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「看取り先生の遺言」奥野修二 著

末期がんの友人を家で看取ろうと決心して早2か月。
小細胞肺がんのステージⅣ、転移性脳腫瘍が30個以上。
余命3ヶ月ということで、友人は入院せずに家で緩和ケアをうけながら過ごすことを選択した。

右手足の運動機能が腫瘍により疎外され始めた時に、「ガンマナイフ」の施術を受けた。すると、運動機能が緩和されて元通りとまではならないが、また箸が使えるようになって喜んでいた。

クオリティーオブライフで、生あるうちは出来る限り生活の質を落とさずに過ごせるようにとガンマナイフを受けることを決めた。

副作用として、耳鳴りがするようになったという。しかし、ガンマナイフをあてた腫瘍は確実に小さくなる。

3ヶ月前の状態では、仕事を辞めなければとても対応できる状態ではなかったので、思い切って退職した。

しかし、4ヶ月も働かないとなると貯金が底をついてくる。8月から働きながら看ようと思う。

病院とは耐える場所

引用「看取り先生の遺言」

疼痛(とうつう)レベルは変わらないのに、
      自宅に戻ると痛みが軽減すると言われる。

引用「看取り先生の遺言」

宮城県で終末期にがん患者を中心に、在宅緩和ケアの活動をしている岡部医院の岡部健(たけし)医師の言葉である。




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