となりの雑談ep53 想像と真実をきいて

TBSポッドキャスト「となりの雑談」をよくきいている。
ジェーン・スーさんと桜林直子さんの雑談番組で、20分前後の短い雑談の中にハッとさせられることが多々ある。

1/16配信のep53では、自分の想像は真実とイコールではないという話をされていた。
自分が「相手はこう思っているだろう、ならこう返事をするのが正しい」とひとりよがりな解釈で発言すると、相手を傷つける、もしくは悲しませることになるかもしれないということ。

私はこれを聞いて、まさに私が無意識にやっていることだと気づかされた。
例えば、職場で「今日は残業なしで早く帰れるね」といわれて、
(いつも残業して仕事が遅いと思われているのかな、安易に喜んだら呆れられるかも)などと考えたとする。
「なるべく残業しないで帰れるように、普段から気を付けます」と答える。

そういわれた時の相手の気持ちはどうだろう。
(私の発言を皮肉としてとられちゃったのかな、そんなつもりはないのに・・・)
と傷ついたり悲しくなるかもしれない。

想像=真実となってしまい、それを言ったら相手がどう思うかには目を向けていない。
これをやると相手に失礼だし、よくないよねという話をしていた。

私は気分が落ちてネガティブになっているときに、たとえ言葉にしなくてもこれをやりがちだなと思った。
少し遠くのほうで人が笑っているとき、(私のことを笑っているんだ、さっきの○○のことを愚痴っているのかもしれない)などと考え
勝手に傷ついて防御態勢になる。
いつもより気分が明るく、おしゃべりが弾んだ後に、(今日はいつもより素の部分が出てしまった、調子に乗っていると思われているかも)と考え落ち込む。

これはどちらも自分の想像でしかない。
でも真実だと思い込んで卑屈になってしまう。

ネガティブは自分を守るために過剰に鎧をまとっているような状態だと思うので、仕方ないとも思う。
でも、自分の想像の中で意地悪な相手を作り出してそれを真実としてしまうのはやめていきたい。
時々このエピソードを聴き直して、想像と真実を同じにしてないかなと確認したい。



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