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【自作連載二次元小説】世界ユーザートップギルド長、ギルドメンバー一致で後任のちギルドから追い出されたので、誰も入れないギルドを作って、自由気ままなゲームライフを過ごす話       第5話 仲間!?

〜幻の樹海〜
エーテ『おかえりなさい………何かあったの?』
キル『…………いやなんでもないよ、ギルド設立した事だし新たな拠点探さないとだね』
エーテ『(呪いなんてなかったら)ボソ…』
キル『何か言ったかい?』
エーテ『いいえ、なにも。それより、あなたずっとプレイしているようだけど、現実世界には戻らなくても大丈夫なの?』
キル『……………そうだね、1度戻ろう』
ゲームを一時中断し、現実世界へ戻った元田は携帯を確認すると、会社からの電話が何件も来ているの事に気づいた。すぐ折り返しの電話をすると
元田『すみません、休日は携帯見ないのもので』
部長『あぁ、いいんだいいんだ。1ヶ月も休みあげたわたしにも責任はあるから』
元田『部長、何か用事で連絡をしたのでしょうか』
部長『休みのところすまんが、君に招集がかかってな。なんでも、ゲーム営業部主任の龍崎 炎(りゅうざき ほむら)君が君と話したがってるんだ。わたしも少しはゲームをするけど、ゲーム用語とかよくわからないこと言ってて、会ってはもらえないか?』
元田『はい、いいですよ。どこに行けばいいですか?』
部長『なんでも、明日昼間に「ギルド本部待合室にて待つ」って言っていたけど分かるかい??』
元田『!!!………。はい、大丈夫です。お電話ありがとうございました』
部長『ゆっくり休暇とってね、じゃあ』ガチャ…
元田『一体誰だ、龍崎炎聞いた事ない名前だな』
不信感ありつつも、時は流れ次の日
〜ギルド本部〜
キル『こんにちは、待合室で人が待ってるって昨日連絡があったんだけど??』
アンナ『はい、伺っていますよ。どうぞ、こちらへ。話が終わりましたら、再度受付の方へお声掛けください』
コンコンっとドアを開けると、そこには1人のフードを被ったプレイヤーが座っていた。
キル『あなたは一体!?』
???『って事は、君が元田くんだね。ゲームはかなりやりこんでいるようだ、全身初期装備でよく戦ってこれたものだ』
キル『君が龍崎炎だな、自分を呼び出してなんの用件なんだ?』
???『ここでは、レッド・ドラゴンと名乗ってる。まぁ、レッドと呼んでくれ。君を呼んだのは他でもない、ギルドに入れてくれないか?』
キル『……………ん?なぜだ?』
レッド『君がこのゲームをやっていたのは知っている、1度社内で携帯をいじってる時、たまたま見えてしまった。見るつもりはなかったが、「果てなき冒険」をしている人がこんな身近にいる事に感動した。ギルドメンバー募集しているのを見かけて、これは入るべきと確信したって事だ』
キル『なるほど、レベルは?』
レッド『今はレベル1000だ』
キル『まぁ、普通なら採用だが自分はレッドの事をよく知らない、だから当分一緒に過ごしてから決める事にする。期限は1週間それでいいか?』
レッド『いいだろ、認められるよう頑張るとしよう。では、仮だが一応仲間だ拠点はどこなんだ』
キル『仮だけど拠点は「幻の樹海」にあるぞ』
レッド『あそこは死の森だぞ?…………拠点は俺がなんとか用意しておく。用意できたら連絡する。では、失礼する』
キル『わかった………ふむ。』
話を終え、仮拠点に戻る前に討伐、採取の依頼を引き受け久しぶりの探索に出るのであった。
一方…………
レッド『誰だ………つけているのは分かっている、出てこい!』
???『なんだ、分かっていたのか。あの、キルという男お前の仲間だろ?、取引しようぜ』
レッド『取引だと?』
???『我々のギルドに入れ、そうすればあの男には手も足も出さないと約束しよう。入らなければ、分かるよな??』
レッド『悪くない話しだが。遠慮しておこう』
???『はい?……』
レッド『ギルド「輝く頂 インフィニティ」には入らんっと言ったんだ!!』
???「せっかくのチャンスを棒に振るのか?」
レッド『今すぐに失せろ……消すぞ……』
???『ちっ、今回はこの辺で……』
謎の男とギルド「輝く頂 インフィニティ」との関係、突破者レッドの真相、キルは自由気ままなゲームライフを過ごせるのか、、、。
キル『もういっそ、ずっと探索していたいなぁ』

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