見出し画像

最近読んだ漫画『プライド』

年末くらいから、アプリでいくつか漫画を読んでいる。オリジナル連載者から完結済のものまで、直感的に気になったのを読み漁っている。1ヶ月で3000円〜4000円分くらい読んだときもあったと思う。

今までの人生で漫画(雑誌や単行本)を買って読んでいたのは小学生の数年間だけだった。中学、高校の歳になってからは親が貸してくれた漫画を読んだりこともあったけれど、人生の中で漫画を読んできた量は少ないほうだと思う。

その割に「流行りの作品なら読んだことあります」というわけでもなく、母のおかげか1970年代〜1980年代くらいの漫画や漫画家がけっこう好きだったりあする。聞き覚えのある名前をまんがアプリで見かけていくつか読んでみた。

プライド 一条ゆかり (集英社)

主人公たちがオペラ歌手やらピアニストやらなので、音楽をする側の人間の感情変化が描写されているシーンがいくつも出てくる。本番前の心境とか、奏でている瞬間に思うこととか、描写がけっこう生々しい。

自分も幼稚園の頃から音楽を続けているので、このあたりの表現がリアルだったのがすごく気に入った。彼女たちはプロのアーティストだから私とは比べ物にならないくらい上手なわけだけども、それでも音楽に楽しませてもらうときの感覚は共感できた。(そしてそれを描ける一条先生のすごさよ…)

物語の結末は、意外だったけれどまとまりのある締めくくりで、私としては救われた感のあるエンディングだった。

できれば紙で手元においておきたいけれど、漫画を買い始めると収集がつかなくなりそうなのでまだ手を出していない… (母親が天井まである本棚を漫画で一杯にしているタイプの人間なのできっと私も買い始めたら収集しちゃうと思う。ストレングス・ファインダーの上位5つに「収集」入ってるし、きっとそう。)

そして今調べたら、プライドは実質上の一条ゆかり先生の最後の連載だったらしい。知らなかった…。

今度帰省したら、母に他の一条作品も読ませてもらおうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?