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伝わるけど話せない、英語の苦悩

タイではタイ語が話されていますが、観光が盛んなため、買い物や宿では主に英語を使っています。
また他の観光客と喋るときは、十中八九英語で会話をします。
タイに来てまだ数日ですが、様々な国の人々と話すにつれて気がつくことがありました。

僕の英語は伝わるが、会話ができていない。

はじめに

値段を聞きたいときは “How much?”で伝わるし、
他の観光客に話しかけられても “This food good but spicy.”で伝わります。

そう、伝わる。
けどその後の会話がうまくできない。

その苦悩を僕の体験をもとにお話しします。

初めての英会話

バンコク到着2日目、曜日は日曜日。
宿からバスで30分ほどのところに、weekend marketがあるらしく、行ってみることに。
しかし、タイのバスは乗るのが結構大変なんです笑
こんな感じの掲示板はあるものの、目的地もわからないし、いつ来るかもわかりません。

後に知った話ですが、google mapで簡単に調べることできます。が、その時は何も知らず、目的地を一つ一つ調べていました。
するとそこに、おっきなバックパックを抱えた女性2人が現れて、同じように掲示板とスマホを交互に見ては困った表情に。
目が合いました。

「Can you help me?」 – 「Of course」

から会話がスタート。
彼女たちも同様にバスに乗ることに困っていたらしく、目的地を尋ねてみたところ、どうやら同じところに向かっているようでした。
色々と調べたり、他の人にも聞いてみて、やっと乗るべきバスがわかりました。
あとはそのバスを待つだけです。

「Where are you from?」

からぎこちなく始まった会話でしたが、彼女たちの英語はとても聞き取りやすく、結構話が弾んだと思います。

しかし、会話をしていく中で、何かモヤモヤするものがありました。
このモヤモヤの正体は後にわかるのですが、とりあえず一緒にマーケットを散策しました。マーケット内の屋台で食事をしていると、フランス人のバックパッカーととアメリカ人のカップルが会話に加わってきました。

大人数での英会話

蒸し蒸しと暑い外気に、辛い食事、うるさい観光地、そして6人。様々な要素が混じり合った英会話。何度か聞き直すことがありながらも、たわいもない会話が弾みます。

「Thai food is spicy」
「How about Japanese food?」
「Did you get anythig here?」

会話の速度はとてもゆっくりで、楽しい食事となりました。
けれどもここでもやはりモヤモヤを感じずにはいられませんでした。

そんなこんなでマーケットを後にして、カップルの宿泊先にプールがあるということで、お邪魔をすることに。

プールでの少し遊んだ後、カオサンロード(めちゃくちゃうるさい通り)に行き、その日は解散。後日また集まろうということになりました。

英語での飲み会

2日後、同じホステルにお邪魔し、以前と同じようにたわいもない会話をし、トランプを楽しんだ後はビリヤード。
この時からなんとなく、モヤモヤする気持ちの正体がわかり始めていました。

トランプで負けた時、ビリヤードで相手がいいショットを決めた時や自分がミスをした時、素直に感情を表現できない場面に遭遇したからです。

遊びが落ち着いて、日が少し暮れ始めた頃から、ホテルのバーでお酒を飲む人が増えてきました。っとおもったらその流れで飲みゲーをやる流れに笑

ゲームを説明してくれるも、音楽がうるさすぎてまったく聞き取れない。
でも大丈夫。ほとんどの人が聞き取れていないし、ルールも理解してない笑
しかしシンプルなので、すぐに理解し、楽しい飲み会に。

ちょくちょく休憩を挟みながらやっていたため、休憩中に1人、2人で会話する機会が多々ありました。
しかしそこでは、絶えずEDMが流れていて、しかも爆音です。
この時、やっとモヤモヤの正体が掴めました。

会話のキャッチボールができていない

これがモヤモヤの理由でした。

今までの会話

うるさい中で会話すると、大きい声で話さないといけません。
自分の話すこえはもちろんのこと、リアクションや表情も誇張して会話をします。
そこで気がつきました。

自分は話すとき、うまく伝えられないと言葉を曖昧に喋る
自分は相手が何を言っているかわからない時、適当に笑ってリアクションをする。
ことのき、会話のキャッチボールが途切れる。

今までの会話はそれで何とかなったものの、音楽ガンガンのところではそうは行きませんでした。
自分の伝えたいことを、ぐちゃぐちゃな英語であっても叫ぶように声に出し、相手の言ったことを何度も何度も聞き直しては、下手なリアクションを大袈裟にしていました。
今思うと、ことのき始めて “会話” をしようとしたのだと思います。

けれども今考えると、音楽が流れていてよかったのかなって思ったりも。
だってうるさかったからその気づきがあったわけだし、何度聞き直しても、音楽のせいになったからね笑

おわりに

べつにこの話に続きはありません笑
ごめんなさい🙇
ただ、自分は会話に慣れてないんだってことい気がついたお話です。

考えてみると、今までの教育で受けてきた英語は、感情を表現するものよりも事実を伝えるようなものが多かった気がします。

「I stayed there for a week.」
みたいな笑

もちろんそれはとっても大事です。
日本の良さを伝えるときは、義務教育の英語の出番。

「There are a lot of things to do in Japan.」
「In spring, you can see many cherry blossoms.」

でも会話で大事なことって、
テンポだったり、相槌だったり、リアクションだったり、聞き取れない時の尋ね方、うまく伝えらなかった時のやり過ごし方
あと、“ありがとう”と“ごめんね”も!
そんな感じのことだと思います。

こうやって振り返ってみて、自分の考えを文章にすると、意外と新たな発見がある。結構ノート好きかもしれない。

今日の戯言

日本生まれでよかったと思うことがよくある。
日本が好きってひとが結構いる。
いろんな人が興味を持ってくれるから。
そう、興味を持ってくれると嬉しい。
でもこれって、逆の立場でも同じだと思う。
だから会話に困ったときは、相手にいろいろなことを聞いてみよう。
その国のいいところだったり、有名な料理や公園。
意外と話が聞けて面白いよ。

伝えたいけど伝わらないもどかしい気持ちがあると、負けづ嫌いな僕は少し燃えてします。あ、もしこの気持ちが「好き」だったら、“燃えてしまう“ではなくて、”萌えてしまう“ですね。

英語で一発芸とかできるようになったら一人前なんだろうな。
あるか知らんけど。



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