結局どっちがいいの? デザイン会社とインハウスの両方を経験して感じたこと


初めまして。haruca(@haru__ca_)です。

今回は【デザイン会社のデザイナー】【メーカーのインハウスデザイナー】をどちらも経験して感じたこと・それぞれのメリット&デメリットを紹介したく、記事を書くことにしました。

簡単に私の経歴をまとめると、
新卒でエディトリアルデザインをしている会社に入社。
その後、劣悪な環境(給料未払い)により1年で退職しました。
そして現在はメーカーのデザイナー兼オペレーターとして働いています。
正社員として働きつつ、デザインの仕事を個人的に請けています。ゆくゆくはフリーランスとして独立することを目標に日々奮闘中です。

そもそも「なんで1年でデザイン会社を退職したの?!」って思われそうですね。キツイのは当たり前だろ!デザイナーはそんなもんだろ!これだからゆとりは! なんて声も聞こえてきそうです。ごもっともでございます…。
退職した理由を長々と説明したいところですが、記事の本題とそれてしまうのでまた別の機会に。


あくまでも私個人の体験であり、私個人の意見ですが、これからデザイナーを目指そうとしている学生さんなどに参考になればと思い、記事を書いていきます。


1. デザイン会社に勤めるメリット&デメリット

まずはデザイン会社(事務所)です。

私が勤務していたのは、20人ほどのデザイン会社でした。(私が退職する頃には9人ほどまで減っていました)

デザイナーさん、社長、事務だけで構成されていて、営業がいない会社でした。社長も60歳前後でしたので、営業へ出向くような方ではありませんでした。しっかり着実に案件をこなすことで、定期的にクライアントがついていたので、仕事はそこそこありましたが、深夜まで残業しなきゃ!とまではいきませんでしたし、私は定時後1時間以内には(無理やり)帰宅していました。

こんな感じの会社で私が働いて感じたことを紹介します。

○ メリット
・憧れだったデザインの仕事が出来る
・広告代理店、出版社等、有名な企業と仕事ができる
・デザインソフトの技術が使える&スキルが上がる
・デザイナー繋がり、クライアント繋がりの知り合い(コネ)が作れる
・人の目に触れるものをつくれる(雑誌・ポスター等)
・デザインの仕事の価格の相場が身に付く
・出社時間が自由(フレックス・裁量労働制)
・音楽を聴きながら、さらにはおやつを食べながら仕事してもOKの場合も

● デメリット
・勤めている会社のデザインのテイストしかできない
・勤務時間に融通が効く代わりに、終わりの時間がかなりルーズ
・不規則な生活になりがちなので、身体を壊すことも
・福利厚生が整っている会社は稀
・デザイン以外の趣味の時間がとり難い
・特に女性は、結婚・出産をしても続けにくい

何より、「好きなデザインに関われる」ことは何モノにも変えがたいです。
自分が提案した物で、クライアントを含め、世の皆様を驚かせたり役に立てたりと、大きなやりがいがあります。

デメリットに、「勤めている会社のデザインしかできない」とありますが、これは自分の働き方で変えられる可能性もあります。自分の自身のあるテイストで案を通らせる(ように努力する)とか、営業をするとか。
あと思うのが、「師匠系デザイン事務所(界隈に名を馳せるデザイナーの会社、デザインのテイストがかなりハッキリしている会社)」なら、好きなデザイン・憧れのデザインを学びながら作ることが出来るので、メリットに転じるかもしれません。
更にいえば、デザインが大好きで大好きでたまらなくて、もう手を動かして物を作るのが楽しくてしょうがない!! って感じの方だったら、デメリットなんて全てメリットに感じるか、あるいは気にもしないでしょう。



2. メーカー勤めデザイナーのメリット&デメリット

続いてはメーカーに勤めるデザイナー(インハウスデザイナー)のメリット・デメリットです。

私は現在、とあるメーカーでIllustratorのオペレータ兼、社内の諸々デザインを担当しています。
オペレーターと言っても、Aiの基本操作+たまに応用がある程度かな…?といった感じです。デザイン諸々は、社外向けの情報誌・ホームページや社外向けの配布物のデザインです。
ですので、【安定した大きめ企業のインハウスデザイナー】とはっきり言い切れる仕事内容ではありません。端的にいえば、【Aiが使えて、デザインが出来る社員】って感じですかね…。広報寄りかもしれません。ガチのメーカー勤務デザイナーの話を期待していた方には申し訳ないです…。

○ メリット
・常識的な時間に帰宅できる
・福利厚生が整っていて、ボーナスも出る
・デザインソフトの技術が使える
・一般的なお金の流れを知れる
・BtoBにおける対応の仕方が身に付く
・営業視点で物を観たり、話すことが出来るようになる。
・自分の趣味の時間が持てる
・女性は特に、結婚・出産後も続けやすい
・世間体が保てる

● デメリット
・クリエイティブからは完全に遠ざかる
・会社が求めている基準が高すぎたり低すぎたりする
・デザインは表面的・視覚的なものだけだと思っている
・デザインのことは後まわしにされがち

現職場は、小さめの会社なので営業さんや社長との距離が近いです。ただオペレーター業務・デザイン業務をするだけでなく、自社の商品について詳しくなり、さらにお問い合わせに応えていくので、お金の流れ、一般的な企業の考え方、仕事の断り方やその基準の作り方などが学べます。

フリーランスを目指している方にとっては、近い未来に自分が取引をするであろう“企業”の考え方を知ることが出来たり、お金や仕事の流れを掴むことができるので、勉強になると思います。
現に私も、たくさん参考になることが多いです。

ですが一方で「デザインを軽視される」場面が多くなります。
視覚的にも企画的にも、もっと整理したほうが良いことに対して、「えっそれでいいの?!」というくらい、詰めないままあっさり決まっていくことがあります。社長の声が大きい会社だと、一社員の声は届かないのでなかなかデザインの重要さに気づいてもらうことができません。

一方、会社の雰囲気や風通しにもよりますが、デザインを頼りにされる場面が多い環境だと、会社をブランディングする仕事に結びつくのでかなりのやりがいを感じられること間違いなしです。



3. 要するにどっちがいいの?

どちらがいいかと訊かれたら、返答に困ってしまいます。

というのも、「会社の雰囲気・方針による」&「あなたの譲れないもの・希望に合ったほうを選んだほうが後悔がない」としか言いようがないためです。

ちなみに私は選ぶのに何度も失敗してきました……。

「自己分析」って、あるじゃないですか。
私はあれをかなり怠ったんですね。怠ったというか、「しなくても大丈夫」という妙な自信がありました。
だって今までずっと絵に関わってきたし、それの延長線でデザインの仕事に就きたいんだもん、これこそ私の天職!って、思っていました。

実際、私の天職はデザイナーなのかもしれない、と今でも思っています。
ですがあの頃の私は、「デザイナーとして、"どんな働き方" をしたいか?」まで見えていなかったのです。なにが自分の中で譲れない条件で、どういう環境が自分に合っていて、将来どうありたいか……などを明確にしていなかったことに問題がありました。

やりたい仕事を優先したら、労働条件・福利厚生に嘘があり給料の遅配で大変な目にあったりとか。
その次は安定を求めてメーカーに勤めたけれど、結局個人的にデザイン請けちゃうほどにデザインが好きで、フリーランスになりたいと思っていたり。

などと紆余曲折ありましたが、何度かの失敗をしてようやく自分が目指す働き方が明確になってきたので、節目としてこの記事を書きました。


最近はフリーランスの方々が仕事や生活を常に発信してくださっているおかげで、自分の未来を明確に描くことができたり、自分を認められるようになったりと、かなり助けられております。
この場を借りてお礼を申し上げたいくらいです……笑


私のこの体験や経験、失敗も、誰かの助けになればと思い記事にしました。
そのうち私のした失敗についてダラダラ書こうと思います……。


ここまで読んでくださりありがとうございました!



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haruca

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