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『五感を研ぎ澄まし コトダマと魂が共存すること』パーソナル薬膳料理研究家 高遠智子さん

20代でガンを経験、治癒されたことを始め、ご自身の壮絶な経験から、食事はもちろんのこと使う言葉や精神にまでアプローチするパーソナル薬膳料理を提案する高遠智子さんにそのエネルギッシュな活動の秘訣を伺いました。

プロフィール
パーソナル薬膳料理家(アンチエイジング歯科学会会員)
北海道育ち。28歳で末期の卵巣ガンにより余命半年の宣告を受ける。
執筆:
・『食べものだけで余命3か月のガンが消えた』(幻冬舎)  30万部ベストセラーを始め著書多数
・日経BP WEBサイト 未来コトハジメ コラム連載

リゾートホテルでの商品開発
メディア、イベント、講演など多数


記者:今日はよろしくお願いいたします。
いま高遠さんのされていらっしゃること、目指していることはどんなことかお聞かせいただけますか?

高遠智子さん(以下 高遠 敬称略):今は兵庫県の御影(みかげ)で5名限定のパーソナル薬膳料理教室の開催と、ご用命頂きますと出張教室も開催しております。あとは執筆活動をしており、主に出版と日経BP社の未来コトハジメでコラム連載をしております。

私のデビューのきっかけとなった著書の枕詞として「余命3ヶ月のガンが消えた」という言葉をつけて世の中に送り出していただいて今があります!
その壮絶な経験と、出版してしまった反響からの壮絶な経験。その2つの壮絶な経験から、時を超えて応援してくださっている方のおかげで今は御影で活動しています。
その中で、今年は「余命3ヶ月」の部分が消えて「高遠智子のパーソナル薬膳」のご提案レシピを出版する予定です。

それらの体感から多角的視点で、AI時代になると良いことばかりのようですが、その一方で五感を研ぎ澄ますことの原理に戻らないといけないかなということで、土壌学、心理学、天文学などそういった学んだものを融合してパーソナルな薬膳料理のご提案をしています。

そして普段お話する大和言葉、コトダマがどれだけ脳と体に作用して精神状態を左右するか。そこのバランスの取り方についてもレクチャーさせていただいています。

記者:すごく幅広い分野を融合して、いろんな要素を含んだ教室なんですね。

高遠:そうですね。
今はアプリがあるので、ある程度お料理は自分でできると思うんです。
そこで足りないのは五感を研ぎ澄ますこと。
あとは自分の体の生態機能がどうしてそのようになっているのか原理を知ることだと思います。それはAIに任せるのはなかなか難しいのかなと。
それが人の顔、声、髪型、髪質、内臓の動きすべてその人その人のオリジナルであって、そこに注目して取り掛かっている活動です。

記者:なるほど。みんな1人1人違うわけですもんね。

高遠:はい。そこに対してのパーソナルなアプローチのお料理教室です。
オンラインクラスだとお料理を作ることは難しいので心理学、行動学、言霊、言葉の使い方で体が良くなる、そこに提案したレシピは薬箱です。
食べるものは命をくれる、死ぬ時まで入れるものですからそれでエネルギーを充満して気を巡らせるということをしております。

出る杭は打たれるけれど飛び出た杭は太柱になる

記者:今後3年後、10年後に目指している理想はありますか?

高遠:日本ではどうしても未だ西洋医学が主流なので、私のしているようなホリスティックな部分への理解力や認識度というのはなかなか低いと感じています。
でも、出る杭は打たれるけれど、飛び出た杭はすごい太柱になるんだというところでまず知っていただくことと、こういった部分での活動は欧米の方が二歩も三歩も進んでいるので、そちらでもコトダマ薬膳ということで伝えられていけばいいなと思っています。
これからAI時代に入るからこそ、今までのお茶を濁す風習が一掃される動きが出ているので、コトダマの思い、発する音で人生は変わると思うんです。5Gになると真実がどんどん露呈されて、日本人の本音と建前思想気質を見直さないと失語症が増え日本人の死亡原因第一は自殺が多くなる懸念があります。

記者:それに向けて日々実践されていることはどんなことがありますか?

高遠:私たちは一本の木であること。それを皆さん忘れていらっしゃる。本当は根っこは樹木にたくさんありますが、この樹木の根は多くの自尊心によって絡み合っていて、たくさんの絡み合いがあって全部繋がっているってことを忘れてしまっていますよね。

記者:見えないですもんね。

高遠:はい。
あなたの根っこはちゃんと根ざしていますか?というところ。
やはりいろんなお仕事があって生計を立てていらっしゃる方が多いので、本音と建て前の中での仕事になってしまっていて日本人はとくにそういう方が多いと思うんです。
それがどれだけ自分の心、ハート、コトダマを汚してしまってそこから病気になるのかを今解明しているんです。

先日、橿原(かしはら)神宮に正式参拝した時にオガタマの実が落ちていていただいたんです。その時に宮司さんが私が勉強していたのと同じことをおっしゃったんです。
それは、神殿で鈴を鳴らしますがその鈴の元がオガタマの実なんだそうです。その鈴の音で魂が共鳴し、内臓機能も共鳴共感する。
そこでそれぞれの内臓や細胞がハッと循環を促し、祓(はら)うということを昔はしていたんです。
オガタマの実はそのツールで。
そうなると音ですよね。音の音域によって心地良い音、具合が悪くなる音、私たちの体はいい影響があるのか、悪い影響があるのか汚れを取って自分の体を安定させること。言葉の音域と食材を重ねて行ったら体にはすごくいいんです。
だから、オトナのコトダマ教育×食×音なのだと捉えています。

記者:どんな発見があって今の活動をされていますか?

28歳で病気になったとき、それを受け入れて自分に穢(けが)れがあったからだろうと探求したんです。自分の穢れているところを受け入れて行ったんですね。
病気をしたのは、大義名分のもと自己犠牲と自己欺瞞で生きてたからだと。そこから禊(みそぎ)をして魂が磨かれるよう毎日神社に通いました。

あなたの魂は喜んでいますか?

記者:そのような発見をされるようになった背景やきっかけはどんなことですか?

小さい時から人のためとか世の中の人のことを思っていたんですが、ご近所の大人に3歳の子が「火事とか気をつけてね」というようなことを言うので、へんな顔をされてしまい、思ったことをそのまま言っちゃダメなんだって思ったんですね。
そして父が仕事の関係で家にいることが少なかったので、子供のことを知りたかったんだと思うんですが交換日記をしていたんです。その中で和歌を詠んでいて。
土の色の違いとか、整備された川とほったらかしの川のせせらぎの音が違う。
光の色もそのままのものと布を通したもので繊細に違いますし。

本当は母に対しての不満などもあるんですが書いてもし読まれてしまったらバレちゃうから、どう表現するか言葉を選んでいましたね。幼児虐待の真実を伝えられなくてかなり頭を悩ませました。

結婚生活で旦那さんからも否定的な言葉を言われました。前職の上司で潰瘍性大腸炎を患っていて、食事でサポートできれば良いと同情からの私の自己犠牲での結婚だったと今は思います。
「三途の川を一度渡って戻って来たんだから死ねよ」と毎日言われていて、時には身の危険もあるような日々で、警察に保護されて離婚できました。
それが処女作の原動力にもなっていたので今は感謝しています。

記者:そのようなことがおありだったのですね。
壮絶な人生のご経験が今の高遠さんの活動につながっていらっしゃるのですね。
最後に高遠さんが一番伝えたいメッセージはありますか?

高遠:メッセージは尽きないんですが「あなたの魂は喜んでいますか?」「発する言葉と魂と本音が共存していますか?」ということですね。
生まれた時から皆さんいろいろなところから知識を得て自己欺瞞になっていきますよね。
そこをクリアにして自己欺瞞と自己犠牲がクリアになったらみなさん調子が良くなって天空(頭上)と魂と根っこがしっかり繋がった毎日を送れると思います。
私自身が穢れていたのが良く分かりますから。変なコトダマの淀みがきっかけで一家離散してしまったので、同じ環境の中にある方の気付きになれば幸いです。

編集後記
今回取材をさせていただいた山口と瀬戸です。
高遠さんが人生を通して様々な出来事を経験されてくるなかで弱音を吐いたり諦めたりするのではなく、ご自身が変化されることで、より想いを強くされて今の活動があるのを感じました。
魂と表現を一致させるコトダマを大事にされているのが印象的でした。
ステキなエネルギーをこれからも広げていかれることを楽しみにしております!

高遠智子さんの主な活動はこちら
HP:https://www.genki-recipe.com/
FB:https://www.facebook.com/tomoko.takatoh


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