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孤立を深めるBPDの妻の思考回路~いつも回りが自分を嫌う!気がつけば独りぼっち。

子供が生まれて少しした頃、私達はミルクやオムツにも慣れて日々の生活が子供中心になっていました。その頃BPDの妻は、時々イライラすることはあっても毎日なんとかやっていました。そんな時突然BPDの妻が言い出しました。

BPDの妻「もう二度と支援センターなんか行かない!」

支援センターというのは『子育て支援センター』のことで、行政が運営している子育てを支援する施設です。

子育ての悩みなどを聞いてアドバイスをくれる福祉士さんや、先輩お母さんたちがいて、相談している間は少し子供の面倒を見てくれたり、悩んで疲れてしまっているお母さんが居れば訪問して育児を手伝ってくれる施設なのです。

私達もはじめての子供の時は頻繁に利用していて、その中でも妻は信頼出来る福祉士さん(仮称Aさん)と仲良くなって、ほぼ毎週決まった曜日の決まった時間に通っていたのでした。

私「どうして?Aさんいるんでしょう?」

BPDの妻「もういない」

私「え?!どうしたの?」

聞けば、その信頼していた福祉士Aさんが年度の変わり目で転勤になり、別の地域に行ってしまったということでした。それはもちろん残念なことですけど、福祉士さんはAさんだけでは無いし、新しい福祉士さんもくるのです。

お気に入りのAさんが居なくなったことで、それまで足繁く通っていた支援センターを全否定しなくても良いと思うのですが。妻はもう行かないと言い出しました。

白か?黒か?どちらか100%の極端な思考…BPDの特徴です。Aさんが転勤になったことで、自分を見捨てて去ってしまったように感じたのでしょう。そしてついに、妻はこの後本当に、下の子が出来た時も含めて二度と支援センターには行かなかったのです。

またある時は、毎週決まって育児を手伝いに来てくれる実の親に対してこんなことを言い出します。

BPDの妻「もう来なくていい!」

私「えっ?どういうこと?今週はお母さん来ないの?」

いつもなら実家のご両親が来ているはずの水曜日、私が帰宅した時に居なかったのでBPDの妻に聞いてみたのです。

BPDの妻「知らない」

私「知らないって、予定、話してないの?」

BPDの妻「もう来なくていい」

私「どうして?」

BPDの妻「・・・この前来た時に、もう帰っていい?って聞かれた。だからもう来なくていい。」

私「どういうこと???」

BPDの妻「だって、まだ洗い物だって残ってるし、分別ゴミもしなくちゃならないし、子供達のお風呂もしなくちゃいけなくて、オムツももう一回くらい交換時間になるんだよ?それなのに『帰っていい?』って聞くなんて、、、信じられない。だからもう来なくていい」

私「・・・。」

そしてこの時を境に、本当にお母さんは来なくなりました。

毎週連絡取り合って育児の手伝いのため訪問していた娘から、突然何の連絡もなくなったら、普通は心配するだろうと思うのですけど、あの両親は違いました。。。それはまたの機会にお話します。

しかし、こんなことをすれば、辛くなるのはBPDの妻なのです。実の親も私の両親も、支援センターも、BPDの妻をサポートして楽にしてくれる相手です。

それを自ら否定して関係を絶ってしまい、どんどん孤立していくのですから。こんなことをすれば、何でもかんでも自分でやらなければならなくなってどんどん自分が辛くなります。そして疲れ果て、イライラの時間も長くなっていくのです。

やがて、ほぼ一日中怒鳴っているようになり、なんとかしたい私がどんなにもう一度親の手伝いや支援センターを勧めても全く受け入れません。やがて過食嘔吐やリストカットも日常的になりはじめ、私はついに精神科を勧めたのでした。

対人関係の不安定性の話は『<a href="https://haru-non-bpd.com/メール攻撃~bpdの妻の目的は人間関係の破壊/">仕事中の無数のメール攻撃</a>』でも書きました。

でもそれだけではないのです。

対人関係を絶ってしまうと、仕事が増えて支援も受けられず、自分がどんどん苦しくなるのです。なのにBPDの妻はそれを何とかしようとはしません。

後で聞くと『誰も助けてくれなかった!』と怒鳴りますが、そうではないのです。

周りはみんな手伝うと言ってるのに、自分から関係を絶ってしまうのです。『もう来るな!』『いらない!』と怒鳴っている人間には支援は出来ませんよね。

それを客観的に見ることがBPDの妻には出来ないようです。

※2024.3.19更新
※この記事は別のブログ「はる書店」で公開していたものを再編集したものです。

BPDの妻の介護にはとてもお金がかかります。もし私の記事を読んで、ためになった、良かった、共感した、などありましたら、お気持ちだけで良いのでサポートよろしくお願いします。