雪 紫色の深夜の

大雪が降った日

夜に家を抜け出して

いつもの登校の道を歩く

田んぼの四辺を囲うようにして作られた

アスファルトの道には膝の辺りまで雪が積もっている

一番遠いところで300mはあるだろうか

深夜1時の真っ暗な時間帯なのに

白でもなく黒でもなく紫色に染まった

道と田んぼとずっと向こうの山と

空から降り続ける大きな雪で

自分の知っている世界と違う世界に来たようで

帰りたくないと思う

靴にしみ込んだ雪で冷えていく足

帰らなければと思う

夜中がこんなに明るいと

雪が白いだけではないのだと知る

帰りたくないと思う

帰らなければいけないことは知ってる


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いただいた貴重なサポートは、私の腰痛を治すべく、サポーターを購入させていただきます。本気です。腰が痛い。

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春見チカコ

言葉を外に出す

エッセイじゃないけど、ずっと思っている事とか思いついた風景とかを書き出す。言葉にする。外に出してあげる。
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