離婚への道のり3

調停その後

1回目の調停では、
「勝手に家を出たやつに婚姻費用なんか払いたくない!」
と、ごねていた夫。

調停員さんによって
丁寧にその義務について説明してもらいました。

払いたい、払いたくない
ではなく
収入が多い方が少ない方に
払う義務があるのです。

それくらい自分で調べろよ!
と心の中で思いながらも、
あぁ、やっぱりこういう人なんだ。
思わず笑ってしまいました。

調停員さんは実に冷静に温和な感じに説明してくれるので、
(きっと毎日こんな人たちを相手にしているのでしょう)
納得しないながら、夫もちゃんと耳を傾けてくれたようです。

(※調停なので、
夫の言動を私が直接見聞きすることはありません。
調停員さんを通して
夫の発言や様子を伝え知ることになります。)

第三者があいだに入る意味とは、
こういうことだと実感しました。

調停になれば
裁判所に出向かなくてはならない、
弁護士に依頼すれば、弁護士費用もかかる。
いがみ合って前進しないまま、もう嫌になって問題を先送りするなら
第三者に入ってもらうのがいいと思います。

心身ともに負担が少なく
健全な未来があると思いました。
頑張りすぎて
心が壊れてしまったらダメなのです

婚姻費用が払われない

さて、
次回の調停までに
お互いの収入を証明できるものを持参し、
妥当な婚姻費用の額を決めましょう。
ということでした。

額が決定するまでは
現在約束している婚姻費用をきちんと払いましょう!
という約束をしたはずでした。

しかし、
やはり・・・

やっぱり!
夫から婚姻費用が振り込まれることはありませんでした。

メールでお願いしても
返事ひとつなく、
私たちの生活はより厳しくなっていきました。

食べ盛りの男子2人&猫たちにひもじい思いはさせられない。

節約、節約で切り詰めましたが、
どうしても抑えられない出費はあります。
特に学校関係の費用は否応なしにバンバン出て行きます。

別居という立場のつらいところ

離婚する前の別居の期間
経済的にはここが一番苦しい時期だと思います。

離婚が成立し、
「ひとり親」になれば
児童扶養手当をはじめ受けられる恩恵がいくつかあります。

今の状態では
共働き家庭のまま。
収入もそれなりにあることになるので、
税金も控除されず
学校の費用も全額負担のままなのです

婚姻費用が支払われないと
本当に生活ができません

調停を申し立てたので
支払い義務が発生したものの
「払えない」と相手が言えば
払われない状況が起こり得ることがあります。

会社員なら「給料の差し押さえ」があるので、
それが会社にバレることを恐れて
渋々、支払うケースが多いと聞きます。

問題は自営業の場合です。

いくらでもごまかしがきくのです。

給料は手取りの場合も多く不透明。
経費としてしまえば収入を低く見せることなんて簡単。

婚姻費用を払わなかったとしても
そもそも給料制ではないので、差し押さえされることはないのです。

「ない」
と言ってしまえば
それで終わり。

その人の人間性にかかっています。

「別居」という状況下で
人間性に頼るしかないというのは
制度的にどうかと思います。

だって夫婦間が上手く行かない、もしくは危機的状況だから別居してる人がほとんどなのですから。
すんなり支払う方が稀。

次回の調停で正式に婚姻費用が決定すれば。。。
それまでのガマン!

にわかに期待が残っていた頃でした。

離婚への道のり4 へつづく


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