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本屋「象の旅」

先日、心ときめく素敵な書店を見つけました。

昨年11月にオープンしたばかりの新刊書店、象の旅です。
電車で数駅、徒歩なら40分ほどとウォーキングにもちょうど良い距離です。

これまで荻窪にある書店Titleに時間を見つけては訪れていましたが、もう少し近場で、できれば電車一本で行けるところはないかしら、、と常々思っていたのですが、とうとう見つけました! 今月末に神奈川県内の本屋さんや出版社さんが集うブックマーケットが開かれるという記事を読んでいた時に、そこに出店する本屋さんとして紹介されていました。

この日はMapを見ながら歩いていってみることに。
極度の方向音痴の私でも、Mapがあれば大抵のところに行けてしまうのは本当にありがたい。Mapを使うようになるまでは初めてのところに迷わず行けた試しがありませんでした。

さて、賑やかな商店街から外れ、店構えが視界に入った途端に「あ、いい感じ」と私の書店アンテナがピピっと反応。店内を見渡せる路面店で、とても清潔感のあるお店です。

もとは魚屋さんだったという店舗(そういえば、Titleさんは元は肉屋さんだったような、、)で広さもちょうどよく、入り口近くの平台には今話題の西加奈子さんの『くもをさがす』が置かれていました。

棚に収まっている本はフィクション、ノンフィクション、文庫、絵本とバラエティに富んでおり、ざっくりジャンル分けされていて本の並びの凸凹感もとても気持ちがいい。

お昼ごはんの時間までには帰るつもりだったのに、もっとゆっくり過ごしたいという気持ちになり、オットに「遅くなりそうだから先に食べてて」とメッセージを送る始末で、思いの外、長居をしてしまいました。
ちょうど読みたいと思っていた本も見つかりました。

商店街からは外れていますが、さほど奥まっているわけでもなく、近くに学校もあり、通りの十字路に面しているので、近所の人たちが通りかかってふらりと立ち寄るような「場」になっていったらいいなぁ、と思います。トークイベントも行っているようなので、機会があればぜひ参加したいものです。

先日のフヅクエの時と同様、その日は「いい本屋さんに出会えたなぁ」としあわせをたっぷりと感じた1日になりました。

店名にもなったジョゼ・サラマーゴの『象の旅』、ぜひ読んでみようと思います。


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