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テレビドラマ感想文 下剋上球児#3 「私も共犯になります」

不協和音演出の回とはいえ、観ているのがつらい
どんなオチもファンタジーとして許せる気分

夕方、夜のシーンが多く
生徒、家族、地域の人々、みんな
違和感を抱えながら、なぜ?どうしよう?を演じている

シンプルな若者の街の喧嘩は、
老いた地方では大事件になってしまう
理由や感情もなくメディアは拾い集め、
野球少年にあるまじき行為として、
学校もろとも制裁を加える。
1980年頃の高校生に比べれば、今の高校生はよっぽどマトモなのだが、
少子高齢化は、若気の至りを許さない空気を強めていくのだろうか?

相手も大きな病院の若い医師で、南雲先生の謝罪ともお願いとも恫喝とも取れるお詫びで事なきをえたことになったが、
あっさり引いたところは、
この医師、後々また出てくるのでは?

暴力を注意する南雲先生自身も、
説明できない罪を抱え、
不協和音はどんどん深まるが、
打ち破るのは、やはり山住先生
「私も共犯になります」
とにかく夏の予選、野球、部員
スキなことに賭ける、
とにかく前に進むカンジがスキ

善人な小泉孝太郎演じる校長は免許関係なく民間から入っているこの辺も伏線なのかもしれない
最近の日曜劇場は前後半で割るスタイルが主流だが、一本の物語として続きそうだ




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