学校で学ぶスペイン語と、ネイティブとの会話で覚えたスペイン語のバランス

2018年3月から11月までの8ヵ月間、マドリッドに留学してスペイン語を学んでいた。クラスメイトの中には、もうスペインに長年住んでいて、あるいは中南米に長く滞在した経験があって、さらにスペイン語を向上させたいという人たちがいた。

そういう人たちは、「こういう場面では、ネイティブはこんな表現を使うよね」「この表現には、こんなニュアンスがあるよね」ということに詳しい。反面、基礎的なレベルの文法的事項の一部を知らないとか、そのせいで作文を書くと間違いが多かったり、「こういう表現は会話では使うけど、文章で使うべきではない」と先生に指摘されたりしていた。

私は2012年から日本でスペイン語を学び始めて、6年目。その6年間のうち、合計4年6ヵ月くらいスペイン語グループレッスンに通っていた。スペイン語の習得がすごく速かったわけではないけど、週1回の教室にはあまり休まず通い、できるだけ宿題・復習もしていた。だから文法的事項の抜けは少ないし、スペイン語の作文を書くときの間違いも少ない。でも、教科書以外の単語や表現はあまり知らないのが私の弱点だな、とマドリッドのクラスメイトたちと接して気づいた。

外国語を身に着けるためには、文法や単語、定型的な表現を知ることも大事だけど、ネイティブと接して、実際の生活の中での使い方を体得することも必要だよね。

あなたのスペイン語は、学校で学んだことと、ネイティブと接して覚えた表現、どちらが多い?両方のバランスを取りながら、スペイン語力をあげられるといいね。

ありがとうございます! 今後のスペイン語学習のために使わせていただきます!