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「誰もが発信に困らなくなるために 〜キャラという言葉が指す本当の意味とは〜」

こんにちは、ハリーです
ツイッターで存じてくれている方がいてくれたら幸いです

9/25現在でフォロワー数は4800人となりました
19年3月の時点では300人くらいだったので、6ヶ月で4400人近くの方にフォローして頂きました

ツイート内容を見て頂くと分かるのですが、特に有益なツイートはしていません
1日頑張っても10~15ツイート程度です

それでも毎日フォロワーさんが増えて、ツイッターを通して仕事をもらえたり、いろんな方と交流出来たりと、ツイッターからリアルへと繋げられつつあります

このnoteはツイッターを題材とし、何者でもない自分がどのようにして発信力を身につけ、キャラを獲得していったかを書いています

読まなくてもいい人
・現実ですでにポジションがある方
・発信する具体的な内容が決まっている方
・すでにキャラが固まりファンがついている方

このnoteはあくまで何者でもない人たちが、SNS上でいかに発信力を身につけていくかという弱者の戦略を書いています

読んでもらいたい人
・何をツイートしていいか分からない
・有益ツイートを発信しなければと思っている
・キャラの作り方が分からない

ただし、このnoteは戦略ではなくあくまで考え方が書かれているnoteです

つまり、このnoteに書かれている通りにやれば、フォロワーさんが増えて、発信力が身について結果が得られるというものではありません

こういう考え方をしてみてら、ツイートする内容やキャラ作りができるよという、皆さんのアイデア出しに少しでも役立てて頂くものです

逆を言えば、思考法や発想法なので、どの分野でも応用可能です
もちろんリアルでも応用可能です

1.具体的なツイートはしない

様々なツイッターの運用に関する記事に書かれている

得意なこと好きなことをツイートしよう

というような内容を読んで

自分が得意な事ってなんだろう、好きな事ってなんだろうと考えて、〇〇ならツイートできそうだと発信内容を狭めていき、最終的にツイートすることがない……ツイートするのが辛い……やめよう……

となっている方はいませんか?

また、有益なツイートをしなくてはと思い、自己啓発やビジネス書に書いてある内容をツイートしたりしていませんか?

具体的=有益なツイート

という考えは今すぐに捨ててしまいましょう!

これこそが何者でもない人にとって、ツイートを楽しめなくなる諸悪の根源ではないかと思っています

現実で役立つような具体的なツイートなんていりません

大切なのは具体的に落とし込まずに抽象化した状態で考えられるかです

……意味分からないですよね……

上記は、自分が書いた抽象化思考についてのブログです
抽象化がよく分からない人はぜひリンク記事を読んでみてください

ツイートする内容は具体的に考え過ぎないということが大切です

アイデアレベルから思考の範囲を狭めないこと

「情報」「アイデア」「体験」「思考」「感情」を具体的な内容まで落とし込まないようにします

抽象的レベルでアイデアが出せるようになると、自然とキャラも出来て頭を悩ませずに発信できるようになります

2.抽象的に考える意味は

発信をすることに戸惑う人は、こう思ってるのではないでしょうか?

「私には人の役立つようなことが何もない」

有益な事を言えない=発信することがないと

ハッキリ言います

そんなことは当たり前です
誰も体験したこと無いようなとんでもない事を体験している人なんて限られています

つまり、レアな体験を発信して有益な「情報」を提供できなくても、「共感」を得られる感情や行動は発信できます

「ググる」は「情報」を得るための行動ですが、SNSやブログを見る人は必ずしも「情報」を得るためだけに、見に来ているわけではありません

誰もが簡単に発信が出来るということは、どの発信者にもファンがつく可能性があるということです

先日、女子小学生の憧れの職業ランキングがテレビで放送され話題になりました

大人からするとなかなか衝撃的なランキングですが、ここに希望を見出すこともできます

それは、職業のトップ10の内、3つが個人名だということです
もはやジャンルではないということですね

アイドルではなく橋本環奈に憧れ
歌手ではなくあいみょんに憧れ
ALSOKではなく吉田沙保里に憧れる

もはや職業という枠組みは広すぎるのかもしれません

SNSの世界では何者でない人が、有名になることも実際に起こっています

女子小学生の憧れの職業が示しているのは、一般と憧れの境界線が個人レベルまで狭まり、誰もが誰かの憧れになり得るということです

ここからは、どうすればキャラを確立させ、発信力を強められるかの具体的な話をしていきます

3.他人の人生は体験できない

この世界は、自分が目で見て体験したこと以外はなく、他人の視点や考えを完全に共有することはできません

完全な共感なんてできないからこそ、人は他人の気持ちを知ろうとし、他人が何を考えているのかを知ろうとするのです

また他人に不安を感じてしまうのも、他人の視点でこの世界を見ることが出来ないからです

自分の人生は、自分自身にとっては取るに足らないと思えても、他人からすると未体験のことが多くあり、生きているだけで十分に興味を惹く対象

最も興味を惹く内容は、自分以外の人生であり、つまり生き様であり物語なのです

発信する内容をこれまでの人生で体験してきたすべてだとすれば、発信する内容に困るということはありません

とはいえ、自分の人生の何をツイートしたらいいの?と考えてしまう人は多いと思います

なぜなら、人は他人の人生に興味はあるけれど、体験してきた出来事をそのまま話されても面白いとは感じないからです

逆説的な事を言うと、他人の人生に興味はあるけれど、本当に興味があるものは自分の人生に関わる事であり、自分に関係のないものには興味が湧きません

人が求めるものは自分の人生にとって必要なものです

だとしたら、人が求めているものはやはり有益な情報ということに……
一周して有益な情報を発信することが大切だということになってしまいました

人が求めているものは有益な「情報」だけでしょうか?

有益な「情報」は発信できなくても、有益な「感情」は発信できるのではないでしょうか?

「音楽を聴く・映画を観る・遊びに出かける」という行動も、人にとってとても有益です

つまり、読み手の感情を良い方向へ動かすものは、とても有益な内容なのです

「癒される」「楽しめる」「笑える」「泣ける」「ホッとする」etc

情報爆発が起こり、さらに情報が増えていく時代では、その人が持つ知識や情報よりも、エンタメ性や人間性に価値が置かれるのではないかと思います

自分の人生の中にあるエンタメ性や人間性を「情報」「アイデア」「体験」「思考」「感情」を使って表現すること

分かりやすい例は「恋愛」についてです

過去の失敗談(体験)や現在進行形の恋愛模様(体験・思考)、どういう時にキュン(情報・感情)となるかなど「恋愛」は「エンタメ性」も「人間性」も表現できます

「恋愛」「子育て」「仕事」「食事」など多くの人が自分事として体験できるものを発信していく

発信を続けるポイントは発信する内容を狭めすぎない・ハードルを上げすぎないことです

まずは発信することに慣れたいという人は、誰もが知りたい内容(恋愛・子育て・仕事・食事など)の体験談を、もしくは自分が一番感情を出せることについて発信してみましょう

発信そのものに慣れるためには、自分の過去や自分そのものと向き合うことはとても大切ですし、なによりこれから説明するキャラ作りにも役立ちます

ここからは、より多くの人の感情を動かしたい、より発信力を身につけたいという方に向けての記事になります

発信をよりエンタメ化する、より人間性を強調するために必要なことは、自分の人生をどの視点から切り取るか=キャラ化させることです

4.キャラ作りは大きく分けて3つ

1.自分自身をデフォルメ(強調)する
2.自分の理想をキャラにする
3.既存のキャラを利用する

キャラ作りをするなら上記の3つかなと思います

先に結論を言うと、
1.自分自身をデフォルメ(強調)する→長期
2.自分の理想をキャラにする→短期
3.既存のキャラを利用する→短期

1は爆発力はないですが長期的に使えます
2と3は短期的なキャラとしてなら爆発力もありますし、短期ならボロも出にくいし、またネタとして使えます

別の分け方をすると、2.3は自分の外部にあるもの・今の自分には無いものをもとに作られたキャラで、1は自分の内部にあるものをもとに作られたキャラと言えます

2の理想をキャラにするメリットは、理想キャラを演じられるので心地よいということです。ネットの匿名性をフルに活かせるともいえます

デメリットは自分が理想キャラに近づいていかないと途中で破綻するということです。キャラに飲み込まれてしまう…理想のキャラを演じ続けるうちに現実の自分が引っ張られてしまう、あるいは理想と現実のギャップを認められずに病んでしまう

人は最初の一歩目が最もハードルが高く、一歩目を踏み出してしまえば次のハードルはクリアできるものです

これはいい事だけでなくよろしくないことでも同様です

あまりにも意図的に狙いすぎたキャラ(ポジティブキャラ・良い人キャラなど)をしすぎると、発信そのものを自分で制約してしまいますし、キャラを演じていたとバレた時に反感を買いやすいです

自分の理想とするキャラは演じすぎない超短期的な時に演じるのをオススメします

3の既存のキャラを演じるは、分かりやすいところで言えばチャラ男ですね

既存のキャラを演じるメリットは、相手にも自分が演じているキャラがどういうものか伝わっている分、好き嫌いがハッキリしていてターゲットが分かりやすいことです

ただ流行りのキャラや王道キャラは、やり易いぶん、飽きられやすいですし、個性を出すのが難しいですね。初速をつけたい人はまず既存のキャラを利用するのはアリだと思います

ただ、そのキャラから脱却するタイミングが非常に難しいので、初速はあるし演じやすさはあるのですが、長期的にみると難易度が高いかなと

2と3を否定するわけではなく、使いこなせれば大きな武器になりますが、リスクも大きいです

ツイッターといった長期的なものでオススメしたいのは、1の自分自身を強調することです

発信で大切なのは継続です
やり続けることによって見えてくるものが多くあるので、なるべく長く挫折しないで発信を続けて行ってもらいたいです

5.自分自身をデフォルメ(強調)する方法とは

自分自身を強調するというのは、自分の特徴であったり、得意な部分を強調するという意味ではありません

自分が人生で何を大切にしてきたかを切り取り出し、視点を定めるということです

つまり、発信に軸を持つこと

自分が何を大切にして生きてきたのかを考え、その大切なものをベースに「情報」「アイデア」「体験」「思考」「感情」をツイートする

分かりにくいと思うので、自分を例にして話して行きます

僕が自分の人生において、最も大切にしてきたものを考えた末に辿り着いたのはオモシロです

本業の動画制作でも笑えるということを中心に考えてしまいますし、気づくと面白いことを考えてしまいます。真面目なことも考えるのですが、それはある意味で特別な感情で、基本は面白ければそれでいいです

そして、僕がみんなと共有したいのもオモシロなのです

もちろん、自分のツイートを見て不快に思う方はいるかもしれませんが、自分は自分がオモシロいと思うだけじゃなく、見てくれている人、企画に参加してくれる人がオモシロくなれるようにと心掛けています

つまり、僕が僕自身に定めたキャラは

なんかオモシロいことをしてる人

です

結構簡単なキャラ設定だと思いました?

発信する自由度を考えた時に、このくらい大雑把なものの方が柔軟性があると考えます

人は生きているだけで複数の顔を持ちます
「仕事の顔」「家庭の顔」「趣味の顔」「恋愛の顔」etc

顔ごとに自分が独立しているわけではなく、コアな部分は同じで複数の顔を持っています

キン肉マンに出てくるアシュラマンを想像したら分かりやすいですね

短期的なら作られたキャラでいいのですが、長期的な発信となると自分のコアな部分から発信しないと、嘘くささが目立ってきますし、なにより発信すること自体が辛くなってきます

大切なのは自分の発信となるコアを見つけることです

ツイッターでは戦略的にツイートする人は多いのですが、個人的にはコアを見つける→戦略的ツイートの方がいいのではないかと思います

なぜなら、戦略的なツイートは結果が出やすいですが、燃え尽きるのもまた早いからです

キャラとは自身の性質です

キャラを演じるという言葉から、自分とは違う何かだったり表面的なイメージになってしまっていますが、自分のコアな部分こそがキャラ=自己の性質なのです

それは個性と呼べるものかもしれません

表面的な部分でキャラを作って発信するのではなく、コアな部分から表面に向かって発信していくことが大切です

自分にとってコアな部分はオモシロい事なので、オモシロいことなら出口が仕事でも家庭でも趣味でも何でも構わないのです

「情報」「アイデア」「体験」「思考」「感情」の5つをどの顔(仕事・家庭・趣味など)から発しても構わないわけです

自己をデフォルメ(強調)するというのは、自分のコアになっている部分を見つけて、コアから発信するように心がけることです

自分に合ったキャラを見つけるというのは、自分の本質を見つけるということです

6.自分の本質を見つけるには?

本質を見つける方法はハッキリ言えば、近道はありません
発信力も色々な角度から繰り返し試してみて、見つけるしかありません

何度もスベって、産みの苦しみを味わって、何を発信したらいいんだと悩んだ先に見つけられるものかもしれません

だからこそツイートしても反応が少ない時期を大切にしてもらいたいなと思います

苦行のように誰にも読まれない日々は、どうしたら誰かに自分の発信が届くのかの試行錯誤が出来る場です

こんなこと書いたら炎上するんじゃないかと思ったけどスルーされ

企画をやってみたけれどスルーされ

誰も自分になんて興味ないし、自分が思っている以上に人は自分のことを気にしていないということに気が付いて、人の目を気にしなくなってからようやくコアの部分を見つめられるようになりました

幻冬舎の見城さんとサイバーエージェントの藤田さんの本に秀逸なタイトルがあります

「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」

ツイッターをやり始めた頃に陥りがちな罠がまさに上記のタイトルとは逆の状態、あまりにも人目を気にし過ぎて、リアルの世界と同様に当たり障りのない内容に終始してしまうことです

当たり障りのないツイートで誰かの興味を惹けるわけがありません

そして、反応がないことへの安全ネットとして、拡散グループに入ってしまうと、それの状態はつまり職場や教室、友達グループといった何かを発信すれば、ほぼ何かが返ってくる環境と同じになってしまいます

つまり、結局は何者でもない状態から抜け出せないのです

SNSはリアルな人間関係を捨て去って、一から自分を発信できる環境です

何者でもない人にとって、現実で作り上げてしまった殻、自分は何者でもないという殻を打ち破るチャンスでもあります

キャラを見つけることはまだ見えていない本来の自分を見直すことでもあります

つまり、キャラは自己分析をし、自分を深掘りして、自分の中にあるコアを見つける作業です

逆説的ですが、SNSはまさにキャラ(コア)を見つけられる、最適なツールでもあるのです

マネタイズや運用そのものも大切ですが、自己成長という観点からSNSを捉えるのも大切ではないでしょうか

自分のキャラ(コア)を見つけ、ブレない自分になるための軸を見つける

自分はこうなんだという軸を見つけ、さらに自分の発信に反応がでてくるからこそ成功体験になるわけです

何度も書きますが、このnoteはリアルでは何者でもない人に向けて書いています。そして、ホリエモンも言っていますが、何者でもない人にとって大切なのは小さな成功体験を積み重ねることです

初めてリプし、初めて企画し、徐々に反応が出てくる、ちょっとしたバズを体験する、これまでにない繋がりが生まれる…

ツイッターで得られる1つひとつの成功体験が自信となり、発信力にも繋がっていきます

ゴールを先に決めて逆算する方法もアリですし、成功者の真似をしてSNSを運営していくのもいいと思います

ただ、真似だけで終わらずに自分のものになるまで続けることが大切です

何者かになる・ポジションを取るなんてことが簡単にできるはずがないですし、誰からのやり方を参考にしたところで、自分で考え工夫しなければ、本当の自信は得られないです

方法論から入る人たちが多いですが、自分は順番が違うというか、方法論と同時並行的にキャラ(自己)の確立をしていかないと、方法論に振り回されたり、上手くいかない時にブレやすくなるのではないかと考えています

これまでの人生で軸にしてきたもの、これからの人生で軸にしていくものを見つける作業を、より強固にする作業をしていきましょう

最後に、キャラを見つけるための最も大切なことをお話しすると

吹っ切れること

これに限ります

自分で縮めていた自己や世界を、自由になれるよう吹っ切ることです

自分で自分の殻を打ち破るために

ドンドン失敗していきましょう

失敗するたびに殻が壊れていきます
失敗を恐れてしまうと、逆に殻が硬くなります

キャラが分からない発信力がないという方は
苦しいかもしれませんが、殻を壊す準備が整ったとも言えます

何者でない自分であるからこそ、恥をたくさんかきましょう

挑戦することを習慣化できるようになれば、リアルな世界でも行動力が上がります

自分の好きなものを見つけられたら、好きなものをより好きになるためにどうするかを考えたり、エンタメ的な視点からこれまでとは違う何を選んだり、行動してみたり

本が好きで月4冊読んでるという人は、月7冊の読書に挑戦してみてください
月7冊読むと日本の読書量上位4%に入れます

1年間を月7冊ペースで読むと84冊です
上位4%に入ることも自信になりますし、年に84冊分の知識を手にすることも自分を血となり肉となります

本を読むことはインプットだけでなく、挑戦するツールにもなり得るのです
日常を挑戦するフィールドに変えていくことができたら最強です

キャラ(コア)を見つける努力が、成長に繋がります
キャラを見つけて発信の軸を手にすることで、自信を手にしてより行動力を増やせていけます

ツイッターをする目的は人それぞれです
ストレス発散でもいいですし、マネタイズでもいい

自分で決めた目的と並行して、自己の成長を意識することで、人生をより充実させられるのではないでしょうか

このnoteが皆さんの人生の幸せに役立てくれたら幸いです

最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ