夢と希望を奪う低学歴低収入家庭

毒親の元で長年育ち、常日頃からごくごく普通に「お前にはできない」「お前なんか」「ほらダメだっただろ?」という言葉を、どこか面白そうにかけられてきた。

中学の頃は、一生懸命勉強しても「お前にあんな高校受からない」、部活で勝ち進んでも「どうせそれ以上は勝ち進めない」と言われ続けた。
一番衝撃的で今も印象に残っているのは、高校時代に進路の話をした時のこと。
私は「バリバリのキャリアウーマンになりたい」と父に言った。
すると、すごい血相を変えて「キャリアウーマンだのバカなこと言ってんじゃねえ!なれるわけねえだろ!ふざけたこと言って浮かれてんな!」と怒鳴り散らされた。

当時17歳の私は、「キャリアウーマンになるというのはバカげた夢物語だったのか」と父のいうことを本気で信じ、自分が無知だったと深く反省した。当時は高校生で社会に出て働いたことがなかったので、社会人として働いている父の言葉を信じるほかなかったのである。

おそらく、今想像してみるに、父は低学歴低収入の肉体労働だったため、職場にいる女性は事務員さんのような方しかいなかったのだろう。事務員さんにはキャリア志向の人が少なかっなのかもしれない。しかし、世の中の働く女性はなにも彼女たちだけではない。父は自分の身の回りの世界がすべてだと信じて疑わず、それを私に押し付けてきたのだろう。

一緒に暮らしている限り、こうした価値観の押し付けは日々行われ、子どもはその価値観を無意識下でも内面化していく。毎日人は何万回もの思考を巡らすと言われるが、こうした価値観を家庭で刷り込まれ、一人でいる時も何度も何度もそれを反芻し、その価値観はより強固なものとなる。

低学歴低収入夫婦の元に産まれるというのはこうしたハンディキャップを背負わなければならないという事なのである。

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