PANCRASE 341カード紹介

パンクラス30周年記念大会vol.3は3大タイトル戦に若手のサバイバルマッチと盛りだくさんの全15試合

今回も個人的な見所を紹介します!!


第1試合 NBTライト級 1回戦 鈴木悠斗vsクリス

鈴木はパレ8新世代の中でも特に期待の18歳。デビュー戦では相手のTDをスクランブルで切り返し関節を狙い、更に寝技でコントロールし判定ながら完勝。2戦目は打撃を効かせた崩れたところにラッシュでTKOと打撃も寝技も穴がないファイター

クリスはanne所属。anneはパンクラスやGRACHANで活躍しRIZIN出場経験もある獅庵が立ち上げたジム。

anneの2人目のプロファイター。アマチュアの試合を1試合みたが、スタンドは後ろ重心、TDされるもボトムからラバーに捉える動きや組際に切り返しトップをとるなどタックルディフェンスよりも打撃で攻めて、寝かされたらボトムから仕掛けるタイプか?

1試合、しかも負けた試合しか見ていないので何とも言えないところはあるが、クリスとしては打撃で積極的に仕掛けてポイントをとりたい、鈴木はTDからトップコントロールを狙いたい試合か。ただ鈴木は積極的に打撃で攻めるシーンもあるので乱打戦ならクリスは受けて立ちたいか

第2試合 ストロー級 植松洋貴vs増田大河

植松は2022年ストロー級NBT優勝。強豪揃いのNEVER QUIT所属で打撃の強さの印象がある。そして植松といえば何と言ってもリトルとの死闘。1RアッパーでリトルをダウンさせRNCで追い込むも2R以降リトルが巻き返し両者全てのガスを出し切り結果はドローも熱戦を魅せた。

増田は2023年NBT準優勝。テクニカルな打撃と冷静沈着な試合運びが非常に印象的。決勝では寺岡の押し込みの圧力を受ける形となり押されながらも打撃を入れるがポイントにはならず敗北。しかし以前と比べて「効果的」な打撃が求められる判定基準を学ぶ経験になったと思われる。

個人的な印象では打撃のスキルは増田が上に思えるが、両者の体格は植松が168cm、増田が160cmと差がある。植松としては打撃でリーチ差を活かし、四つ組などで攻勢を取りたいだろう。増田は四つの対策ができているか、圧力をかけ自分から打撃で攻めれるかを見てみたい。

第3試合 フライ級 大塚智貴vs眞藤源太

大塚はフライ級5位、小柄ながらレスリングの強さと思い切りの良い打撃、何より決して諦めない気持ちの強さが武器も2連敗中。

眞藤は2023年NBT準優勝。ボクシングの上手さとスクランブルから一本をとる極めの強さの印象がある。NBT決勝では山崎の圧力に苦戦するも3R終盤に猛ラッシュを仕掛けるなど敗れながらもインパクトを残した。前戦では横場武道館の第1試合を任されると梅原のTDをディフェンスし鮮やかにRNCを魅せるなど結果を出しランカーへの挑戦となる。

大塚からすると眞藤のボクシング&スクランブルのスタイルはカーフとパンチの違いはあれど前回敗れた濱田と似ているタイプであり、眞藤からすると大塚の圧力をかけ続けるボクシング&レスリングはNBTで敗れた山崎と似たタイプ。共に敗戦から糧に成長した姿を魅せるにうってつけの相手にみえる。

大塚がランカーとしての強さを魅せ連敗をストップさせるか、眞藤が勢いそのままにランキングに割り込むか!

第4試合 女子フライ級 NØRI vs 渡邉史佳

NØRIはランキング3位。フットワークから遠い距離でパンチや蹴りを散らすスタイルであり、近年はTDDを含め寝技の向上も見られる。

渡邉はプロ2戦目。デビュー戦はOOTA DOJO所属も今回はFIGHTER’S FLOW所属変更。前戦のデビュー戦はベテランのライカ相手に2Rまでアウトボクシング、3RにTDでポイントゲームを仕掛けるもライカのスクランブルに惜敗。前回は名伯楽太田代表がセコンドで策を授けたが、今回からはFIGHTER’S FLOW所属。FIGHTER’S FLOWといえば、華しかない男として有名な上田代表がセコンド…と思っていたら上田代表はテキサスへ

上田代表のセコンドが見れないのは残念だがFIGHTER’S FLOWで成長した渡邉のパフォーマンスに期待したい。

NØRIが三度のタイトル戦、そして来月の妹KARENの試合へと繋げるか!それとも渡邉がFIGHTER’S FLOWのもう一人の渡邉としてPFLに参戦する渡辺華奈へと繋げるか!

2024年パンクラス・アテナ開幕!!

第5試合 フライ級 濱田巧vs山崎聖哉

濱田は元キックボクサーでREBELSなどで活躍しMMA 転向。2022年にNBT優勝を果たすも怪我で休養。昨年11月に復帰するとランカー大塚と対戦。元キックボクサーらしい強烈なカーフとレスラーの大塚に対して一歩も引かず組み勝ち更に自らTDを仕掛けるなどMMAファイターとしての実力を発揮し判定ながら完勝しランキングを3位まで上げた。

濱田についてはキック時代の試合もみたことがあり、更に今回試合を見直して改めて思ったことだが、相手の打撃に対して腕や肩で上手くずらして受けることが印象的。

下手をすると相手にポイントを入れられるリスクが無いとは言えないが、「効果的」な打撃を入れる必要がある判定基準においては単なる手数はポイントにならないと割り切り、相手の攻撃をずらすことでより自分の距離で打撃を出せるのは強力な武器ではないかと思った。

山崎は2023年NBT優勝でランキング6位。BRAVE所属らしい組と打撃を混ぜ積極的に攻めるスタイル。またNBT決勝ではポイント優勢ながら眞藤の打ち合いに応えるなど熱いハートも魅せた。

濱田がトータルMMAで暫定王座に手をかけるか、それとも山崎が持ち味の積極性で打撃と組で待ったをかけるか! 

フライ級NBT優勝そしてランカー同士のサバイバルマッチ!!

第6試合 フェザー級 遠藤来生vs石田陸也

遠藤はランキング9位。セコンドのヤマケン代表の指示を的確にこなし、無類のタフネスで相手を追い詰める姿はまさにファイトマシーンも現在は3連敗中。しかし前戦の平田戦は2Rまで平田の寝技に苦しみ劣勢も3R巻き返しを魅せるなど敗れはしたものの持ち味を発揮する試合ではあった。

石田はNEXUSなどでプロとして試合を重ねるも、アマチュアパンクラスでライセンスを取得しパンクラスデビュー。ボトムからの仕掛けに上手さはあるも執着しポイントを失う試合もあったが、前戦は首相撲からの膝でダウンを奪うと寝技に移行しマウントから三角アームで見事に一本勝利。NEXUS時代を思わせる良い試合内容で転機となるか。

正直なところ遠藤としては実績的にも落とせない試合であろう。逆に言えば石田はこの試合に勝てばランキング入りもおかしくない大チャンス。石田は15cmの身長差を生かし得意の首相撲からチャンスを掴めるか!

ただ遠藤は過去に長身選手との試合経験があったりする


第7試合 女子フライ級 杉山しずかvsライカ

JEWELSでデビューしDEEP JEWELS含め20大会以上出場(DEEP含めると更に増える)

まさにJEWELSの象徴 杉山しずか、まさかまさかのパンクラス参戦!!

そして対戦相手はライカ!!

両者は2014年12月31日 伝説のDEEP DREAM IMPACT 2014で対戦するも当時MMA2戦目のライカは1Rで敗北

あれから9年を経てまさかの再戦。両者ともにMMAを続けていることにまずは敬意を払いたい。

ちなみにDEEP DREAM はニコ生で帰省中に見た記憶があるんですが、内容は全く覚えてません😅

当時はあんまり実況もしてなかったのでご覧の通り

意外なことに杉山はプロとして未だタイトルを取っていない無冠の女王。ライカ戦の次に見据えるのはコーメイン、かつてのリベンジか新鋭への挑戦か!

それともライカがリベンジを果たしタイトルマッチへ駒を進めるか!!

第8試合 ライト級 西尾真輔vs余勇利

ぶん殴りマッスル西尾vsバスケ出身のフィジカル強者余の肉弾戦開幕!!

西尾は2022年NBT優勝でランキング10位。1回戦で当時優勝候補と目されたビラルとの壮絶な打ち合いを制しKO勝利。平と松本には敗れるも当時ランカーだったDARANIにはTDを潰してパウンドで圧殺するなど持ち味のマッスルファイトが魅力的なファイター。ただ松本戦で気になったのは相手のTDに対して首を抱えがちなこと。ギロチンが極めれるなら良いが単純に首を巻いて組み付く動きは得策とは言えないと感じた。特にケージ側にいる際も抱えて立つ動きに行かないのは勿体なく思った。

余はパンクラス戦績3勝3敗でランキング12位。デビュー戦では先日のRIZINにも出場した押忍マン戦と対戦。押忍マンの打撃に劣勢もゾンビのように立ち上がる姿はビッグインパクトを残した。その後、当時のランカーDARANI を含め2連勝しランキング入りも前戦は神谷の組に劣勢になり敗北。とはいえ神谷にトップを取られながらも持ち前のバネで立ち上がり強烈なパンチをねじ込むなど良い場面も作った試合だった。

両者のスタンドの印象は西尾は圧力からの一撃、余はスピードとバネで飛び込むイメージ。ともにタフネスを持ち合わせている。組については西尾はトップを取れば強い印象も下になると手札が少ない印象。対して余は不利なポジションでもスタンドに戻せる能力を感じる。

試合の展開については、西尾としてはまずは詰めて殴るが基本と思われる。対して余は打ち合うか、それとも組むのか。常套としては余はTDと思うが気の強さを感じる余の選択はどうか

第9試合 ライト級 平信一vs神谷大智

暴走柔術 平信一 ライト級サバイバルマッチに出陣!!

平は元ZST王者、見境なくジャーマンを放ち自爆、飛び込んでパンチ一閃でKO勝利など異名通りの暴走ファイトを魅せるアグレッシブファイター。また第8試合の両者に土をつけるなど実力も確かな物がある。

神谷はBRAVEの若手でありアップセッター。パンクラスデビュー戦ではアマチュアエリートのビラルを得意の組で競り勝つと、2戦目にてランカーの天弥と対戦。2Rまで組でポイントをとるも3Rは天弥の猛反撃を受け絶体絶命の窮地の中、がぶられた状態での顔面膝に対して掌をマットにつけ反則打を誘発する頭脳プレーで反則勝利を掴むなど勝利への執念とそのなかでも冷静さを魅せた。

平の組力を過去の試合で測ると西尾、余と組からコントロールし圧倒するも丸山には組でコントロールされ粕谷には圧倒されている。神谷としては1Rの組の展開で平を勝ればかなり有利に進めれる反面、苦しむ場面なら厳しい試合になる。神谷のスタイルが上で通用するかを測る試合になると共に、厳しい状況になった場面で神谷に組み以外の引き出しがあるかも注目したい。

第10試合 ライト級 松本光史vs天弥

松本は元修斗ウェルター級(現ライト級)世界王者でありパンクラスランキング5位。テクニカルなボクシングと確かな組力をもつオールラウンド、特にスタンドはジャブがキレるイメージがある。一方でディフェンスはガードではなく間合いを外すタイプでありアキラのような飛び込みやパンチの回転力のあるタイプに一撃を貰いKOされる場面も見られる。

天弥はHEARTS所属で2023年NBT優勝のランキング9位。DEEPで活躍する海飛の実弟でもある。

武器は何と言っても強烈な打撃。ビラル戦では四つで組まれながらも膝で削り最後はパンチ、神谷戦でTDに苦しめられるも諦めず3R神谷がガス欠させ打撃でKO寸前まで追い込む(結果は反則負け)前戦の木村戦ではゴング後直ぐに圧力をかけ木村のTDも切りケージ際で回転力のあるパンチで仕留めるなどパンクラスだけではなくJMMAを通してライト級の期待の若手だと感じる。

前述の通り松本的には天弥との打撃戦は相性が良くないのではと予想。個人的には西尾戦のようにTDでいくのではと思う。ただ西尾と違い天弥はTDされた後にスタンドに戻す意識の高さ。もしTDをされても神谷戦のように立つ動きで松本を消耗させられれば終盤にチャンスが訪れる可能性も十分あり得る。とはいえ松本のボクシング技術は高く、天弥をジャブでコントロールしたりカウンターでKOなんてこともあるだろう。

メインで行われるライト級タイトルマッチを前に両者に魅せつけるような試合を期待したい!!

第11試合 フェザー級 中田大貴vsシュウジ・ヤマウチ(試合中止)

中田はRIZIN参戦経験もあるストライカーでランキング7位。ミエテイレバキカナイ教入信者で殴り殴られぶっ倒すスタイルも高木の脅威の一撃に遂に効かされKO負け。今回はその再起戦となる。中田の武器はやはりパンチではあるが三宅戦では逆転のギロチン葬やLevel-G(グラップリングルール)ではパンクラスにも参戦しHEATでタイトル戦も行った阿部右京から勝利するなど組技についても向上している印象がある。

シュウジはパンクラス2戦目。ゴイチ・ヤマウチの従兄弟の日系人ファイター。mmaplanetの記事によると現在は碧南市に在住しALIVEなどで練習しているとのこと。リンクはそのインタビュー記事。

シュウジは前戦はヤン坊と対戦。ヤン坊に対して得意のグラップリングで優勢も際でコツコツと当てられ徐々に削られたところにパンチを当てられ1RKO負け。前回は適正のフェザー級ではなくライト級のため今回こそ真価を発揮できるか。

中田は三宅戦で勝利したとはいえTDに手こずり劣勢を強いられていた事実があり、シュウジはALIVEで練習していることから情報は得ているだろう。中田はグラップリングの向上が見えるとはいえシュウジのグラウンドゲームには付き合わず打撃を入れ、たとえグラウンドになっても諦めずにワンチャンスを掴みたい。

中田大貴の初国際戦、世界標準を超えていけるか!!

第12試合 バンタム級 田嶋椋vs井村塁

バンタム級時期挑戦者を占うサバイバルマッチ!

田嶋はキャリア2年目にして元暫定バンタム級王者を掴むなどシンデレラボーイのように駆け上がるも昨年の初戦の統一戦で中島に敗北。勝つための作戦ではあったが余りにポイントを意識しすぎた戦いは批判を浴びる内容だった。 再起戦の笹戦では打撃組スクランブルを混ぜ競り勝ちランキング1位に。スタイルとしては長い距離からのジャブに加えて強打もあるパンチとしつこい組技。そしめ個人的には際をポジションの1つと認識している所が良い。綺麗なポジションに拘らず際で抑えてパウンドを放てるのは強みと感じる。

井村はデビューから6連勝6フィニッシュでタイトル戦まで駆け上がった超新星。しかしタイトル戦では中島に敗戦から連敗。その後、元修斗環太平洋王者石井との対抗戦に勝利もNEXUS王者河村に敗北。前戦は矢澤との果たし合いを制しランキング3位につけた。

武器は何と言っても寝技。デビューからの連続一本や石井戦ではフレーム差を生かしてバックに絡みつき執念の勝利を魅せた。一方でTSUNE戦ではTDを凌がれ際で打撃を受けたりトップを取られてパウンドを打たれる場面、河村戦ではジャブを嫌いタックルに行ったところをダースに捉えられるなど寝技巧者に脆い印象もある。

田嶋のスタンドは河村のようなジャブを持ちかつ、TSUNEのような強打もある。寝技はTSUNEのように際で対処できる能力があることから井村にとっては嘗て苦汁をなめた敗北からの成長を試される試合とも言えるであろう。とはいえ井村の極める能力の高さは折り紙付き、かつての田嶋が風間に敗れたように一本(それこそ今まで見せていない足関や飛びつきなどの飛び道具で)とる可能性もあると思う。

個人的に予測不可能の両者の対決、単純に試合を楽しみたい!!

第13試合 女子アトム級Q.O.P決定戦 SARAMIvs沙弥子

SARAMIは元修斗王者でRIZIN参戦経験もあるファイター。個人的な印象は組んで倒して攻めるイメージ。トーナメント一回戦ではジェニーの強打を組で封じ決勝進出した。

沙弥子は柔道ベースで投げからTDをとりパウンドなどで攻める印象。一回戦はV.V.と一進一退の試合、打撃で優勢もV.V.バックを取られるも何もさせず後ろからフックを放ち印象付けると3R打撃でポイントをとり接戦を制した。

沙弥子はV.V.戦で魅せたバック対応が技術として持ってるのであればSARAMIとしてはバックコントロールしたくないか?とはいえSARAMIなら4の字やオタツを仕掛けるような気もするが。

個人的には沙弥子は打撃を打つことは得意でも打撃の受けは苦手の印象があるので、SARAMIがスタンドで攻めるプランもあると思う。

タイトル戦は5Rの長丁場、最後まで気持ちを切らさない方が勝利と栄光を手にするか!!

コーメイン 女子フライ級Q.O.P戦 端貴代vs重田ホノカ

端はキャリア約20年の大ベテラン。NØRIと2度に渡るタイトル戦を退け、これが2度目の防衛戦。NØRI戦では得意の組で攻め続けて判定を制した。ベテランながら泥臭く5R攻め続けることができるのは大きな武器だと感じる。

重田はキャリア1年満たずタイトル戦にたどり着いたパンクラスのシンデレラガール。奇しくもデビューは端の前戦であるパンクラス333そして同じ会場である立川スタンドガーデン。あの大会にて本戦で第1試合を戦っていたルーキーが1年後にコーメインを闘うなど誰が想像できたか。(更に遡ると昨年3月にプレリムで試合しプロ昇格)

重田の武器は柔道をベースにしたグラップリングとフィジカルの強さ。ここまで圧倒して勝利を積み重ねたが懸念は元々はストロー級だったこと。ストロー級では抜けていたフィジカルだが端に通用するのか。フライ級に適応できているかがポイントになるか。

大ベテランにして女子格レジェンド端貴代がまだ早いと一蹴するか、それともシンデレラガール重田ホノカがTHE BLACKBELT JAPANとしての初のタイトルを掴み取るか!!

メインイベント ライト級K.O.P戦 アキラvs雑賀“ヤン坊”達也

瞬き厳禁、豪腕同士のタイトルマッチ!!

アキラはパンクラス329で松本を破り暫定王座を掴むとパンクラス333で当時の正規王者久米との激闘を制し王座を統一した。パンクラス参戦当初は後の先タイプでカウンター狙いを主体としていたが連敗や階級変更など一時迷走するも石渡と出会いスタイルチェンジ。フィジカルの強さを活かし圧力からパンチを振り回すことでタックルにも繋げれるなど覚醒。元々、打たれ弱さを感じることからカウンタースタイルに行き着いたと思っていたが、石渡に師事してからは顎を引きパンチを振いながら前に出ることで相手の致命打を防ぐようになった印象。

ヤン坊は元暫定ライト級王者。NEXUSで活躍しパンクラスに舞台を移すと1R KO連発で暫定王座を獲得。久米との統一戦では1Rに得意のパンチで久米をダウンさせ追い込むも2Rに十字を取られ敗戦。その後、RIZIN参戦も結果は残せないもののパンクラスでは連勝し粕谷との挑戦者決定戦を勝利しタイトルマッチへ。ヤン坊の特筆することはパンチの破壊力、10勝9KOそして9KO全てが1Rとまさにフィニッシャー。判定になったのは前戦の粕谷戦のみと勝っても負けてもほぼ決着する衝撃的な戦績。

ヤン坊のTDDは改善されつつあるとはいえ弱点には違いない。また短いラウンドでの決着が多く長期戦の経験が浅いことも懸念事項ではある。だがアキラとヤン坊の身長差は13cmと大きく普通にタックルするだけではリーチ差で防がれるリスクも大きいと思われる。アキラとしてはやはりパンチを振って組み付きたいが、ヤン坊からすると振ったパンチにストレートやアッパーを合わせたいところか。そしてアキラが組み付けるとして、如何に早くヤン坊の背中をつけさせれるか。四つ組や際のポジションであればリーチがあり懐が深いヤン坊が有利なのではと思える。

5Rフルに使うドロドロの試合になる可能性はあるが、積極的に豪腕同士振るう両者、いつ試合が終わってもおかしくない。

パンクラス30周年記念大会に相応しいフィニッシュを魅せベルトを巻くのはどちらだ!!

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