さらば、ACL - サンフレッチェと僕25
ふだんたいして飲まないくせに、ヤケのやんぱちでビール瓶2本をあけたらすぐに酔いがまわった。おどろきの弱さ。気を失って目が覚めると、女子ワールドカップのオランダvs日本のキックオフ時間までワープしていた。歯磨きもストレッチもサボった。ノド、ヒリヒリする。声出し過ぎたな。
昨日は、テレビの中のサッカーショーにずいぶん喰らいついてしまった。現地でもないのにまあまあ騒いだ。いま完全にからっけつ状態。
選手のテンションとこちらのテンションがバチっと噛みあったったようなゲームだったと思う。エディオンスタジアムはどんな雰囲気だったのかな。音声からは「イケんだろコレ」って感じは伝わってきたけど。
選手たちの顔つきもよかった。確信を持ってプレーしてるのが見てとれた。「まだやれるぞ!」って。カメラで抜かれたアントラーズの大岩さんも気圧されていたもの。喰った、と思ったのになァ。届かなかった。
窓の外からスズメがちゅんちゅん鳴いてるのが聞こえてきた。あの気合の入ったサッカーの風景もなんだかすっかり遠いものに感じる。はずした決定機、プレーのミス、カッシーがシミュレーション取られたシーン……全部手の届かない過去こと。ACL敗退という結果はどうにもならない。
あ。
日本代表、熊谷選手がハンドでPKとられた。オランダに逆転されてしまった。なんてこった。そういえばこのまえのコパ・アメリカもあと1歩が届かなかった。昨日のサンフレッチェもあと1歩だった。んで今日のなでしこまであと1歩なのか。サッカーの神さまもなかなかにむごい。
よろこぶオランダ代表を見ていて昨日のこと、相手ゴール前に現れた緑色のキーパーユニフォームを思い出した。卓人がコーナーキックを待ちうけるあの光景。いまでも「なんでだよ」ってアタマを抱えたくなる。まだ時間あったじゃんって。
でもそうか、ベンチからの指示だったのか……。
せっかくの奮戦の感動を台無しにしたくないので、ここまで。
このさきの糧にできるいい試合でした。さらば、ACL。
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