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頭の中で罵倒するのを手放す

会社に合わない人がいる。
どこに行っても1人、2人はいるし、
自分が誰かにとっての合わない人、
ということもあると思う。

合わない人と無理に話しても仕方ないので、
可能な限り距離を置く。
とはいえ、業務で接することもあり、
そのときはたいてい、イライラが募る。

目上なので、その場では何も言わない。
というより、
思ったことを言葉にするのが苦手なので、
すぐに意見や思いは出てこない。

後になって
ああ言えばよかった、こう伝えればよかった、
と後悔して、悔しい思いをする。

時間が経ってから
頭の中に相手がむくむくと湧いてでる。
だいたい、お風呂で。

リラックスするべき場所なのに、
頭の中を空っぽにできるからか、
湯船につかって ぼーっとしてると、
現れる。

そして、現れた相手に、
飲み込んだ罵詈雑言を浴びせて、
頭の中で罵倒する。

会社の同僚には「やめなさい」と
たしなめられるし、
自分でも良い発散方法とは思わない。

でも、意思とは無関係にやってしまうんだもん。

そんな頭の中での罵倒。
ふと、少し前から頻度が減ったなと思った。

きっかけになった本は
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ』(Jamさん著)。

「いつまで心の中に嫌なやつの居場所あげるの? 
ずっと一緒に住むの?」

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ』(P74)

これを読んで、
嫌なやつに、心の中の居場所!?
それはイヤだ!
と、少しゾッとした。

それからは相手がむくむく湧き出そうになったら、
「あ、居場所あげようとしてる」
と、かき消すように。

振り返ってみたら、
最近、頭の中で罵倒してない。
ってことは、書き消せてる。

自分に、ちょっと良い進歩を感じる。

周りから見たら何も変わってないわたし。
でも自分でちょっと進んだ、と思えた。

ということで、
ささやかな一歩を積み重ねながら、今日もがんばります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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