KIMONOブランド騒ぎで思う事(いまさら)

すでに終わった話なんですけど、キム・カーダシアンさんの『KIMONO』ブランドの話。事の顛末はネットでも見てもらえばわかります。

私が感じた違和感はその時のキムに対する抗議の内容である。"#KimOhNo" というタグと共にアップされていく着物と称される衣装をまとった方々の写真。当然、古典的な着物もあれば、現代的着こなしの着物もあったし、花魁的な演出の着物もあった。抗議の論点は『日本古来の和装文化』の保護であったと思うのだけれど、どう見ても洋装(着物の生地を使っただけ)の写真だったり、どうみても夜鷹にしか見えない写真だったりというのはどうにも違和感しか無かった。
どれだけ良いものであっても、「洋装は着物とは言わない」し、
夜鷹風の着こなし」は明らかに伝統を知らないよね?と問いかけたくなるものだった。

とまぁ、いち写真家がどうのこうの言ったところで仕方ないのかも知れないけど、着物が日本人のアイデンティティだと言うのなら、浴衣と着物は違う事を知っていて欲しいし、もうちょっと着物着てる人が歩いてないとなぁと思うのでした。

model : Cocoro Kusano

FUJIFILM X-T2
FUJINON XF 16-55mm F2.8 R LM WR


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