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天外者 〜田中光敏監督 談〜フェリシモ神戸学校講演より  その❶

先日フェリシモ神戸学校での田中光敏監督の講演より、映画「天外者」についてお話しされた部分を書き起こししました。

読みやすいように、内容に相違が無い程度に、口語を一部変えています。

(五代友厚の映画を撮って欲しいと依頼され)ディーン藤岡さんがやった五代友厚しか知らなくて、一度勉強してそれからじゃないと返事ができない。結局5ヶ月悩みましてですね、で勉強して、「あっこんなに歴史的に凄い面白い、日本の近代を変えた人なんだ。何か今の日本にとっても必要な人なんじゃないかなぁ。」って感じで、それで仕事を受けさせてもらって、一緒に組んでいる小松江里子さん、さっき言い忘れましたけど、「天地人」や「花燃ゆ」とか、そらからそうですね僕の「海難1890」も「利休にたずねよ」もやっていただいたんですけども、その彼女に声をかけて、一緒にこれを作品にできないかって言うことでやることを決めましたね。

で、この時にホントに1番最初に浮かんだのは三浦春馬くん。「五代友厚いいんじゃないかなぁ。」って思って。凄い清潔感があって、で最近の三浦春馬って言う俳優は凄く何かちょっと大人びた、何かちょっとこう何て言うんですかね、大人びた清々しさと言うか、そう言う不思議な雰囲気を持った俳優さんで、「こう言う人に五代友厚をやってもらったらいいんじゃないかな。」って思ったんですね。

ところがスケジュールが合わなくて、一旦断られるんです。で「あぁダメなんだ。何か彼いいのになぁ。」って思って、そこから実は何人かに声をかけている時に、彼のスケジュールが大丈夫になった、彼やってくれるみたいな話になってですね

「あっ、じゃあやっぱり彼にやって欲しい。五代友厚やって欲しい。」って思って、春馬くんに声かけたんですね。

だからそう言う意味では最初に思った人と一緒に現場をできて良かったなぁと言うのは本当に思いましたね。


会った時も、みなさんもそうだと思うんですけど

あんなに男前で、あんなに爽やかで、あんなにこう何だろうな、こう汚れて無い笑いをすると言うかですね、僕とは正反対なくらいに凄い美しい雰囲気を持った俳優さんで、何かそれが凄く僕は五代友厚この人でいけるなぁって風に思った。そう言う瞬間でしたかね。






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