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【日本酒マリアージュレシピ】「七賢 甘酸辛苦渋」×鶏むね肉の酒粕味噌漬け

もうすっかり春ですね!!
花粉が猛威を振るっていますが、皆様大丈夫でしょうか??

発酵食品をとっていると腸内環境が整うため、花粉症が治ると言われていますが、私は根っからのアレルギー性鼻炎持ちなので、未だ克服することができません…!!
我が身を持って、発酵食品の有効性を体現していきたいのですが、鼻炎ばかりはどうにもならず。(食物アレルギーはありませんが…)来年こそはと思っています。

さて、先週末は、山梨に行ってきました。
一番の目的は、こうふはっこうマルシェ!!

山梨県内外のイケてる醸造家が一堂に会す、最高な発酵フェスです。

↑素晴らしい醸造家の方々との豪華過ぎる一枚。

「発酵兄弟」こと五味醤油さんの五味さんが発起人だそうで、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんも関わっているイベントです。
運営側も驚きの動員数だったそうで、すごい盛り上がりでした!!
こちらの詳細は、また追ってレポートしたいと思います。

そして翌日は、長野にほど近い北杜市にある「七賢」醸造元の山梨銘醸さん(HP素敵なので是非ご覧ください!)の蔵開き(酒蔵開放)に行ってきました。

こちらも日曜日とあって、すごい盛り上がり。
1000円のチケットを買えば、なんと日本酒利き放題!!
1万円〜2万円レベルの高級酒は1杯のみですが、それでも十分お得なお値段です。

こちらの詳細も、追ってブログにアップしようと思います。
蔵見学にも参加し、かなり充実した内容でした◎

七賢といえば、最近は特にスパークリング酒(瓶内二次発酵)が人気で、全体的に華やかでフレッシュな味わいが印象的ですが、今回は、地元で親しまれているほっこり酒を見つけました。

本醸造の、「甘酸辛苦渋(かんさんしんくじゅう)」。
最近では、瓶熟成(空気に触れにくい熟成方法)をメインとされている七賢において、今でもタンク熟成を行なっている、クラシカルなお酒。

軽やかだけれど膨らみがあり、実家に帰ってきたような落ち着く味わいで、「やっぱり本醸造も捨てたものじゃない!!」と思わせてくれる、ほっこり酒。

利き酒会場では、お燗も提供されていました。
そりゃ私が好きなわけだ。

バッチリお買い上げ。

ということで今回は、この「甘酸辛苦渋(かんさんしんくじゅう)」に合う料理(私の十八番)をご紹介いたします。
酒粕と味噌でじっくり漬け込み、鶏むね肉を柔らかジューシーに仕上げます。

鶏むね肉の酒粕味噌漬け

【材料】(2人分)
鶏むね肉 …1枚
A酒粕ペースト(柔らかい酒粕であれば、そのままでよい) …40g
A味噌 …50g
油 …大さじ1/2
酒 …大さじ1
好みの付け合わせ …適量

【作り方】
1.ボウルにAの材料を合わせる。

2.ラップに1を半量塗り、鶏むね肉をのせる。鶏むね肉の上に残りの1を塗り、ラップで包む。冷蔵庫で一晩以上寝かせる。(1〜2日ほど漬けたほうが美味しいです)

3.冷蔵庫から取り出し、常温に戻す。ペーパーなどで、表面の酒粕味噌を拭き取る。(冷たい状態で加熱すると中まで火が通りづらく、加熱時間が長くなるため硬くなりやすい。)
4.フライパンに油を敷き、弱めの中火で熱し、3を皮目から焼く。こんがりと焼き色がついたら、ひっくり返し、酒をまわしかけ、蓋をして弱火で8分蒸し焼きにする。
5.火を止めたら、粗熱が取れるまで蓋をしたまま10分置く。(余熱で中まで火が通ります。)
6.薄く切って、付け合わせと共に皿に盛る。

パサつきがちな鶏むね肉も、酒粕と味噌の発酵パワーで、しっとり柔らか。
酒粕よりもちょっぴり味噌を多めにした味付けは、しょっぱ過ぎないけれどお酒が進む、絶妙な塩梅。お燗した甘酸辛苦渋と一緒に味わえば、じんわり、幸せなひと時が過ごせること間違いなし!!
個人的には甘酸辛苦渋は、55度くらいで飲むのがオススメです。

ちなみに、お肉の加熱の仕方は色々試してみたのですが、今のところ、今回のレシピの通り、フライパンで蒸し焼きにするのが一番しっとり仕上がるように思います。
グリルで焼くと、中まで火が通りにくく、硬くなりがち。
鶏胸肉は厚みがあるので、余熱で火を通すのもミソですよ。

ちなみに、この酒粕味噌に漬けておけば、生肉の状態でも冷蔵庫で5日間は余裕で日持ちすると思います。
ついつい、使わずに冷蔵庫で賞味期限を切らしてしまいがちなお肉も、漬けることで保存期間が伸びるので、時間のあるときに漬けておけばパパッと料理が作れるのでオススメですよ◎

ちなみに今回は、新政の貴醸酒粕を使ってみました。
甘味があり、そのまま食べてもまるでスイーツのよう。

賞味期限が切れていると言うことで頂いたのですが、私としては、酒粕に賞味期限など無いと思っているので、頂いてしまいました。笑
むしろ、程よく熟成していて、とっても美味しい◎

是非、美味しい酒粕でお試しくださいませ♪

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