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大國魂神社の枝垂れ桜〜へそまがり日本美術〜珈琲"ディベータブル"焙煎舎(〜『アフリカ』次号の予告編?)

今日はちょっと府中へ遊びに行ってきた。府中本町駅に降りて、大國魂神社にゆくと、あの枝垂れ桜が出迎えてくれた。

2010年3月末、住んでいた大阪から荷物を府中に送って、ぼく自身は深夜バスで東京へ向かい、早朝に新宿から京王線に乗って府中に着いた。少し時間があったので、大國魂神社に寄り道(いや、ご挨拶)をしたのだった。その朝、この枝垂れ桜がひっそりと佇んでいて、ぼくを出迎えてくれた。

その頃は、境内の門が改装中で、その付近はいかにも"工事中"という感じのフェンスに囲まれていた。

だから枝垂れ桜は、フェンスの向こうで、本当にひっそりとその場に佇んでいた。

たまに、その朝のことを思い出す。

あの時、気まぐれにでも府中に住もうと思わなければ、ぼくの人生は全く違うものになっただろう。

今日はその後、久しぶりに図書館〜美術館の方面まで散歩をして、企画展の「へそまがり日本美術」と府中市美術館のコレクション展を観て、それからずーっと歩いて美好町までゆき、珈琲焙煎舎で写真展を観て珈琲をいただき、アレコレ話をしてきた。

珈琲焙煎舎の2階で行われている現代写真の"ディベータブル"展は、DMだけではどんな展示をするのかサッパリわからない。"ディベート"とは、異なる意見や立場にわかれて、議論することですよね? そこから想像されるような写真展は… と思って行きましたけど、府中市美術館で観てきたウンチク満載の展示とは対照的で"ことば"による説明は何ひとつない。

「へそまがり日本美術」は、ウンチクなしには成立しない。絵が並んでいるだけではきっと伝わらない展示でしたけど、珈琲焙煎舎で行われている写真展はそのウンチクが何もないので、こちらが何かを語り出す必要があるんですね。語らなくてもいいような気もしますけど。

現代アートに造詣が深い…とはあまり思えない珈琲焙煎舎の店主さまも何やらいろいろと話してくれます。この話がちょっと面白い。

積極的にはされないと思いますから、「道草サンが書いてましたけど…」と、ぜひ話を呼んで(?)あげてください。ぼくはけっこういいと思うんですけどねぇ(店主さまの説明)。

写真展に合わせてブレンドをつくって売ったりもしてます。いろいろウンチクを並べた後で気づいたのか、「ザックリ言うと… 飲み比べセットです」なんて書いてあるのはご愛嬌。

A「こんなのただの"飲み比べセット"じゃん。見りゃわかるだろ?」
B「いや、ただの"飲み比べセット"じゃない! それはなぜか? かくかくしかじか…」

と、なれば"ディベート"っぽいんでしょうけど、

A「あ〜、ようするに"飲み比べセット"かぁ?」
B「わっはっは。だよねぇ」

とか言ってるのだからディベート"になんかなりゃしねぇ。

珈琲焙煎舎では、相変わらず、ぼちぼちと『アフリカ』を読んでくださっている方々に恵まれていて、ありがたいことだなぁと思ってます。

最新号! から、早1年。こんなに空いたのは創刊以来初めてだったりして。

それには理由があるんでしょう(他人事?)。でも、終わってないです。次はもう始まってます。今年は『アフリカ』だけでも2冊はつくる! と珈琲焙煎舎の店主さまに今日、宣言しましたから。

(つづく)

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"、1日めくって、4月9日。今日は、間違えるありがたみ(?)の話。

道草の家2階の"ひなた工房"、4/20(土)に「横浜馬車道エキナカフリマ」に初出店します。詳しくは、新しくできた"ひなた工房"のウェブサイトをご覧ください。

※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝に更新しています。

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