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817系と787系の行先表示を作ってみた

最近、僕にはとてもハマっていることがあります。それは、Canvaを使った行先表示器·方向幕作りです。きっかけは、

①行先表示器を自由にいじってみたかったから
②西九州新幹線の開業が近いから

の大きく2つです。

①は、行先表示器はだいたい表示できる内容が決まっているから生まれた理由です。
自由に行先表示を切り替えるのに憧れを持ったので、それをするためにこれを作りました。

②は、西九州新幹線の開業に伴って長崎方面の特急が大幅に変わることから生まれた理由です。まだ見られない新しい特急の行先表示を予想して、それっぽいものを作りたいなと思ったのです。こっちももちろん作りました。

そんな創作でできた作品を、この記事上で披露していこうと思います。タテヨコ比とか文字バランスが実車と違うため完璧ではありませんが、ぜひ見ていってください。

前面表示

鷹見口最終日の撮影で撮った817系をもとに、817系1500番台の行先表示器を再現してみました。

この車両の表示器を目指す

この写真をもとに、1から表示器の形、大きさ、配置や周りのものを再現する作業をしていきます。

そして、完成したものがこれです。

福北ゆたか線
ワンマン直方行き

フォントに「ドット明朝」というものがあったので、3色LEDということもあって採用してみました。正直このフォントを見つけたときには驚きましたね。
背景の赤は、JR九州のコーポレートカラーだからです。

行先とその他情報を表示する3つの表示器は、1つ1つ違う設定にできるようになっています。まずは、いちばんシンプルでよく見る、ワンマン 直方に設定してみました。

このままじゃ至って普通だ。おもしろくない。
なので次はぶっ飛んだものです。

青い森鉄道線
ワンマン浅虫温泉行き

交流電化区間つながりで、東北の3セクの青い森鉄道線の幕にしてみました。817系が東北まで行くことはないでしょうし、たぶんこんな表示は一生されません。こんな感じのが理由①の「自由に表示を変える」につながってきます。

千歳線·函館線
快速エアポート小樽行き

さらに北へ。新千歳空港利用者の重要な足である「快速エアポート」表示を作ってみました。こだわりポイントは札幌止まりではなく小樽行きにしているところです。やっぱり普通なのはおもしろみに欠けますからね。

前面表示はこの辺までです。

側面表示

前面表示があるなら側面も無いと。ということで、側面も作ってみました。側面は特殊なことも無いため、かなり簡単にできました。
ただ、前面から一部変更を加えて、フォントをドット明朝から変更しています。理由としては、ドットじゃなくても特に違和感は無かったからです。唯一の欠点としては、LEDみがあまり無いことですね。なんだかLEDデザインの方向幕みたいになりました。

ベース
これの黒い部分に表示を付けていく

817系(2両)みたいな表示

817系の2両編成は九州の至るところで走っているため、あらゆるパターンの表示が作れます。

普通新飯塚行き

直方所属の車両で見られる表示をもとに作りました。朝夕ラッシュ時間帯のツーマン運転の表示となっています。最大の特徴である明朝体ですが、「テロップ明朝」というフォントを使いました。

ワンマン長崎行き

リアル世界ではもうすぐ見れなくなる817系のワンマン 長崎表示です。長崎本線の一部電化廃止により、817系は物理的に長崎への到達ができなくなります。なので、もうすぐ消えるということもあって作りました。

ワンマン江北行き

こちらは逆に西九州新幹線開業日に生まれる表示(予想)です。9月23日に最長片道きっぷでおなじみ肥前山口駅が江北駅に改称されます。そのため、肥前山口止まりになっている佐世保線などの電車については、全て江北行きに変更されます。なので、その表示を作ってみました。

普通肥前山口行き

肥前山口表示も作りました。これも消えてしまうんですね。やはりさみしいです。ワンマンではないのは遊び心です。

ワンマン鹿児島中央行き

鹿児島中央は5文字あるので、かなりキツキツです。本物はちょっと文字を縦長にするなど工夫できるんでしょうが、さすがにそこまでは再現できませんでした。

ワンマン都城行き

やっぱり鹿児島中央のキツキツさを見た後でみると、かなり余裕があるように見えます。これがどちらかといえばよく見るタイプなんですけどね。
宮崎·鹿児島エリアは行ったことがほとんど無いので、いつか行ってみたいです。

817系3000番台(3両)みたいな表示

福岡地区には3両の817系も走っています。個人的にはどちらかといえばこっちのほうが身近なので、こっちバージョンも作ってみました。

区間快速(福間-博多間快速)鳥栖行き

区間快速の側面表示です。始発駅から快速運転開始駅までは1つ目みたいな表示、快速区間内では2つ目みたいな表示、快速区間が終わると3つ目みたいな表示になります。
南福岡所属の817系3000番代は、基本前面しか明朝体が使われません。なので、側面を作るときはフォントを完全デフォルトのにしました。

ここからはお遊びです。

普通(鹿児島本線経由)桂川行き

桂川けいせん行きという表示を作りました。ルートとしては小倉始発で、途中博多まで鹿児島本線、博多から篠栗線(福北ゆたか線)というつもりです。博多ではスイッチバックをします。
本来は、こんな列車が設定されても、こんな表示にはなりません。検索してもらうと分かるんですが、行先の上に経由する駅が書かれます。まあこんな表示しても字が潰れるだけですからね。

これ、何をモチーフにしているか分かりますか。「快速有田陶器市号」です。お遊びとして、あえて上有田行きにしています。ちなみに、通常博多方面からの有田陶器市号は有田行きです。

817系シリーズもここまで、ここからは特急の方向幕に入ります。

特急シリーズ

9月23日に変わる西九州の特急の方向幕などを、817系の側面とベースは同じながら、787系をイメージしたデザインで作ってみました。

787系とその行先表示器です。ここではLEDですが、同じデザインの方向幕の車両もあります(幕式の分はいい写真がありませんでした···)。

それでは再現したものを載せていきます。

特急かもめ長崎行き

まもなく消える在来線特急「かもめ」の幕です。787系の幕は、2文字のときはかなり行先が左によってます。中央じゃないのが少し気になりますが、こっちのほうが読みやすいのは確かです。

特急きらめき門司港行き

西九州の特急ではありませんが、787系で運行されている「きらめき」の幕も作ってみました。きらめき号は博多-門司港間を朝夕に走る特急です。3文字のほうがなんか安定して見えます。

ここから、新しい特急の幕の予想です。

特急リレーかもめ武雄温泉行き

西九州新幹線開業で生まれる新たな特急「リレーかもめ」の幕を、以前走っていた「リレーつばめ」幕をもとに作ってみました。
もとにしたリレーつばめは博多から新八代まで走っていて、新八代で新幹線と対面乗換ができるという仕様でした。リレーかもめはその乗換駅が武雄温泉になります。
リレーつばめとしても走った経験がある787系が、今度は西九州で新たなリレー特急として走る。なんだか不思議ですよね。運転開始が楽しみです。

特急みどり(リレーかもめ)佐世保行き

行路の途中に武雄温泉駅がある特急「みどり」も、一部が新幹線かもめと乗り換えられる「みどり(リレーかもめ)」として走り出します。
このデザインでは、上のところに
(RELAY KAMOME)
という表記を入れています。でも、入るのかどうか現時点では分かりません。ということで、入れてないバージョンも作ってみました。

みどり(リレーかもめ) その2

あくまでリレーかもめとしての仕事はサブとして捉えるのならば、こっちでも全然大丈夫だと思います。
どちらかが正解になるのか、それとも全く違うデザインになるのか。

特急かささぎ肥前鹿島行き

今までの特急かもめの事実上の後継、特急「かささぎ」の幕です。この電車は、電化が維持される肥前鹿島まで走ります。でも、リレーかもめもあるため、これまでのかもめよりも本数は少なめに設定されました。
肥前鹿島駅は1面2線の島式ホームになっているため、場合によってはかささぎ同士のツーショットが見れたりしそうです。

佐賀行きバージョン

今のかもめはほとんど長崎行きですが、かささぎは佐賀行きも多めに設定されるようです。肥前山口方面はリレーかもめとみどり/ハウステンボスが走るので、きっとそれでどうにか捌けるのでしょう。

これらの西九州の新しい特急は、9月23日に運転を開始します。なので、予想した幕デザインの答え合わせは、幕回しでのネタバレか9月23日の運行開始日にできます。それまでワクワクしながら待つとしましょう。

まとめ

今回みたいに自由な発想で自由な表示を作るっていうのは、やっぱりとても楽しいです。また、思いついたらパッと短時間でできるのも方向幕作りの魅力の1つだと思います。
Canvaのような画像加工アプリがあれば方向幕作りはできるので、ぜひしてみてはいかがでしょうか。


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