をやろうとしているかまで動画で網羅されている。
たぶん何度も観ることになるから、チャンネル登録をお忘れなく!
そして、このチャンネルいいじゃんと思ったら迷わずシェア!

YouTube 大西つねきチャンネル

※お時間のない方向けの「2分dedつねき論①~④」がオススメ。
※私が参加した 参議院選個人演説会@札幌7/16 は2時間半コースです。

私が学んだお金に関する大事なこと

私なんかお金を得るために日々しぶしぶ働いているんだけれども、本当に価値があるのはお金じゃないよねってこと。
モノやサービスという「実体価値」と交換できる前提でお金に価値があるのであって、お金そのものは紙切れか、ただの数字でしかない。
それなのに何でもかんでも、まずお金から考えるのはおかしいんだってこと。
そして「何かおかしい」「変えなきゃいけない」…多くの国民がそう思ったとき、それは変えられるんだってこと。

子どもたちの未来のために

大西つねきの考える幸せは、個人の心の自由
貴重な人生の大半を「労働」という名のお金への隷属に費やし、命をすり減らし続けるのは幸せなんかじゃない。
こんな国民のタダ働きで自転車操業しているような、持続不可能な仕組を子どもたちに残していいわけがない。
自然環境など目先のお金に換算できない価値をアナタはどう考える?
何も知らずにこの国、この世界に生まれてくる子どもたちの未来を考えたとき、果たして国家経営とは?税金とは?
理想とか理念とかいう以前に、大西つねきの政策には、間違いなく愛と希望があるんだと思う。

最後に

何が正解かは今の私には分からないが、少なくとも共通の知識と認識があれば、未来への考え方が人それぞれであっても、話し合いができる。
お金の話は難しいからと、もう人任せにしなくて良さそうだ。それが一番嬉しい。
筋金入りのお金音痴にこの本を読ませた功績は大きい。
ありがとう、大西つねき。
おかげで他の人が主張する経済政策なんかも理解できちゃったりするんじゃないか、という野望が生まれている。

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