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「今は専念できそう」くらいでいい #career diversity

仕事に重点を置きすぎて、過重労働や長時間労働を続けると、仕事ではそれなりの成果が上がったとしても、心身の調子を崩したり、「親」や「家庭人」などといったライフキャリア上の他の役割がないがしろにされたりして、結果的に破綻してしまう危険があります。

また、仕事以外の生活に変化が生じることで、ワークライフバランスが崩れることもあります。たとえば、自分が病気になる、家族の介護が必要になるといった問題が発生すると、これまで通りの仕事量であっても、過重に感じるようになるでしょう。

もちろん、人には、職場の中核として仕事に専念しなければならない時期もあれば、育児や介護に集中しなければならない時期もあります。ワークキャリアとライフキャリアの比重は、ライフステージによって、大きくなったり小さくなったりするのです。そのように柔軟に両者を変化させながら、自分に合ったキャリアを築いていくのです。

キャリア迷子 自分らしく働けない人のための「生き方提案」 小林さとる

これ、きわめて当たり前の考え方なんですが、多くの社会人は、特に教師はこのことを忘れていると思います。

現在55歳の私が過去を振り返る時、心身ともに最も充実していた時期は、40代でした。

クラス経営、受験指導、部活動、すべてに対して、エネルギーを注いでいた時期です。

いえ、「注げていた」と言った方が正しいでしょう。20代、30代の苦い経験をバネにし、同僚や上司、保護者に恵まれ、ついてきてくれた生徒たちがいたからです。

30年以上、教師を務めていて思うのは、「仕事には旬がある」ということです。しかもその「旬」は、人によって時期が異なります。

一般的には、加齢とともに旬は過ぎ去っていくものと考えられています。ですが、遅咲きの人もいます(私は自身を「大器晩成型」と勝手に決めることで、人生の帳尻を無理やり合わせようとしていますが)。

職場が、人間関係が変わるだけで、波に乗ったり地を這うようになったりする。「旬」は人の数だけ存在します。


繰り返しますが、多くの人はこのことを忘れています。

誰にとっても、イケイケの時もあれば、心身がどうにもならない時もある。だったら、最初から「そういうつもり」でキャリアを歩けばいいんじゃないでしょうか。

人生は、いつ何が起こるかまったくわかりません。私たちは、ライフイベントに翻弄される存在です。

だからこそ慌てずに、
「今は仕事に専念できそうな時」、
「今は家庭に専念すべき時」と考える。

私たちは無意識のうちに「他者による評価」に振り回されています。自分軸を大切にしてください。

大丈夫。人生は帳尻が合うようにできています。


現役高校教師

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オン&オフラインセミナー講師

心理学修士(学校心理学)

NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
https://nego.jp/interview/karasawa/

一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了






思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!