monochrome

デジタルカメラが主流になり、モノクローム写真の存在意義は変化している。

モノクロフィルムしか無かった時代
~カラーフィルム時代のモノクロフィルムの選択
~デジタル時代のモノクロームの選択

と時代が進むにつれ、モノクローム写真は積極的に”選択”されるようになってくる。積極的選択なのだから、撮影者の意図が”さらに”明確にそこになければならない。

私がモノクローム写真を好む理由は、鑑賞者と写真との適度な距離感である。リアリティのあるカラーに比べて、観る側に想像の余地を与える事によって、鑑賞する側の印象が写真に影響を与えることになる。その印象は鑑賞者の経験、知識、嗜好等によって出来上がるもので、それは撮影者の意図からかけ離れるかも知れない大きな要素である。

撮影者の意図と鑑賞者の印象が合わさって写真の意味が完成するのがモノクロームの面白さかもしれない。


model : M
Panasonic LUMIX S1R
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?