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【自作連載二次元小説】世界ユーザートップギルド長、ギルドメンバー一致で後任のちギルドから追い出されたので、誰も入れないギルドを作って、自由気ままなゲームライフを過ごす話       第4話 限界突破者

キルはさっそく、ギルド本部へ行きギルド募集届けと設立届けを提出するのだった。
〜ギルド本部〜
案内係a『この条件で本当に宜しいですか?』
キル『はい、お願いします』
案内係a『新規ということで、このギルド「果てなき冒険者達」は認定されました。つきましては、設立料として1000万ゴールド払ってください』
キル『・・・・・1000万!?』
そう、ギルド設立にはお金が必要なのだ。「果てなき冒険」だった時は無料で設立できたのだが、「インフィニティゲーム」と合併に基づき、ギルドを作るプレイヤーが今では後を立たないらしく運営側より設立するのであれば、ゴールドを払うようにと定められたのだ。
キル『はぁ、、、これでお願いします』
案内係a『はい、丁度ですね。ありがとうございます。キルさんは、冒険ランクカードはお作りになっていますか?』
キル『冒険ランクカード?持っていませんが、何か必要になるんですか?』
案内係a『ランクカードを所持していると、今後のモンスター討伐の依頼や薬草採取等の依頼がそのランク毎によってこなせるようになります。持っていなくても依頼は出来ますが、ほとんどの依頼主はランクカードを所持している人にしか依頼しませんね』
キル『ランク=信頼ってことか、、、ランクカード作ってください』
案内係a『少々、お待ちください』と席を外して待っていると、ギルド本部にユウトが現れたのだ。
ユウト『あれ?おやおや、元ギルド長様ではございませんか、ここで一体なにを??あっ!あーーー、ギルド設立するんですね、これはこれはおめでとうございます。仲間増えるといいですね』
キル『あぁ、ありがとう』
モブ1『おい!あれ見ろよ、「輝く頂 インフィニティ」のギルド長ユウトさんだ」
モブ2『さすが、世界屈指のトップギルド長なだけあるな今じゃあギルド総勢1,000人くだらないとか、ユウトさん本人ランクAあるって噂もある』
ユウト『Aランクは盛った話しだな、今ではレベルは300にもなってランクはまだBだが、すぐにAになる時間の問題ってやつだ。今日は依頼や他ギルドの偵察に来ただけだったのに、元ギルド長と再会するとはなメンバーにいい土産が出来たものだ。ん?この募集条件見直したほうがいいですよ、ね?キルさん』
と言いたい事を、言い尽くしユウトはその場から立ち去っていった。去った後元田の中で、感じたことのない感情が元田を襲う、「怒り」元田は生まれてから人に対して怒る事がなかったのだ。元田は、生まれて初めて経験した感情の1つである。
案内係a『キルさん準備ができました。こちらへどうぞ、、、ではここに手をかざしてください』
この大石板に手をかざすと今自分のレベルと適正ランクが表示されるようになっている、手を触れたが、特に変わったことは起きなかった。
案内係a『はい、キルさんはレベル100ランクCです。普通冒険者ってとこですね』
キル『係さん、1つ聞いても?』
アンナ『アンナです、アンナと呼んでください』
キル『係さ、』
アンナ『アンナです』
キル『アンナさん、1つ聞いても?』
アンナ『はい、なんでも聞いてください』
キル『ランクAより上のランクは存在しますか?』
アンナ『はい、存在します。Aの上にSその上にZがあります』
アンナさんによると、ランクSはほとんどの依頼をこなせる世界ユーザーに認められた者たちとか、
その上にランクZが存在するらしいが、未だに辿り着いたものはいないらしい、なぜならランクZに到達する条件があるそうで、、、
キル『レベル上限を突破した者のみ?レベルって大体999までじゃあないんですか?』
アンナ『もちろん、レベル999が最高値とされていますが、それを上回る者達が存在しているとワールド内で今、噂になっています。その情報をもとに、キルさんみたいに限界突破者をギルドメンバーとして仲間にしようとしているギルドも今では何件も存在してますが、突破者が入ったと言う記録はございません』
キル『ありがとうございました、討伐、採取の依頼はまた後日受けに来ます』
アンナ『はい、お待ちしております』
キルは、ギルド募集条件はこれでよかったんだなっと思いつつ、仮拠点である幻の樹海へ戻るのであった。
その夜………本部ギルド、ピキ……ガラガラガラガラっと何かが崩れ落ちる音がした。
ギルドマスター『これは一体!?』
アンナ『大石板にヒビが出来て、壊れたのでしょうか?』
ギルドマスター『今日何人大石板で見たんだ?』
アンナ『今日は1人ですね』
ギルドマスター『一応、運営に連絡だ』
大石板が壊れたことを伝え、その日は1人しか見ていなかったこと、その者がレベル100だと言うことを伝えると、運営側は何千何万人のプレイヤーを見て来たから、脆くなっていたのが原因だと言う、このようなことは何度も起きているとのことだ。
ギルドマスター『アンナ、この男についてもっと情報が知りたい集めてくれ』
アンナ『はい、マスター、、、』



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