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やりたいことができる人生って本当に楽しい!何もないところからのスタートでも夢は叶うことを伝えたい。元NHKキャスター相澤静さん

元NHKキャスターでいらっしゃると聞くとかしこまってきっちりした方を想像しますが、相澤さんはとても気さくでユーモラスな方でした。一瞬でその場を賑やかにしてくださるその明るさの秘密に迫ってみました。


相澤 静(しず)さんのプロフィール

出身地:宮城県

活動地:東京 及び 全国

現在の職業及び活動:

Skypeマンツーマンオンラインスクール「相澤静アナウンススクール」運営を行う他、高校生に向けたキャリア教育も実施。企業向け社員研修、講演多数。

著書:元NHKアナウンサーが徹底指導!自信が持てる「話し方」講座


現在は話し方やコミュニケーションを専門とし、企業の社員研修やセミナー、講演を精力的に行いながら毎年NHK地方局に合格者を輩出されていらっしゃる相澤さん。

Q1 どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?

相澤さん アナウンススクール生に教えることも企業研修も、高校生のキャリア教育も「自分が楽しい」がすべてです! 好きなことしかしていません。自分が楽しいかどうかが大事なんです。

記者 どうしてそう思うようになったのですか?

相澤さん きっかけは子供の頃からの夢だったアナウンサーに合格したときのことです。夢を叶えるには「なりたい自分をイメージすることが大事」だとよく言われますよね。でも、就職活動をしてみたら長いこと試験に落ち続けて「アナウンサーとして活躍する自分」をどうしても想像できなかったんです。

じゃあ「アナウンサーになった自分」がわからないなら、「アナウンサーの合格通知をもらった時、どんな気持ちなんだろう」と考えたら、自然と気持ちがわくわくしてきました。
「合格した後の研修に着ていくコートは新しいものを買おうかな」とか「合格したと伝えたらお母さんどう思うかな」とか考えるようになって。
毎日わくわくしてニマニマしていたら、4年間落ち続けた試験に合格したんです!

記者 それはすごいですね!
何故アナウンサーになろうと決められたのですか?

相澤さん 小学生の頃、一緒にテレビをみていた母の「(将来)アナウンサーになったらいいんじゃない?」という一言がきっかけでした。世界中飛び回れるしいろんな人と会えるし、華やかで楽しそうじゃないですか。「絶対にアナウンサーになる!」と決めて人生設計をしました。大学進学も通過点でしかなかったです。
でも、いざ就職活動をしてみたら空振りばかりでまさかの無職で卒業することになりました。私には放送局のコネ、帰国子女、ミスコンなどのブランドが一切ありませんでした。それでも、母から「やれるだけやってみたら?」といわれたので、本当にやれるだけやってみようと思ったんです。

一時的な就職先としてマスコミ以外の仕事も考えましたが、やはり少しでも実績に繋がる仕事がしたくて。
人員募集をしていなくても自宅から通えるケーブルテレビ局に履歴書を送りまくりました。もちろん手ひどく断られましたが、受け入れて下さる局に巡り会えて運が良かったです。そこで裏方の仕事を学びつつ、4年間アナウンサーの採用試験を受け続けました。

記者 すごい粘りですね!

相澤さん 子供の頃から絶対に叶えたい夢だったので諦められませんでした。諦めず粘った4年間があったから、アナウンサーの人材育成をする今の仕事に繋がりました。やりたいことができる人生って本当に楽しいです。私のように何もないところからのスタートでも、夢は叶うということを人に伝えたいんです。

Q2 AIが活躍する時代に必要とされるニーズとは?

相澤さん これからは信念のある、質の高い人材が求められると思います。
たとえ高い壁があったとしても「無理だ」と決めつけて諦めるのではなく、「どうやったら越えられるか」を考えて、どんな小さな夢でもいいから叶えていくことですよね。大人が子供の夢を潰しちゃいけないと思うんです。夢を叶えるかどうかは本人が決めることだから。

Q3 どんな美しい時代をつくっていきたいですか?

相澤さん お互いにお互いの夢を育て合える時代を創って行きたいです。そのためにも、諦めずに努力をし続けたら夢は叶うということを伝えていきたいですね。できないことはないから。目の前に障害があったらどうやったら超えられるかなと励ましあえるそんな人たちで溢れる時代を創りたいと思います。

編集後記

とにかく明るく終始楽しませてくださる相澤さん。そのホスピタリティはどこから来るのだろうと、どんどん引き込まれながらお話を伺ううちに、ご自身の経験から、どんな困難な状況でもワクワクと乗り越えられることを伝えたい相澤さんの思いが伝わって来ました。強くてしなやかな美しさ。そんな相澤さんの生き方とつながった話し方を学ばせていただきました。

これからもますますのご活躍を期待しております!

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