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Dreaming Way Tarotに描かれている4つの|組《スート》

「1.魔術師」のカードで初めて4つの元素とそれを表すシンボルが描かれています。
ペンタクル(五芒星が描かれた金貨)と杖または棍棒と呼ばれるもの、カップ(杯)そしてソード(剣)です。

このDreaming Way Tarotが独特なのは、従来の小アルカナが単に4つの元素との対応から「地(物質)・火(情熱)・水(感情)・風(思考)」というような対応による説明となるのに対し、人間存在を構成する要素と元素を対応させ、そこからこの世界を構成するものに当てはめていく形をとっていることです。

*一般的な小アルカナではこれらのスートを中世ヨーロッパ社会の4つの主要な階級を反映して考案されたとも説明されています。
つまり「貴族:ソード(剣)」「僧侶:カップ(聖杯)」「商人:ペンタクル(金貨・貨幣)」「農民:ワンド(棒またはクラブ)」です。

小アルカナはライダー版及びその流れを汲むウェイト版においては絵柄が描かれているものの、そのシンボルの源泉は驚くほど数が少ないと言われています。
基本的な意味に数秘的な意味を踏まえて成り立っていますが、数の多さからも初心者にはこれを覚えるのか?と溜息が出そうです。

Dreaming Way Tarotではそれが従来のタロットと少し異なります。

独自に定義づけられた小アルカナのスートたち

人間をミクロコスモス、宇宙やこの世界をマクロコスモスとすると、このDreaming Way Tarotを用いて小アルカナの理解を深めることはとても意義があることだと思います。
これまでのタロットデッキでは小アルカナはより具体的なことを占うためのツールとしてしか認識していませんでしたがこのDreaming Way Tarotに出会って考えを改めました。

この記事ではスートの意味の理解への鍵をシェアすることに留めますが、いずれ大アルカナの記事が一段落ついたら小アルカナの探究をするのも面白いかと考えています。



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