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【アウェイ観戦記】内なる難しさ

全然こういう記事を書くつもりもなく観戦に行ったんですが、とある方のツイートをみてハッとさせられたのでちょっと紹介させていただきます。(勝手に引用してすみません!)

​「ようこそ」と書かれた張り紙がある写真。マスコット同士がハイタッチしている絵も微笑ましいですが、その下にはなんと、アルビの選手の似顔絵とともに、結婚やお子さんの誕生をお祝いするメッセージが書かれているんです。

もちろん、実際に僕もこれを見ていて、ここまで心のこもったおもてなしを用意してくれていたスタジアムはなかったなあ、と感心したのですが、写真を収めるまでには至りませんでした。

なぜか?

やっぱりどこかで相手を下に見ていて、素直にいいところは褒めようという気持ちが欠けていたからだと思います。

ビジター側からみたホーム側のゴール裏の光景。ご覧の通り、すっからかんです。この時点で僕はすっかり優越感に浸ってしまいました。

試合前からアルベルト監督は「難しい試合になる」と何度も口にしていましたが、僕はこの「難しい」という意味を相手がガチガチに守りを固めてきて点を取るのが難しくなる、と単純に捉えていました。

実際、相模原はそのような戦いをしてきましたし、それに加えて強風と水が撒かれていないピッチ状態によってさらに難しくなったと思います。

しかし今思えば、本当の「難しさ」というのはひとりひとりの内側にあったのではないかと感じています。

相手をリスペクトする、謙虚に。言葉にするのは簡単ですが、それを忠実に行動に移せるかとなると非常に「難しい」ものです。

もし、僕に本当の意味での謙虚な心があったら、先ほど紹介した方のツイートにあった写真を僕も撮っていたんだろうな、と少しばかり後悔しています。

ただ、完全に謙虚な心を失っていたわけではなく、スタグルの充実ぶりには感心させられてつい、写真を撮ってしまいました笑

お店の数だけではなく、扱っている食べ物もそれぞれ個性的で、J2全体を見渡しても品揃えの豊富さはトップクラスなはずです。

というわけで、今後アウェイへ観戦に行く際には、できるだけ多くのいいところを見つけてまたご報告できるよう、常に”謙虚な心”で楽しんで来たいと思います!


【追記】

前半終了間際ぐらいだったでしょうか、シュート性のクロスをGK阿部航斗選手が必死のセーブをした場面。

勢い余って阿部選手はそのまま芝生のないところで着地。それを一番近くで見ていた相模原のユーリ選手が「大丈夫か?」と言った表情で駆け寄ると、おそらく腕を擦りむいていたのでしょうか、阿部選手の腕に水をかけてあげていました。

あのイカつい見た目とはあまりにギャップのある紳士な対応にも感動しました!

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