PANCRASE BLOOD.1カード紹介

2024年PANCRASEは大阪で開幕!

昨年までのNEO BLOOD!からPANCRASE BLOOD!に名称を変えた本大会、若手からランカーまで幅広いカード目白押しです!!


第1試合 NBTストロー級一回戦 織部修也vs秋吉拓史

織部はCAVE所属で一勝一敗。ベースは空手だがパンクラスデビューからはケージに押し込む展開の試合を多様。個人的にはベースの空手を使った攻防をそろそろ見たいと思っている。

秋吉はコブラ会所属で一敗。デビュー戦では米山にケージ際の攻防からTDされパウンドで仕留められた。

ともに米山に敗戦した両者だが、米山を物差しにすると押し込みで優勢だった織部、競り負けた秋吉の印象がある。同じ攻防なら織部有利に思うが秋吉が敗戦から約一年でどう積み上げているか。またコブラ会といえば寝技師の印象があるのでそこも見たい。

昨年のNBT後デビューの織部と一回戦負けの秋吉、仕切り直しの一戦で勝ち上がるのはどちらだ

第2試合 NBTフライ級一回戦 今井健斗vs岸田宙大

2024年NBTフライ級"本命"今井健斗が登場!個人的には今井がまさかNBTに出るとはという驚きが大きい。パンクラス戦績は2勝2敗だが公武堂ではきっちりと勝利を積み重ねている。今井といえば何と言っても昨年の柴山戦、ファイトボーナスを獲得した熱戦はラスト一分まで柴山のレスリングにコントロールされるも起死回生のティピーチョークで大逆転勝利!!以前もティピーチョークで極めていた試合を配信ながら見ていたこともあり言質で大興奮した試合だった!!

負けたとはいえ前田とは接戦、赤崎には秒殺していることもありワンマッチでランキングを目指してもおかしくない立場と思ったが確実にランキングを取りにきたか。(と言ってもシード枠ではある)

対戦相手の岸田は稲垣組所属、デビュー戦で今井と対戦?つ思ったがパンクラス公式で柔術優勝の文字が。気になって調べてみたら2022年ランキングではあるがアダルト茶帯で4位というとてつもない実績。ちなみに3位は昨年パンクラスミドル級で旋風を巻き起こした藤田大とあっては期待せざる終えない。

本命今井がMMAキャリアを見せつけ勝ち上がるのか、ダークホース岸田が柔術の深みをMMAでも知らしめるのか。第2試合にはもったいない個人的に裏メインです!!

第3試合 NBTフェザー級一回戦 山中大門vs敢流

両選手とも初見。

山中はBLUEHOUSE所属。フィットネス部門は自身が経営しているらしいが所属としてはBLUEHOUSE MMAとなるのか。今回がデビュー戦でアマチュアは他に修斗やレギオンにでている。スタイルとしてはレスリングキャリアがあり柔術青帯。レスリングは高校で九州5位、ノーギで九州の大会優勝など実績らしいのでグラップラーか。

敢流は森田 敢流がリングネーム変更。稲垣組のホープでアマチュアから無敗でDEEP大阪でデビューし2連勝と無敗のレコード。YouTubeで軽く試合を眺めた感じではグラップラーの印象でガンガン仕掛けていくタイプなのかな?デビュー戦は1Rは仕掛けた分2R巻き返された感じみたいなので(しっかりと見てないので実際は不明、気になる人は公式で上がってるので見てみてください)スタミナ配分が気になる。

少し調べた感じなので実際は違うかも知れないけど両者グラップリングを得意としてそうな印象。パンクラスは3Rルールなので後半面白い展開になるかもしれない。

第4試合ライト級一回戦 上田智大vs原田直人

上田はパラエストラ広島所属でパンクラス戦績は3敗(1敗はネオブラでの不戦勝)

デビュー戦は岡田に組まれRNC、2戦目は鈴木の圧力からパンチラッシュで敗戦。両者共にパンクラス内では期待株ではあるが良いところを見せれなかった分の、今回は仕切り直したいか。

原田はコブラ会イースト所属、ACCELでデビューも1敗。柔術では関西の大会で青帯優勝とのこと

第5試合 フェザー級 中村晃司vs岩本達彦

稲垣組のベテラン vs BLOWSの決戦兵器

中村はクォン・アソル キラーとして知られるハイキックを得意としたストライカー。パンクラスでは連敗中だが他プロモーションやDEEPとの合同大会では勝利しており、パンクラス本大会でも久々の勝利を目指す。

岩本は透暉鷹戦以来の2年ぶりにパンクラス復帰。長いリーチからの打撃や組膝、グラウンドではアームロックなどフィニッシュ力がありステップアップのきっかけとなったNBTでは劣勢からの逆転を魅せ優勝など爆発力が武器。一方でTD をされた後の対処や打ち負けることもあり脆さも見せる日本刀のようなファイター

入場曲はエヴァは姿が似ているという話で決めたというエピソードがあり、個人的にそれにちなんでBLOWSの決戦兵器と呼んでいる。ちなみにパンクラス公式の二つ名はバトルタワー

両者は再戦であり前戦はドローらしい。ともに爆発力が持ち味だと思っているので今回はフィニッシュに期待。

第6試合 ストロー級 若林耕平vs高島俊哉

若林はコブラ会所属でパンクラスランキング1位。戦績は6-1-1と見事なもので敗戦は修斗で田上こゆるのみと正にホープ。

パンクラスでは現NEXUS王者の宮澤と一進一退の展開から最後にTDを奪い競り勝つと、続く八田戦では八田の責めを潰しこちらも競り勝つなど勝負強く試合運びの上手さがある印象。

高島は17年同級NBT優勝、野田と相性の悪さはあるがそれ以外の相手にはほぼ勝利している。個人的にかつてのストロー級下位ランカーによる蠱毒のようなサバイバルマッチの生き残りなこともあり割と思い入れがある。

スタイルとしては打撃もできるがグラップリングのほうが印象が強い。元々はU-FILE所属でいまはMe,Weとグラップリングが強いジムの所属でもある。

同じグラップリングスタイルでも手堅く勝利する若林に対して積極的に展開を作ろうとする高島、両者のスタイルの違いを楽しみたい!!

第7試合 ライト級 葛西和希vs木村俊也

葛西はマッハ道場所属のランキング5位。柔道ベースかつキック経験者ということもあり、打撃も組みもできるタイプ。 ジャブローを基点としたテクニカルな打撃とスクランブルからパウンドを放つなど泥臭く攻める組と両局面の姿を見せるファイター。

あと一歩でタイトルマッチに届かない状況なのでここで勝利し流れを掴みたいか。

木村はBLOWS所属。7勝2敗でそのなかには現GRACHAN暫定王者林RICEにも競り勝つなど期待されていたが試合が空き1年半振りの復帰戦となる。打撃も組みも強くフィジカルもある、ある意味では葛西と似ている感じがするが、木村のほうが積極的に攻める印象。

葛西がランカーとしての強さを見せるか、木村がアップセットをお越し、パンクラスライト級に波乱を起こすのか!

第8試合 コーメイン 三宅輝砂vs名田英平

パンクラスフェザー級実力者同士のサバイバルマッチ!

三宅は『天才』と称されランキング6位。5勝3敗ながらも敗れた試合は亀井、田村、中田とそれぞれ実力者。そして亀井戦では極、田村戦では打撃、中田戦ではTDといずれもあわやと思わせる場面を作るなど打投極全てにおいての潜在能力の高さはフェザー級屈指。一方で手堅く攻めるところがあり、生ききれない場面を作りセコンドの祖根代表?から発破をかけられるシーンが見られる。小森戦や櫻井戦の激勝を糧にして殻を破れているかを注目したい。

対する名田はコブラ会所属のランキング8位。こちらも近年に敗れた相手は狩野、透暉鷹、Ryo、サンウォンと実力者揃い。狩野戦は1R終盤までペースを掴むも際からの逆転一本負け、透暉鷹戦も中盤まで良い試合を作り、サンウォン戦でも要所でダウンを奪われ敗北も全般的には渡りあたった。Ryo戦は…

特徴としては受けの強さの後の先を得意としたスタイル。打投極において隙がなくディフェンスがうまい。相手に攻めさせ削り自分の試合にする試合も多いが、逆に言うと相手に付き合うタイプであり、そこが勝ちきれない要因にも思える。正直なところ名田の上手さは個人的に好きではあるが、試合を見ていてもどかしくもある。しかしそれが名田英平のismなのであろう。

個人的には三宅が積極的に攻めて片鱗ではなく『天才』であることを示すような試合を期待。というか名田からガンガン行く姿が全く想像つかないってのはある

第9試合 メインイベント 秋葉太樹vs松井斗輝

パンクラスが誇る東西、そして新旧ストライカー対決!!

なんですが、この記事を書いてるときには既に計量が終わっており…. 松井が6kオーバーで再計量

前日の体重からすると要因は水抜き中に体調不良で水分を摂取したのかな。個人的に秋葉選手も松井選手も好きな選手なので秋葉選手を思うと安易に養護もできない。

ただ確実にバッシングを受けるこもが分かりながらも計量に望んだ覚悟は評価したい。こんなこと評価する話じゃないけど。

パンクラスのルールとしては2.2k以内なら両者の合意で試合は可能。ただ体調不良が原因ならここから落とすのは恐らく無理だし、そもそもやらせるべきではない。

とりあえず公式のリリースを待ちます。

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