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何でもない日がたくさんあった

今日の息子は遠足で、人生初の「やまのぼり」に行くんだ! と数日前から張り切っていたが、パパはちょっと心配? いや、"気になる"と言ったほうがいいな。でもそんな"気"など知ったことか? の息子は「たのしかったぁ!」と言って帰って来た。帰って来たら雨が降り始めたので、天気も身方してくれていたということ。ありがとう空!

さて、昨日は最後にこんなことを書いていましたが…

明日は、そこで、われわれが何を出すか? という話を(あらためて)書こうかな。というわけで、よろしくお願いします!

準備が整わないらしくて、明日に延期。それよりマルシェの名称が微妙に間違えていて(ずーっと間違えていて、これまで誰ひとり指摘してくれなかった、あるいは気づかなかったというわけ)「丘の上のマルシェ」が正解。「丘の上マルシェ」ではなくて、「丘の上のマルシェ」です!

丘の上マルシェ勝手に宣伝チラシ2021修正

※昨日はわからなかったことも、追記して、修正もしてあります。

それではどうしよう? 業務連絡みたいな話ばっかりなのもつまらないので、関係ないことを書こう。

関係ないことを書こう、というのも妙かな。関係ないことを! と言っている時点で関係してくるものがありそうだから…

というわけで、「やまのぼり」の話のつづきになるが、ぼくは登山という登山こそしないが、近くの山を歩くのは好きだ。日帰りで行けるようなところに、ふらっと出かけて登るのが。

登山というより、丘登りに近いかな。──なんて思うのは、まるまる20代を大阪で過ごして、関西の低い山に慣れてしまったからかもしれない。それくらい、金剛や生駒や六甲の山々は身近にあった。

さいごに会社勤めをした頃、休みが来ると、毎週のように六甲や、その周辺の山に行っていた。ちょうど10年前のことだ。

歩いていると、いろんなことを忘れることができた。

ぼくにとって、それは救いの時間になった。

「化石談義」という小説は、そんな頃に生まれた(『アフリカ』の"2009年4月増刊号"に載っている)。

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が、「化石談義」に載っている山歩きは、山歩きをしようと思って出かけたのではなくて、誘われて(よくわからずに)フワッと出かけたハイキングのひとコマだった(いちおうフィクションに仕立ててある)。

ほとんどは1人か、2〜3人で歩くことが多かったのだが、その日はもっと多くて、ことばのやりとりが多かった。その珍しさがぼくに"小説"を書かせたのかもしれないといまとなっては思う。

とはいえ、今年の夏、その「化石談義」を読み返してみて、その日(「化石談義」のモデルになった日)のことは、とても象徴的な出来事だった、とあらためて思った。

それはイベント的な日であった。ほんとうはもっと何でもない日がたくさんあったのだ。

(つづく)

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「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、10月21日。今日は、「魔女がいたら」な話。

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※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝(日本時間の)に更新しています。

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