わたしは世界を変える

ただいま!!

ツイッターに帰ってきました。懐かしいみんなとも、また話せるようになったね。元気でしたか?

小4で始めてからいろんな事があったツイッター。思い出すのは楽しい思い出ばかりだけど、中には物騒なめにあう事もありました。その経緯はここにまとめてあるので、詳しく知りたい方は、良かったら。

簡単に言うと、脅迫されて警察に捜査してもらったら、犯人が「Tor」というものを使ってて。んで、それを経由での殺害予告や爆破予告は、今の警察ではほぼ逮捕することができないっていう衝撃の事実を知ったんです。しかもそのツールはPCに詳しい人じゃなくても、どこの誰でも、すんごく簡単に使えるようになってるの。

もちろんTor以外の足跡から逮捕しようと警察も必死に頑張っているから、逮捕者はゼロじゃない。囮捜査などで捕まえる方法とかもあります。でも犯人がボロを出さなければ、ほぼ不可能なんだって。これって実質、他人が安心して生活する権利をじゃんじゃん奪い放題、ってこと。

これじゃあ、知らなくて普通に殺害予告して、すでに逮捕されている犯人たちだって、不公平だ!!って思うんじゃないかな?

中高生は皆そうだと思うけど、ぼくたちは「悪い事をすれば必ずばれる」とか、「ネットに匿名は存在しない」って、小学生の時から学校で教わってきました。

だから、Torを使っているから逮捕できないと警察から説明を受けた時は、もうむちゃくちゃショックでした。自分が被害にあうまで、当たり前だけど「何かあったら、警察に行けば助けてもらえる!」って信じてたから。

子どもが安心して使えるインターネットを目指してきたけど、これでは子どもどころか大人でも、誰ひとり安心してネットを使うことが出来ません。特に芸能人や政治家や、顔と名前を出して仕事をしている人には、常に殺害予告などの不安がつきまといます。

それで最初ぼくは、”それなら、torを使えないようにすればいいのでは?”と考え、ネット上でその提案をしました。

☆☆☆

でもね「Tor」は本当は言論弾圧されている国や、政府に監視されて逃げられない人たちの人権を守るために作られたツールなんだって!!!

だからこそ、簡単で誰にでも使えるようになっていないといけないし、これがないと生きていけない人もたくさんいるんだそうです。

その事を、大勢のユーザーさんからここのコメント欄で教えていただいて、ぼくはそれらを読んでとても反省しました。それはそうだ。「Tor」を命綱にしている国の人達がいる限り、この世界からそれを無くす事はできないです。安直な提案でした。ごめんなさい。

ただ、それを逆手に取って悪用している人がたくさんいる事は、このままでいいとは思えません。同じ殺害予告をしても簡単に逮捕されてニュースになり、顔も名前も晒され、社会的地位や家族を失ってしまった人がいるのに、その一方で、ただ使ったツールが違うというだけで逮捕されずに、いつまでものうのうと暮らしていける人が大勢いるのは絶対におかしいと思うのです。

これじゃ捕まった人達だって「失敗した」「もっと巧くやれば良かった」と思うだけで、永遠に反省なんかできないのではないでしょうか。

現に大勢の人が違反している事・・・う~ん、たとえば路上駐車。あまりにも数が多くて、全員を平等に取り締まる事が出来ないので、「あの車もあの車もやってるじゃないか!」「なぜ自分だけが罰金を取られなければならないのか!!」などと、逆切れしている人がいますよね。

あれと同じように、今後Torが普及すれば、インターネットで他人を脅して捕まっても、反省するどころか「ああ、運が悪かった」「もっと巧くやれば良かった」と、

間違いなく、誰もが軽く考えるようになるのではないでしょうか?

☆☆☆

他人の安全な生活をおびやかすことは、ネット上のゲームではありません。

これはぼくが経験した事ですが、絶対に捕まることのない犯人が自由気ままに生活しているのに、殺害予告された側はずっと家から出られず、とても不自由な生活を送ることになります。たとえ本人がそこまでダメージを受けておらずピンピンしていても、安全確保のため外出を控えてくださいとか、ひとりで電車に乗るのは危険なので車送迎してもらってくださいとか言われるし、確実に生活の自由度は下がります。決まっていた仕事がそれでキャンセルになったこともあるし、実質的な被害も大きいです。

何よりも恐ろしいのは、完全匿名で「気にいらない相手の生活を縛る」事が、簡単にできるようになる事です。

たとえば同じ舞台の主演キャスティング候補が2人いたとして、どちらか一方がライバルを蹴落としたいと思ったとします。そういう人が仮にTorを使って殺害予告のひとつでも出せば、今すぐにライバルは自宅待機・外出禁止になると思います。こんなに簡単に、自分の手を汚さずに主役の座を手に入れる事が出来るのです。

もっと大規模な事も出来ます。いつぞやのコミケのように、気に入らないイベントの会場に「爆弾を仕掛けました」とTor経由で爆破予告を出せば、自宅にいながらにして、そのイベントを中止にすることだって可能です。

個人が気にいらない人は個人に、学校が気にいらない人は学校に、会社が気にいらない人は会社に、催し物が気にいらない人はイベント会場に・・・

殺害予告も爆破予告もやり放題の世の中が、近いうちに必ず訪れる。いずれこの世界は、ネットのツイートを消去するより簡単に、一瞬で気にいらない相手を消せるようになるでしょう。

その時になってから慌てても遅いのではないでしょうか。

☆☆☆

善意の利用者の匿名性を守る事と、匿名での悪を裁く事は、両立できません。

どちらかを守ろうとすると、必ずどちらかが犠牲になる。

トゥギャッターのコメント欄の意見にもありましたが、本当にどうしようもない、手の打ちようがない事というのは、最終的には人間のモラルに頼るしかなくなっているんですよね。

そのために必要なのは、やはり幼少期からの、しっかりとしたリテラシー教育だと思います。

今までの教育では、「悪いことをすれば必ず警察に捕まる」「馬鹿なことを書きこめば個人情報が晒されて社会的に死ぬ」「他人に危害を加えたら罰される」などと、罰や社会的制裁や恥の感覚を与えることで、それなりにネット犯罪の抑止効果をあげていました。要は、力には力で対処してきた。

けれど、Torが誰でも使えるものである今、その教育の大前提はとっくに崩れてしまっています。今までのような勧善懲悪論だけでは、子供達は納得しないでしょう。今の世の中では、「悪いことをしても、匿名でうまくやれば捕まらない」「匿名で簡単に気に入らないものを目の前から消すことが可能」なのですから。

残念ながら、もうオトナになってしまった人を、これから変える事はほぼ不可能です。けれどこれから生まれてくる子供達を「悪い事をしてまで、他人をおとしいれてまで、いい想いをしたくはない」そんな優しい心の人にすることなら、わたしたちひとりひとりにも、ささやかながら出来るのかも知れません。

実際、匿名で何でもかきこめるネットでも、みんながみんな自分の快楽のために他人の悪口をぶちまけているわけではないです。ネットで出会い、あたたかな言葉を交わし、かけがえのない友情や信頼関係を築いている人はこの世の中にたくさんいる。最大の匿名掲示板・2ちゃんねるですら、ホッコリする交流は毎日たくさん起きています。匿名だから、ばれないからといって、必ずしも悪用しようとする人間ばかりではありません。

匿名性を悪用せず、お互いの人権を尊重し、自分の事ばかりではなく相手の気持ちをおもいやれる人間性を育むこと。これから大きくなり、おとなになる子供たちの「心を育てること。」そのための、新しい教育方法をみんなで考えていきませんか?

綺麗事や嘘なんていらない。

子供達に、本当の事を伝えませんか?

☆☆☆

ちいさなみんなへ。

世の中には、たくさんの理不尽なことがある。それは法だけでは裁けないし、抜け道もたくさんある。やろうと思えば、悪いことなんていくらでもできる。

はるかぜちゃんたちが子供の時に教わった「悪いことをすれば必ず罰が与えられる世界」なんて、この世にはなかったみたいです。

今から君たちが生きていく世界は、理不尽なことだらけ。悪い奴が必ず罰を受けるわけではないし、むしろ悪い奴に限っていつまでも世の中にのさばっている。

正直者がばかを見ることや、善良な人が騙されたり損をしたり、そんなのは日常茶飯事です。

こんな世の中でごめんね。

でも、その生き方では本当の意味で、幸せになることはできません。

誰かの犠牲の上に成り立つ幸せ、誰かを傷つけてまで得たものは、君が旗色悪くなれば一瞬にして消え去る、脆くて儚いものです。そんな表面上の快感よりも、たったひとりでもいい。本当に信頼しあう家族や、友達や、理解者がいることの方が、最高に幸せで価値があるんだ、という真実を知って欲しい。

そのためには、いま君の目の前にいる人を大切にして下さい。たくさん一緒に話して、たくさんの気持ちを共有して下さい。そして、ネットの向こう側にも、その人達がいるのだと考えてみよう。

☆☆☆

これが、今のぼくが考える、最良の対策です。

世の中を変えるには、根気よく次の世代を育てていくしかない。

「子供達を、自分の生きている世界よりも、より優しい世界で生きていけるようにする」

何年かかっても、それしかないのだと思っています。

皆さんはどう思われますか?

ちなみに、ぼくが捜査してもらっていた時からtwitterの規約は変わっていて、「Tor経由のアクセス」についてはアカウント取得時に、電話番号との紐付けが義務付けられるようになっています。以下、@Turkis_Mondさんよりいただいたコメントからの引用です。

「twitterのtor対策状況についての日本語記事はこれ。 大元のTwitterのアナウンス(英文)はこれ。 大元には特にtorそのものには触れてない。」「twitterの公式ヘルプは年末位に随分綺麗に再整備されて、安全な利用についてのガイドページも新設されているので、ご存じない方はご一読を。 」

電話番号をアカウントと紐付けできるのは規約改定後のものだけなので、すでにTorで作られたアカウントまではさかのぼる事ができません。でも、ツイッターの側もいろいろ対策をしてくれているようです。

多分、ぼくと同じようなめにあった人からの要望が多かったんじゃないかな?

やんなっちゃうねー!

でも、世の中に不満ぶつけて腐っていても、何も前に進まない。いまのぼくに出来ることは本当に微々たることだけど、身の回りの人を大切にすることだ。家族、友達、先輩、知人、ファンの皆様、すべての人に優しさと感謝を。

みんな、いつもありがとう。

あのね、ぼくに嫌がらせをした人は、今もどこかで、逮捕されずにいい気分でいるかもしれないけれど

ぼくはその何倍も、ネットでみんなのあたたかさを感じることができた。

だから、ぼくの方が、きっと幸せだよ。(笑)

☆☆☆

理不尽な世界を変えるのは、他人じゃない。自分だ。

自分の生き方こそが、これからの世界をかたちづくっていく。

わたしが世界を変えるんだ!って思って、しっかりと”誇り”を持って生きて行こうね!!!




☆☆☆

おまけ。

【犯人達への訴訟】殺害予告のせいで、楽しみにしていた出版記念(扶桑社・少女と傷とあっためミルク)の書店サイン会が中止になった時は、ぼくもさすがに訴えようと思いました。が、100万以上のお金をかけて訴訟をしても、犯人が見つかる見込みがない(お金を捨てるだけになる)と弁護士さんに聞き断念しました。今後も訴える事は可能ですが、仮に大金を使っても何の結果も出せないだろうというのが現状です。でも、これからあなたの事を心から信頼してくれる人ができたら、その人にだけは自分のした事をどうか打ち明けて、許してもらってくださいね。真の人間関係に勝る、たからものはないのだから。

【ご意見いただいた皆様】せっかくいただいた技術的なお話にほとんどついていけなくて申し訳なかったので、高校に行ったらパソコンの事も勉強して行きたいです。いただいたご意見はこれからゆっくりとまとめ、今後に活かして行きます。本当に沢山の、アドバイスや助言をありがとうございました!!閲覧数、コメント数を見るとほんとにたくさんの方が真剣に考えてくださったのが分かります。なお、消したコメントは外部のアンチサイトに誘導するコメントや、本題とは関係のない中傷が見られた場合などです。それ以外のものはほぼ残してあります。

【今の気持ち】現在、ぼく自身は過去の犯人を探し当て逮捕する事よりも、これから殺害予告や爆破予告などをする人間を生み出さないようにする教育活動の方に関心があります。ひとはみんな生まれつきの悪人ではないのだから、出会いと環境が大事!というのが、ぼくの考え方です。結局は人を生かすのもダメにするのも、まわりの人次第じゃないのかな。どういう時に人は犯罪をおこすのか?ネットでやたら攻撃的になる人を、どうすれば減らせるのか?そういった人に出会った時の対応策なども、合わせて考えていければいいですね。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

193

春名風花

InterestedⅡ

2つのマガジンに含まれています

コメント17件

上和野勇です。カミワノイサムです
お帰りなさい!noteに戻ってきた、はるかぜちゃんは一段と素敵な女性になっていて、嬉しい限りです。応援していますよ~!
おかえりなさい!また春風ちゃんの姿を、言葉を、あちこちで見聞きできるようになったのがうれしいです。気をつけて頑張ってください。ずっと応援しています!!
Twitterでは目立ってしまうので、ここに記しておくね。通知いくかな? ストーカー問題は関心を持っていたので、前から調べてたりしてたんだけど、ここに長々と書く訳にもいかないので、代わりに役立つ情報のURL貼っておくね。読んだら消して。j.mp/1UoJeU5 (←長いけど参考になる)/その他 j.mp/1Zmznm0、j.mp/1X4ebmN、j.mp/1ZmABO0、j.mp/1X4eEFx、j.mp/1ssOZtz /専門家 j.mp/1PbTptB 解決の肝は加害者のケアなんだけど、これは素人ができる事じゃないんだよね…(´・ω・`;) こんな事しかできないけど、参考までに。(コメント欄汚してゴメンね;)
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。