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国際運転免許証をタイの運転免許証に切替える方法(2022/4/19、チョンブリ陸運局)

はじめに

タイに長期滞在する際、次第に行動範囲が広くなり、バイクをレンタルしたり、所有したりする機会がでてくるかもしれません。公共交通機関が発達したエリアだけでなく、郊外のショッピングモールやローカル市場に行くことも増えるでしょう。

そこで活用されるのが、国際運転免許証やタイの運転免許証ですが、国際運転免許証は、発行から1年間が有効期限なので、1年以上滞在する場合は、タイの運転免許証への切替えが便利です。

日本の運転免許証を、タイの運転免許証に切替える方法もありますが、タイに入国してから、切替えるまで運転できません(国際運転免許証やタイの運転免許証がなくてもバイクはレンタルできますが)。

また、日本の運転免許証では、バンコクとチェンマイ以外のエリアに滞在する場合は、切替えに、在タイ日本国大使館(領事館)交付の「運転免許証抜粋証明(英文)」が必要で、バンコクかチェンマイまで行く手間がかかります。

今回、チョンブリ陸運局で、国際運転免許証をタイの運転免許証に切替えました。その方法をお伝えしたいと思います。この情報は、2022/4/19時点のものです。

なお、チョンブリ陸運局には、シラチャ支局とバーンラムン支局がありますが、シラチャ支局は、スクンビット通りには近いですが、外国人の利用が少なく、バーンラムン支局は、パタヤ市街から離れた場所にありますが、外国人の利用に慣れているため、バーンラムン支局で手続きしました。

タイの運転免許証は、車とバイクが別々で、両方の免許を取得する場合、2枚発行されます。

切替えの手順

  1. 居住証明書の取得(イミグレーション)
    チョンブリ・イミグレーションの9番カウンターで申請します。私は、リタイアメントビザ(1年期限)を取得後に居住証明書を申請しました(居住証明書の有効期限は、リタイアメントビザ(1年期限)と同じでした)。申請書は、イミグレーションのインフォメーションで手に入ります。車とバイクの2枚の運転免許証が必要な場合は、2通の居住証明書が必要です。申請用紙は1枚で大丈夫です。15:30頃に申請したのですが、交付は翌日の10時頃と言われました。

    必要書類
     ■ 申請書(APPLICATION FORM FOR RESIDENCE CERTIFICATE IN THAILAND)
     ■ パスポート
     ■ 写真(4cm×6cm)3枚(2通発行の場合)
     ■ パスポートのコピー(顔のページ×1、入国スタンプのページ×1、出国カードのページ×1、リタイアメントビザ(3ヶ月期限)のページ×1、リタイアメントビザ(1年期限)のページ×1、TM30の半券のページ×1)
     ■ 賃貸契約書のコピー
     ■ 手数料(1通あたり300バーツ、2通で600バーツ)

  2. 健康診断書の取得(クリニック)
    これは簡単に手に入ります。私は、ブログ記事などで紹介されていた、ブッカオクリニックで健康診断書2通を取得しました。車とバイク両方の場合、2通必要です。

    運転免許のための健康診断書と伝えると、血圧を測定され、身長と体重は自己申告し、診断書に名前、住所、サインを記入します。20分もあれば発行されます。1通あたり100バーツでした。

  3. 陸運局で予約
    コロナ対策のため予約制になっていました。タイ人はアプリで予約可能ですが、外国人はネットで予約できず、現地での予約が必要でした(2022/4/5時点)。したがって、陸運局には、合計2回行く必要があります。

    陸運局は、パタヤ市街から陸側に離れた場所にあります。レンタバイクでアクセスしましたが、高速7号線は、有料化されてバイクでは走れなくなったという情報があったので、スクンビット通りと36号線を利用しました。36号線でのアクセスは陸運局を超えてから反対車線にUターンすれば可能です。

陸運局の玄関(紫色の部分)

到着後は、陸運局の敷地内にある駐輪場にバイクを停め、陸運局の建物の前にある紫色のテントを探します。その左側が外国人の受付ブースです。ここで予約します。

外国人の受付場所(左側)

陸運局の予約の受付は、8:30-14:30(紫色のテント内の掲示)のようです。

紫色のテント内の掲示

テント内の受付カウンターで、下記の必要書類をチェックしてもらい、不足分があれば指摘され、予約日にすべて用意するように言われます。私の場合は、2セット必要なコピーを1セットしか用意していませんでした。

不足分は、必要書類一覧表にチェックされて渡されます。また、チェックされた書類はホチキスで留められ、パスポート、国際免許証とともに全て返却されます。

予約日の時間は、8:30か13:30を選択できます。定員があるようで、日付は2週間後の2022/4/19になりました。

上記の必要書類一覧表には、予約日時と、健康診断書の有効期限が1ヶ月であることも記載されています。健康診断書を持参しましたが、予約日が2週間後なので、有効期限内に収まりました。その他、受付カウンターにある予約ノートに名前と電話番号を記入します。

紫色のテント内の様子(受付カウンター)

必要書類
 
■ パスポート原本
 
■ 国際運転免許証の原本
 ■ パスポートのコピー「顔のページ×1、出国カードのページ×1、リタイアメントビザ(1年もの)のページ×1、リタイアメントビザ(3ヶ月もの)のページ×1、TM30の半券のページ×1」車とバイク両方の場合は、2セット必要。
 ■ 国際免許証のコピー(表紙×1、最初のページ×1、英語の説明のページ×1)、つまり英語表記のページを全てコピー。車とバイク両方の場合は、2セット必要。
 ■ 健康診断書原本(車とバイク両方の場合は、2通必要)
 ■ 居住証明書原本(車とバイク両方の場合は、2通必要)

4.陸運局で免許証の取得(予約日時[2022/4/19の13:30]に訪れる)
陸運局に到着すると、前回と同じように紫色のテントで受付を済ませます。その際、必要書類をチェックされ、揃っていれば、コピーの全てに青ボールペンでサインします。また、予約ノートにもサインします。

次に、適正検査記入表にフルネームと電話番号を記入し、パスポートを含め全ての書類は預かられます。番号札(黒色)を渡されて、14時に建物内で手続きをするよう伝えられます。

建物内の2Fのトレーンングルームで待機し、同じ階で14時から適正検査が行われました。適性検査には、10人くらいの外国人が集まっており、色盲検査のみが行われました。反射検査、深視力検査は行われませんでした。

色盲検査は、レッド、イエロー、ブルー、グリーンの判別します。英語で回答が可能です。

検査が終わると、同じ階の別のブースで、手数料を支払います。
車:205B、バイク:105B 合計310Bでした。
この時、白い整理券を渡されます。これは、写真撮影用です。

その後は、建物の玄関から出たところにある白いテントで待機します。白い整理券の番号が呼ばれたら、青い背景の前に移動し、建物内からカメラで撮影されます。

写真の撮影場所(白いテントと青い背景)


撮影後は、玄関と反対側にある椅子に移動し待機します。しばらくすると、職員が運転免許証と領収書を手渡してくれます。

免許証を受け取ったのが、15時前だったので、予約時間の13時半から約1時間半で、2枚の運転免許証を取得できました。

まとめ

国際運転免許証からタイの運転免許証に切替えるには、

  1. 国際運転免許の取得(日本国内)

  2. 居住証明書の取得(タイのイミグレーション)

  3. 健康診断書の取得(タイのクリニック)

  4. 陸運局で予約

  5. 予約日時に、陸運局で適性検査と運転免許の取得

の手順が必要です。

国際運転免許証のメリットは、

  • 日本大使館(領事館)まで必要書類のために行く必要がないこと

  • タイに到着して直ぐに合法的に運転できること

です。

免許切替えに必要な費用は、

  • 国際運転免許証:2350円

  • 居住証明書:600B(2通、車とバイクの場合)

  • 健康診断書:200B(2通、車とバイクの場合)

  • 陸運局の手数料:310B(車とバイクの場合)

  • 交通費

  • 写真代

です。なお、在タイ日本大使館(領事館)交付の「運転免許証抜粋証明(英文)」の手数料は、610Bです。

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