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届かない場所で、自由に輝いていて


推しのブログにね、返信機能がついたの。

もともと、会員になれば「いいね」と「コメント」はできた。それにブログの筆者、つまりメンバー本人が返事をできるシステムがついた。

noteをやっているぐらいなので、私は文章を読むことが好き。だから推しのブログを読むことも、もちろん大好き。なんつう日本語の使い方してんねん、とか思いながらもそれが(私が見てきた)彼らしくて、彼の声で再生される口調そのままの書き方にいつもニヤニヤ…いや、ほっこりしている。更新頻度も日常の描き方も、メンバーによって全然違うのが面白い。更新頻度イコール好感度、なんてことはなくて(たくさん更新してくれるメンバーありがとうね、、らぶ、、とはなるけれど)、頻度も込みでその人らしさを感じられるから好きなのだ。更新が少ない人の方が、無理していないんだなとわかって安心したりする。

推しのブログは毎日、更新されているか確認する。もうすっかり日課。幸せの源なので…。そして、読んでいて何かが心に浮かんだら、コメントをのこしていた。頻度としては3回に1回くらいかな。

通常時のコメント数は50ぐらい。毎回必ずコメントするファンもいた(会員はアバターに名前をつけるからよく見る人はだんだんわかってくる)し、署名つきで書いている人もいた。推しは、コメント見てますよ! みたいな言及はあまりしないから、本人が見ているのかどうかはわからない。そんな場所にのこされていることばたちは基本的にいつもあたたかくて、ブログと同じくらいそのコメントの空間も好きだった。

「好きだった」って過去形になってる時点でお察しなんだけど。(笑)
返信機能がついた途端、1回のコメント数が5倍くらいになった。返信をするしないはメンバー次第だったから、する人だと判明すると余計に増える。どんどん増える。現時点の最新投稿で初めて返信をした推し。その日のコメント数は、さっき見たら以前の約10倍になっていた。


わかっている。
ブログを見にくる人が増えるのはいいことだ。返信機能をつけてもコメントが増えなかったら運営側は手応えを感じないだろう。Twitterで繋がりのある人の返信をもらえて嬉しそうな様子を見られるのは、素直に私も嬉しい。

返信してもらえるチャンスがあるからって急にコメントしてんじゃねーよ! なんて言いたいわけではない。私に返してくれないからって拗ねているわけでもない。

でも、まぁ、さ、モヤモヤするよね。

ブログの内容や最近の活動については全く触れていないコメント。
1日に何度もコメントを分けて質問をぶつけている人。
「返信くるかな!?」のみ、とか。
ファンの皆さんとの交流の場にしたいですと言ってくれているメンバーもいるから、ブログの内容に関係なくても、大量の質問でも、人のコメントや推し方に私がとやかく言う筋合いはないのだけど。


読んでる? と言いたい。

あなたの、私の、みんなの好きなひとが、時間を割いて書いてくれた文章をちゃんと読んだ上で、そのコメントしてる?


コメント数が50そこらだった頃の「お疲れさま!」「かっこいいです。」「好きです!」等々のコメントと、仮に文字は同じだったとしても、今はふりがなに「私に返信して!!」とあるように見える。はっきりそう書いている人もいる。
もちろん、きちんと推しのことばを受けとめてコメントしている人がいることもわかっています。わかってるよお! わかってる!


いやだな〜〜〜こんな捻くれた見方してるの。

何が一番いやって、こんなことダラダラと書いている私も、返信機能ついてからは毎回コメントしてる。3回に1回だったのに。なんやねん。急にコメントしはじめた人と何にも変わらないし、そんなんなら、私に返信して〜! って開き直って書ける人の方が素直でかわいい。

好きという気持ちや、感謝、応援のことばをそっと置いていく場所が、推しからの承認を求める場所になってしまったようで、最近すこし悲しい。すべて自分の見方の問題だから、なんだか余計にへこみます。ぴえん。


推しに返信をもらいたくてコメントしてたわけじゃなかったんだけどなぁ。
返信がない、読んでいるかもわからないことが「当たり前」だったのに、返信がくるとなると、「当たり前」が急にマイナスに感じてしまう。

メンバー側もどんな感覚なんだろう。
自分が返信します! ってなって見にきてくれる人が急に増えるのは、やっぱり嬉しいのかな。

上にも書いたけどブログや返信は、したいと本心で思ってくれている人がしてくれればそれで十分。義務感を感じてブログ自体が億劫にならなければいいけどなぁ。心配しすぎか?


天下の嵐様までTikTokに登場した時代。ジャニーズがYouTube公式アカウントをもつ時代。SNSを通して芸能人を身近な存在に感じられることが、これからもっと当たり前になっていくのだろう。

手の届かない存在、高嶺の花であることが当たり前でよかったんだけどな、私は。会いたいんだ今すぐその〜カド〜か〜ら、飛び出してくるわけがないんだよ、それがよかったんだよ。SNSで推しの姿をたくさん見られることには感謝してもしきれないし、それがない世界はもう考えられないけど、なんだかなぁ。

どこかのオタクの、大変身勝手な泣き言でした。



ぐだぐだと楽しくないことを書いてしまったけど、本日配信の新曲が最高すぎてああもう!!! 好゛き゛!! となってます。好きなんよ、ええ。
忙しいな。

ここまで読んでくれてありがとう。次は楽しいこと書く。

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