アフタヌーンティー・ペアチケットをもらったので行ってきました。



翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都。

チケット（ソウ・エクスペリエンス）は全国各地で使えるもので、私が住んでいる関西では、ザ・リッツ・カールトン（京都・大阪）や、帝国ホテル（大阪）などのホテルが選べるのですが、せっかくの機会だし、遠出してみようかなと思って、京都・嵐山にある同ホテルへお邪魔しました。



嵐山の河畔にたたずむホテルなだけあって、景色がすごく良いですね。



当日の嵐山は大型連休の真っ最中ということで、人手がものすごく、川の上には青色の貸しボートがたくさん浮かんでたのですが、特に景色を邪魔するようなことはなかったですね。



みんな楽しそうに遊覧している姿を見るのは楽しかったですし、食料品を積み込んだ船が貸しボートに横付けして、商売する様子が見られたりして楽しかったですね。



水上マーケットってアジアの国ではおなじみの風景ですが、嵐山でもそういうことが行われているんですね。



びっくりしました。



日差しは、春の陽気というよりは少し暑いくらい。



周囲からは、ウグイスの鳴き声がちらほらと聞こえてきていましたが、鳴き方はホーホケキョではなくて、ホーホケキョキョキョみたいな感じ。



たぶん鳴き始めで、うまく鳴けないのでしょう。



うまく鳴けるようになる頃には、嵐山の山々を彩る緑も、もっともっと濃くなっていることでしょう。



さて。



座席は、ラウンジ内の席とテラス席の2つがあったので、テラス席をチョイス。



せっかく晴れているんだし、テラス席じゃないともったいない。

座席につくと、まずはウェルカムドリンクがやってくる。



お酒と抹茶が選択できるのですが、私はお酒を飲まないので、抹茶を選択。



薄茶なのでさらさらと飲めるのですが、個人的にはもう少し濃くても良かったかな。

ドリンクは制限時間内（2時間）であれば飲み放題だったのですが、とてもそんなには飲めない。



1杯目にはカプチーノを注文して、2杯目はグールースを注文。



グールースは、アールグレイをフランス風にアレンジしたもの、ということでしたが、ふつうにアールグレイでしたね。



というかこれも味が薄かったので、もう少し濃いものが飲みたかったです。



相方はアイスティーを注文。



赤い色をしていたけれど、何のフレーバーなのかは聞いたけれど忘れてしまいました。



ひとくち飲ませてもらえばよかったな。

アフタヌーンティーといえば、西洋風のものが一般的だと思うのですが、ここのアフタヌーンティーは和食が中心。



そのあたりが他のホテルのものとは一線を画していますね。



では一つひとつの料理に対して寸評していきますか。



まずは和菓子から。

1803年創業・亀屋良長の和菓子ですね。



【烏羽玉】

ミニトマトの皮の中にトマト味の白餡を包み込んだ一品。

トマトの和菓子を食べるのは初めての経験になるのですが、ちょっと不思議な味でしたね。

おいしい、おいしくないは別にして、一度経験として食べてみるのも良いのではないでしょうか。

やみつきになる感じは、私にはなかったです。



【ミツマメ（グレープフルーツ）】

グレープフルーツの寒天ですね。

甘すぎて悶絶しました。

赤福（和菓子）の甘さがちょうどよいと思える人なら、良い加減の和菓子だと思います。

すぐに抹茶で流し込みましたね。



【あんみつ（抹茶）】

これも赤福レベル。

そばに抹茶がないとやってられないレベル。

おいしいとは思うのですが、あまりにも甘すぎて、うまく味わうことができなかったですね。



【醒ヶ井（青梅）】

これは甘さ控えめ。

もう少し控えてもらっても良かったのですが、特に問題のないレベル。

求肥（白）と青梅（緑）だったんでですね。

私はこれを食べてるとき、キュウリのシロップ漬けかなと思っていたのですが、全然違ってましたね。

おいしい。

悪くない。





では、料理の方に行きますよ。

【寿司】

相方が全部食べてしまったのでどんな味なのかわかりません。



【柚子ジャムと米粉パン】

3センチくらいの大きさの円形のパン。

あ、パンも出てくるのか、と思っていたのですが、見た目がパンではないので、んんんんんー？　ってなってしまいましたね。

しかも米粉パン。

食感は空気をたっぷり含ませて焼いたお餅みたいな感じ。

味もお餅。

もちを焼いたら風船みたいにぷくーってふくらむじゃないですか。

その、ふくらんだ部分のみを食べたような感じかな。



柚子ジャムは、恐ろしいくらい苦かったですね。

オレンジ・マーマレードの苦味成分ばかりを集めたような感じでした。

柚子で作ったからそうなったのかな？



【玉ねぎとナスのキッシュ】

タルト生地に、野菜を敷いて、その上に溶き卵液をかけて焼いたような感じ。

おいしいんだけれど、塩気が足りないかな。

仕方がないので、柚子ジャムをつけて食べる。

それでちょうどよい感じ。



【だし巻き卵ともろみ味噌】

だし巻き卵の上に、もろみ味噌が乗ってるだけの料理ですが、これはおいしかったですねー。

だし巻き卵がおいしい。



【よもぎ豆腐のフライとタルタルソース】

豆腐の感じは全然なく、麩まんじゅうを揚げたような感じ。

素朴なお味でしたね。

【カカオとカスタードクリームのもなか】

カスタードクリームに、荒く引いたカカオ（2ミリくらい）をまぶして、モナカの皮でつつんだもの。

これはおいしい。

でもマカロンと同じような感じで、お腹にはたまりませんね。



【オリーブとトマトのマリネ】

オリーブの実とミニトマトをつまようじ（ピック）に刺したもの。

お酒のあてとしては良いのではないでしょうか。

ウェルカムドリンクにお酒ではなく、抹茶を選択してしまったので、どうもドリンクとは合いにくい印象がありましたね。



【グレープフルーツと春雨のサラダ】

これは完全に食事でしたね。

ティーと合わせるには、少し微妙な感じがします。



【ヤングコーンの磯辺揚げ】

これは美味しかったのですが、塩気がゼロでしたね。

塩が欲しい。

もしくは抹茶塩。



【バナナと酒粕ヨーグルト】

酒粕ヨーグルトというものを食べるのは初めてだったのですが、これは思いっきりお酒でしたね。

濃厚な甘酒を口にしているような感じ。

少量しか出てこなかったのですが、これはこれで十分な量だったのかもしれませんね。



【笹巻麩】

お麩まんじゅうですね。

中にあんこが入っています。

抹茶と一緒に食べたかったのですが、すでに抹茶はなく、カフェオレと一緒に食べました。

飲み放題の中に抹茶があればよかったんですけれどね。

なんでないの？



【味噌のクルトンと野菜のブルーテ】

こんなん出てきたっけ？　と思ったのですが、スープのことですね。

これはおいしかったですよ。

ポタージュスープみたいな感じ。

味噌のクルトンって書いてありますけれど、味噌味は感じなかったです。

でも美味しかったので、もっと飲みたかったですね。



【グランマニエとイチゴのフルーツサンド】

イチゴのフルーツサンドですね。

パン生地が少しもさっとしていましたけれど、まあまあ美味しかったです。

グランマニエってなんですか？

どこにいたんですか？

というような感じでティータイム2時間を満喫。



非日常を味わえたのでとても満足しましたよ。



こういう楽しい機会を提供してくれた、すずしろちゃんには感謝ですね。



感謝の声が止まらない～( ੭ ˙꒳​˙ )੭