昨日のブログでは毒親に結婚相手を紹介すると決めた時に感じたストレスについて書き綴りました。
https://note.mu/haru_sur/n/nc87be33a0e63

今日は、実際にどんな流れで毒親に彼を紹介して、どんなところに着地したのかを書いていこうと思う。

彼を毒親に合わせる前、彼には私の親がどんなに変わっていて、どんな気持ちで会食に挑めば良いのかを事前に説明した。

私は上京してここ3年まともに帰省もせず、親との連絡もほとんど絶っていたため、まずは様子を伺いに私一人で帰省すことにした。

ちなみに少し話は脱線するが、私は子どもの頃からドラマなどで、娘が父親に彼氏を紹介して、「バカヤロー！」と怒鳴られているシーンを見たことがあり、まだ当時小学校低学年くらいだったにもかかわらず、自分の家も他人事ではないと感じていた。また、こんな思いをするくらいなら自分は結婚なんてしたくないとさえ考えていた。何度も言うが、これは私が小学校低学年の頃に考えていたことである。

話は戻るが、私は極力親との接触を避けたかったが、ここを通らないと話が前に進まないため、重い腰をやっと上げて、さっそく実家に一人で帰った。
そして、親にこう話した。
「お父さん、会って欲しい人がいるの。将来的に結婚も考えていて、同棲をしようと思ってる人がいるんだ。」

そういうと、毒父は面倒臭そうに「わかった。会っても良いが、同棲を認めるかどうかはわからないからな」と答える。その言葉の裏には「全ての決定権は自分にあり、お前ごときには何も決めさせないからな」と相変わらず支配的な思惑がある。私は、「あー、はいはいまた始まったよ」と思いながら、軽く彼の紹介を始めた。一通り彼の仕事の話をすると、話の最中に「そんな話は聞いてねえんだよ！」と突然声を荒げた。
婚約相手がどこに勤めていて、どんな業務を担っているのかという情報はある程度その人の年収帯や人柄が伝わってくる、そこそこ重要なものだと私は認識しているが、そうではないらしい。では一体聞きたいのはなんだ？と考え、一旦話を止めるとこう言い出した。
「出身とか、長男次男とか、転勤とかそういう話が一切出てこねぇじゃねえか！」と、お前はバカかそんなこともわからないのかとでも言いたげな口ぶりだった。

だが、なるほどそういうことが知りたくて、そのへんの懸念材料を潰すことができれば、話は円滑に進むのかと思い、私はヒアリングと情報提供に徹した。

私は、彼の出身地（地方で実家からは飛行機で行くような遠方）、長男であること、年齢、転勤の有無など一通りの情報を伝えた。そして、それらにいちいち突っ込んできた。

出身地、長男であることについて→結婚したら向こうに嫁ぐのか。夫の両親の介護は私がするのか。

転勤について→したとしても首都圏の場合が多いと説明するが、「支店が地方にあれば飛ぶ可能性だってあるだろ！首都圏だとか言い切るんじゃねえ！」となぜか決めつけてキレる。

一通り文句をぶつけられて、最終的にわかったことは、子どもを自分の手元に置いておきたいという考えを持っていたことだ。
また、弟が就活中にも「全国転勤NG」の命令を出していたことがその日に判明した。
これだけ私たちを虐げて危害を加えてきたにもかかわらず、まだ私たちを支配しようとしている毒父。自分の老後などを懸念してなのか今更近場にいろとは、一体全体どの口が言うのか。

その後も好き勝手に文句を言われ、母方の祖父母が実家から通いやすいところにお墓を買った例を持ち出し、お前も俺らの墓の面倒を見るのが当然なんだと圧力までかけてきたのである。

娘が結婚に向けた前向きな話をしているのに、結局自分のことしか頭にない毒父。これから結婚をしようと意気込む若者に対して自分の墓の話をする中年というのは、社会にとって害しかない。

そもそも、私は彼らを捨てる気で、墓の話どころか、介護も里帰り出産もしないで、極力接触を避ける方向で考えている。彼を毒父母に紹介するのは筋を通すというこちらの心構えくらいのもので、結婚するしないの判断はそもそも彼らに委ねていない。ただのタテマエである。それを、あたかも自分は介護もしてもらえて、墓参りもしてもらえると信じて疑わない神経が、私にはまったくわからない。

毒父母と話して、頭がおかしくなりそうだった。やはり自分の親は社会の底辺で、私にはその社会の底辺の血が流れているんだと再認識させられ、自宅に帰った頃にはどっと疲れていた。

しかし、その日の出来事は、あくまで彼を親に紹介するというイベントを迎えるためのワンステップにすぎないと考え、毒父母が何が気にくわないのか懸念材料を洗い出し、私たちはそれに備えた想定問答を準備して会食に挑めば良いだけだと少し気が軽くなった。

毒親育ちの方で、もし親に婚約相手を紹介するなら、事前にお伺いを立てておいた方が色々その後がスムーズかもしれません。

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