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【自作連載二次元小説】世界ユーザートップギルド長、ギルドメンバー一致で後任のちギルドから追い出されたので、誰も入れないギルドを作って、自由気ままなゲームライフを過ごす話       第11話 神樹と共に…

レッド『しかし、キル殿はもう願いを叶えてもらった、じゃあないですか!』
キル『ん?まだ叶えてもらってないが?』
レッド『限界突破の証明ですよね!
神樹が叶えたんじゃあないってこと?』
神樹『アレハ……カレノ……実……リョク……』
キル『神樹に願いを叶えさせたように演じたんだ
俺がこの姿になれば、ここにいる者は限界突破
したんだなっと、思い込むと踏んでいた』
神樹『本当ニ……頭ノ……キレる……男だ』
キル『懐かしいな、最初に来た時は全く気づかなかった、あの時は力がなかったのか?』
神樹『………あの子を、引き止める為力を使った』
キル『エーテか、』
〜昔の幻の樹海〜
昔むかしあるとこに、大きな大きな樹があったとさ。その樹は、何でも願いが叶う樹として、森の奥深くに祀られていると言い伝えられていた。
ある日のこと、
エーテ『ここが、幻の樹海!?ここに願いが叶う樹があるんだ、行こう』
今も昔もこの樹海の中は、静かだった。心地の良い場所、空気は澄んでいて、木々達が出迎えているようにも感じた………
エーテ『歩いても歩いても同じところをぐるぐる歩いている感じがする。でも、諦めず頑張ろう』
エーテは、諦めなかった。同じところをずっと歩いては休み、歩いては休みを何度も続け………
知らない間に、エーテは歳を取りおばあちゃんになっていた。それでも、願いを叶える為歩みをとめなかった。
エーテ『私は、信じてる。きっとある……』
エーテは、その場に倒れてしまった………すると、
神樹『人間は脆く、弱く、すぐに死ぬ………』
エーテ『願いを……』
神樹『願いとはなんだ?人間の子よ………』
エーテ『私の残り少ない命……ここで、過ごせてよかった。願うなら、この樹海と1つになりたい』
神樹『……………………。それは、どう言う…』
エーテ『私ね現実世界でも、もう長くはないの
ここずっと見ていたのは天井ばかり。あの日は暇だった、久しぶりに外に出ると気持ちがよかったでもすぐに気分が悪くなって、病室に戻されちゃって……ゴホゴホッ』
神樹『無理はするな、人の子よ……』
エーテ『優しくされたの久しぶり……ありがとう
このゲームを知って、携帯で出来るって分かってやり始めたの。こんなに走れて、いっぱいご飯食べて、現実よりゲームの世界に私は入り込みたい
って、まぁ無理な事はわかっていた……ゴホッ』
神樹『………それで、この私に願いを?』
エーテ『なんでも願いが叶うのなら、言ってみてもいいかなって………思って……やっぱり…無理だよね……そろそろ、時間みたい………最後に…………会えて良かった…………』
この日、現実世界のエーテも笑みを浮かべ安らかに逝ったそうだ………
神樹『君の願い、叶えよう………私の全魔力で彼女の魂をこの地に……ここに……蘇るがよい……』
出来るわけがない、無理に決まっている………
そんな事はない、ここには神は存在する。
この世界は、なんでもいる魔王、勇者、ドラゴン、妖精、妖怪………ありとあらゆる種族がいる。
できない事はないと神樹は確信していた………
神樹『現実世界のエーテの魂を………この……
エルフの………体に………はあっ!……………』
エーテ『うっ……ここは……一体………?』
神樹『ワタシガ………ワカルカ………』
エーテ『神樹?私は………』
神樹『ネガイハ……カナ………エタ……シカシ………オマエハ……ココノ……バンニン……トシテ………
イキカエ……ッタ………ワタシノ………ソバニ……』
エーテ『願いが叶った……ありがとうございます
神樹様の元で末永く生きていきます』
この時、奇跡が起こった。しかし、神樹は力を使い過ぎたが故に、エーテを樹海の番人としての
この樹海と共に過ごすよう約束させたのだ。
〜現在〜
神樹『あの子を自由にしたかった……あの時は、
力を使い過ぎた………番人として、蘇ったがこの
樹海からは出る事は、できなくしてしまった……』
キル『なるほどな………』
神樹『何年、何十年、何百年も時は巡った……
エーテといた時間は忘れはしない。さぁ、願い叶える時エーテを蘇らせる、準備はよいか?』
キル『自分のこの核(心臓)をエーテに!』
キル?『呪炎の呪いの解除は俺がやる』
その時、レッドはキルが2人いるようにに見えた…
神樹、キル『蘇れエーテ!』
…………………………………………………………………
…………………………ドックン…………ドックン…………
…………ドックン…ドックン……ドックン…ドックン…ドックン
エーテ『わっ……私……心臓を…動いてる…』
神樹『ヨカッタ………アトハ……タノンダ……キルヨ
………アイツラ……ニ……キヲ……ツケロ……』
キル『運営側の奴らか……』
神樹『チカイウチ………アレガ……フッカツ………
スル……ワタシハ……スコシ……ネカセテクレ』
キル『神樹よ、寝る前に1つだけ言わせてくれ
娘さんは、俺たちで幸せにする。必ずだ』
神樹『ソレヲ………キイテ………アンシン……シタ…
マタ……アオウ………メイユウ………』
この森から、神樹が消えた。消えたというより、
眠りについたとでも言っておこう。
エーテ『神樹様……………』
キル『………エーテ、自分と来て欲しい………
自分はエーテが必要なんだ、そばにいてくれ』
エーテ『私も、貴方が必要です。末永くお側にいさせてください』2人は抱きしめあった、
キル『もう、無茶な真似はしないでくれ』
エーテ『ごめんなさい……』
レッド『えーと、ゴホン。まずは、ギルドに戻りましょう。話しとか諸々あるだろうから』
キル『………そうだな……っ』
エーテ『大丈夫なの?』
レッド『肩貸しますよ?』
キル『大丈夫だ先に行っててくれ、すぐに行く』
2人とも心配しつつも、ギルドへ戻っていった
キル『…………うっゔぇぇ』吐血したのだ、
キル『少し力を使い過ぎたか……』
エーテ『キル!大丈夫!?こんなに血が……』
キル『大丈夫だ……今はそれより、話しておかないといけない事がある…』
エーテ『それよりじゃあない、今は安静にして!
話なら貴方が目覚めたらいくらでも聞いてあげるだから、お願い』
キル『ヒュー……ヒュー……そうだなぁ……すまん。すぐに起きるから………』
エーテ『ゆっくり、休んで………キル…』

〜運営〜
開発者『そうか、失敗したか………まぁ、収穫はあったというものだ。原点者、奴ならあれがどこで眠っているのか、分かるはずだ』
スズ『限界突破者No.1ですか?』
???『いいや、それより強大な存在ですよ』
スズ『また貴方ですか、アンナ。キルは生きていた、ちゃんと調べたんでしょうね?』
アンナ『はい、しかしながらステータス等見た感じ素人以下のスキル、レベルでしたので……』
開発者『まぁいい、アンナはキルの動きを監視、
スズは今まで通りNo.1の情報を探れ』
アンナ、スズ『了解しました』
開発者『原点者か………』

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